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2021年7月16日 (金)

敢えて原始に戻る

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


人材難。

  この業界でそう言われて久しい。

先日も企業のトップの方との話の中で出てきたことは、コミュニケーションの難しさ。

  特に若年層の意識の違いが顕著であるという。

仕事の仕方であり仕事への向き合い方であり、社会人としての意識であり。

  いつの時代でも同じ事は言われてきた。

我々の世代でも、入社当時は「最近の若者は(バカもの?)!」という嘆きの声はあった。
よって、ちょっと経験を積んだからといって、最近の若者は!という事を言うつもりはない。

  しかし仕事の部分しか関わり合えない時代になってしまったのは残念である。

人間、特に社会人になれば仕事での悩みや苦悩は生まれるもの。
その悩みや苦悩を、同じ職場で解決できたのが以前の時代であるとすれば、現代はそれを解決すべく同じ職場の在り方が、以前の手法が使えないと言う社会的な傾向があるようだ。

  ◯◯ハラ。

なんでもかんでもこのワードで悪意を持った感度で受け止められてしまうと言う傾向。
と言う事で、本日の本題はそこではなく(笑)、新入社員時の育成に関するテーマ。

  そこでも徐々に本題からズレてきてるとは感じている。

本題とは、商売の本題のことである。
徐々に仕事の効率化が図られ、陳列もそうだし計画や検証としての利益コントロールも機械化、計算化され、本来の利益構造が見えなくなってしまってきているように思えるのである。

  利益コントロール。

値入れ計算であり、値入れコントロールであり、荒利ミックスでありという計算式の部分。
この領域も、どんどんシステム化が図られ、生鮮部門ですら本部指示による売価管理が当たり前の時代である。

  一品一品の値入れが理解出来ていない。

生鮮は原価管理。

  よって一品一品の値入れ管理から積み上げられていく。

それが生鮮の利益管理であり、その積み上げという経験が体に染み付くから、いずれ体が丸魚トータルでの利益コントロールを覚えるのである。
そんな生鮮部門では当たり前の値入れ計算や、荒利コントロールを、現代にどう伝えていくか。

  そこに重点を置かねばならない。

という事は、敢えて原始的な利益計算、値入れ計算、値入れ計画をExcelの自動計算式から算出させるのではなく、あくまでも手作業で一品一品の計算の積み上げという手法をしっかりと根底で学ばせるか。

  このような原始的な根源の理解が重要なのではないか。

そしてそれがあるからこそ、自動計算のありがたみも理解出来、そして原価管理部門の担当者としての知恵も身について行くのではないだろうか。


PS
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 https://www.tetu-juku.com/

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部下育成」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
商品価値を見極める目。
自然とその目利きが養われていくと、魚以外の商品価値も自ら判断できるようになるもの。それがいずれ競合との安さ感を競う段階で大いに役立ちますから、新入社員時の経験はそれ以降の自分の目利きを支えてくれましたね。

投稿: てっちゃん | 2021年7月16日 (金) 18時39分

商品、特に生鮮品は価格でなく価値で売る。
そこに商売の面白さが潜んでいると思います。人生で多くを占める就労時間。
厳しさの中にも働き甲斐や楽しさを見出して欲しいですね。効率化と言えど現場を無機質な工場にしてしまうと従業員もお客様も楽しくありませんから。

投稿: dadama | 2021年7月16日 (金) 14時53分

てつろうさん、コメントありがとうございます。
サポート社員。
そしてそれが長年企業を支えてきたベテラン社員がその任を担うことができれば、長年の経験が企業内に受け継がれ、強い生鮮が維持されるのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2021年7月16日 (金) 09時32分

k,kさん、コメントありがとうございます。
一番初めに配属されたお店で一番初めに言われた言葉。
「てっちゃん、魚は価値で売れ」
全てはそこからが私の商売のスタートだったような気がします。
価値 ≠ 原価。
だから原価は一旦忘れて、商品の価値を自分なりに見極めろ、と。
だから50円が398円にもなるし原価で売りらなければならない時もある。だから利は元にあるんだと。
初めは何を言われているのかピンとこなかったけれど、数をこなすことで少しずつ見えてくるもの。
しかしそれが理解できる頃には相当の腕前と言えますね。そしてそんな若者を増やしていきたいものです。

投稿: てっちゃん | 2021年7月16日 (金) 09時29分

どんな仕事にも基本があります。そこをしっかり理解してから、応用をしても構いませんが、なんだかわかった気分で数年仕事をしてきて他の社員から痛烈なダメ出しを出されて気持ちが凹み辞めていく。このような事があまり起きないように会社側社員側の間にサポート社員制度あるとその会社はよくなると考えているところです。

投稿: てつろう | 2021年7月16日 (金) 06時28分

やっとコメント出来る記事に巡り会えました(笑)原価があって売価がある。只今3年目の若手と組んで仕事してますが、これを教えるのに又違う苦労があります。生魚の売価設定です。原価が50円だから70円で値をつける。ただそれだけではいけませんよね?果たして70円の価値あるのか、何尾売らないとならないのか、デブロクある箱なのか、そして鮮度はそれに見合った魚なのか。これを教えています。前の店は大型店で一切そういう事は考えずにチーフの指示通りやってきたようです。鰯が相場下がった、品物はピカピカ、今日は人にちょっと余裕がある、原価がどうであれ売れる値段を付けて販売する。がっちり利益確保出来そうだから、季節外れの売価に見合わない天然ぶりをやすく販売する。電卓も要りません、感ピューターで一瞬で判断する。教えるのに時間は掛かりますが仕組みをわかると最高に楽しい仕事だと思わせるしかないですね(*^^*)

投稿: k,k | 2021年7月16日 (金) 04時29分

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