« 明確なビジョン | トップページ | 大阪のおばちゃん »

2021年7月20日 (火)

パリコレに関わる仕事

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日に引き続き、テレビ報道から。

  先日のガイアの夜明け。

リサイクルをテーマにした報道であった。
リサイクルと言っても、いろいろな意味があるという。

  「リサイクル」
  「リユース」
  「リデュース」

リサイクルは、そこから別の商品に作り替えて登場させること。
リユースは、再び加工せずにそのまま中古として使うこと。
リデュースは、エコ的な素材にしたりエコ的な使い方をいう。

そして今、「アップサイクル」なる言葉も登場してきたという。

  「アップサイクル」。

アップサイクルとは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。
従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。

  よって、より価値あるリサイクルにすること。

従来の用途や目的以上に、リサイクルによって、より価値のある用途に昇華させることであるという。

  “そんなことできるの?”

私も一瞬、そう思った(笑)。

  一度使用して価値の無くなったものをより高い価値で蘇らせること。

そんなことあり得ないでしょ、と思ってしまう。
しかし、今回のガイアの夜明けを見て、業界のコラボによるアップサイクルの意味が理解出来たのである。

  アパレルの下請け工場を営むヤマサワプレス(東京・足立区)の取り組み。

それは、工場の一角にうず高く積まれたジーンズ。

  すべて「リーバイス501」で、数量は20トン・4万本にものぼるという。

米国西海岸で廃棄寸前だったものを買い取った。
そしていま、その1本1本を再生するプロジェクトが始まっている。

  そこまでは「ヤマサワプレス」独自の取り組みであった。

しかしそこから、1本たりとも無駄にはしないという意気込みで再生を目指し、洋服をはじめ家具や雑貨の生地として再生を試みる。

  そして、この取り組みが一気に加速していく。

三越伊勢丹をはじめ大手百貨店が賛同したことで、有名デザイナーと手を組むことになったのだ。

  なんと、狙うは「パリコレ」への出展と世界進出。

異業種とのコラボで、自分達では想像もつかない大きな取り組みとなって世界へ飛び出していく。

  そのとんでもない意外性がコラボレーションの為せる技であろうか。

そして、ヤマサワプレスで働く町工場のパートさん達も、自分の仕事がパリコレの素材を作っているというプライドと喜びにつながっていくのである。

  業界を超えたコラボレーション。

このタッグがこれからの日本を変えていくのではないだろうか。


PS
株式会社てっちゃん塾のホームページはこちらです
 https://www.tetu-juku.com/

|

« 明確なビジョン | トップページ | 大阪のおばちゃん »

心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
→「ウリ」が伝わらないスーパーは厳しさを増す。
その通りですね。以前は「開いててよかった」時代から、如何に「ウリ」が明確に伝わっているのかが非常に重要になっていくのだろうと思います。
しかし「ウリ」を明確にしようとすればするほど組織内では浮いた存在になってしまうという矛盾。明確な「ウリ」を表現すようとすればお客様からは支持が高まるが、組織内ではアウトローとして弾き出されていく。しかしそれをも押して自らの地位を確立できるかどうかが、組織としても個人としても問われる時代なのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2021年7月20日 (火) 09時46分

スーパーのPBも色々あれどメーカーを呼びつけ「PB作ってやるから幾らになる」とスペック丸投げするバイヤーもいれば何度も足を運び製販一体となって商品を作り込むバイヤーもいる。
もちろん価格志向と価値志向の商品があるので一概に言えませんが価値志向の強いPB商品が支持されるスーパーはこれから強みを発揮出来るだろうなと。特に生鮮は産地や生産者組合との協業による高付加価値商品のニーズは高まるし、それらの流れを通してもお客様がスーパーを使い分ける時代になったと思います。「ウリ」が伝わらないスーパーは厳しさを増すでしょうね。

投稿: dadama | 2021年7月20日 (火) 08時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 明確なビジョン | トップページ | 大阪のおばちゃん »