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2021年7月19日 (月)

明確なビジョン

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日のカンブリア宮殿。

  中川政七商店の13代目。

中川政七さんを紹介していた。

  中川政七商店とは奈良晒(ならざらし)の商いから始まった。

奈良晒とは、質の高さ、白の美しさから「麻の最上」と評された織物。
そんな工芸品を扱う商人であり、その初代1716年創業という歴史のある企業。

  その13代目が中川政七さんである。

2014年、カンブリア宮殿に出演した中川さんは「コンサル事業で、日本の工芸を再生させる」と豪語。
廃業の危機に瀕していた長崎の波佐見焼や福井の越前漆器など、日本各地の工芸メーカーを次々と復活させていく。

  しかしそれでも廃業に追い込まれる工芸メーカーは後を絶たない。

そんな中川政七商店は現在全国に60店舗以上あるようだ。
そして店舗内で買い物をする方達の様子もテレビ放映していた。

  登場する商品はどれも高額だが使い勝手の良いものばかり。

美味しい、使いやすい、心地よい、そのような商品ばかりである。

  コロナ禍にあり家中で過ごす機会が増大した昨今。

そんな家中での暮らしを豊かにという生活者の想いもあるのであろうか、普段の暮らしに心安らぐテーマの持って展開される商品群は自分のそばに置いておきたい商品に思えるのであろう。

  そしてなんと食料品も扱っているのである。

そんな品揃えを見て、女房も糠漬けをネットで注文していたほど、食欲を掻き立てる商材が揃っているのである。

  とても工芸店とは思えない暮らしの提案だ。

そんな中川政七商店を取り上げていた今回のカンブリア宮殿。

  一番驚いたのは社長交代。

300年以上の歴史を持つ老舗の工芸店。
13代も続く家系の長がその社長職を受け継ぐこれらの業界で、その後を全く無縁の社員に委ねるその発想が凄いと思った。

  彼の脳裏にある世界は誰にも想像がつかないであろう。

それだけ、家業を他者に委ねても自らは更に家業を飛び越えて自らの使命を果たそうという発想なのであろう。
そして、この中川政七商店の放映で感心したのは、その明確なビジョンの在り方。

  その明確なビジョンがあるからこそ若い人材が豊富に集まっているのだという。

そして社長交代の際に、彼に社長交代の労いの言葉を掛ける従業員があまり居なかったと嘆いて?いたのが印象的であった。
それに対して、彼は言った。

  「社長の存在以上にビジョンに吸引されて働く従業員であること。」

それがこの企業の吸引力であるのだろう。

  如何に「吸引力」が重要であるかが問われる時代。

そんな理想の姿を見せられた想いである。


PS
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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
どこまでも自分の夢を追い求めることが若さの秘訣でしょうし頭の活性化の秘訣ではないでしょうか。
当方も少しずつ今後の方向性が見えてきました。何度も突き詰めて突き詰めて考え続けることで当初見えなかった世界が少しずつ広がっていくものですね。

投稿: てっちゃん | 2021年7月19日 (月) 09時00分

「楽しくなきゃスーパーでない」
私もそこがゴールと信じて最小の時間で最大の効果をもたらし且つメンバーが自らの意思の判断で売場を変え結果を楽しむ仕組を作ってみたい。
当社は一部上場で組織も確立されている中、他社育ちの年寄ぺー(笑)仕組を変えれるか?
物凄い壁でしょうがスーパーで働く楽しみを伝授する為にアウトローラストスパートかけますよ。
やんちゃなトップを含め今の企業は好きですから(笑)。

投稿: dadama | 2021年7月19日 (月) 08時17分

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