強みが伝わらない
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
強み。
強みを発揮できる環境。
それが整備されていて初めて、自らの強みが発揮できるのである。
てっちゃん塾では、5つの資源の強みを発揮できる環境の整備をファイブマネジメントと呼び、店舗力、競争力のアップに結びつける研修プログラムを提供している。
強みを発揮できる環境が整備されたら強みは発揮できるのか?。
そんな疑問もあろう。
そもそも自社の強み自店の強み自分の強もを把握しているのか。
そこから始まらないと、強みを発揮できる環境にはたどり着かないといことである。
自社は他社と比較して何が強い。
自店は他店と比較して何が強い。
自分は他人と比較して何が強い。
それが正しく理解されているのか。
おそらく色々な業務に忙殺されて自らの強みを喪失しているのではないか。
もう一度、自社の強み、自店の強み、商品の強みを掘り起こして、それを自分達で認識しながら、その強みを遺憾無く発揮できる環境を見出すこと。
そこからスタートしていく必要があろう。
特に、地方のスーパーは自らが持つ強みを強みと思っていない部分がある。
企業規模の違い。
店舗規模の違い。
店員人数の違い。
教育環境の違い。
それらが交錯して、自分達は全てにおいて負けている、強みなど見出せない、という思考になっているのかもしれない。
しかし地方には地方の強みが必ずあるものだ。
そして中小だからという規模の違いと自社の強みの有無もまた別問題である。
大切なのは自らの強みを認知すること。
そしてそこからが一番重要なのだが、
強みを遺憾なく発揮することである。
この、自らの強みを思いっきり発揮するか否か。
これが強みの発揮において重要なポイントである。
何故か?。
現代は強みの競争になっているから。
そして情報発信が豊富な時代であるから、尚更自らの強みを発揮している“つもり”でも、それが他者の強みや情報に埋もれてしまって、なかなかお客様に届かないというのが実態なのである。
「強みを理解し発揮しているのだが」
そんな想いを持つ店舗担当者は多いが、実際に売場を見ると全くお客様に伝わっていないというのが実態である。
それだけ現場と顧客との意識のギャップが大きいのである。
自分達は伝えているつもり、やっているつもりであっても、いざ顧客視点で見るとこれだけ情報がありふれた時代であるから、自分達の提案などほとんど伝わっていないのである。
それほど見える化も加速度的に進化しているのである。
よって、現場が如何に現実のスピードの前を行くほどの見える化、伝え方を学んでいく必要はあろう。
現場は顧客に対しての見える化競争の時代なのである。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
競合がオープンしたり改装したりした場合に、競合店との業績的な関係がよ〜く見えますね。
大切なのは事前の対応であり、適切に対応するかしないかで雲泥の差が生まれるもの。
dadamaさんの場合は点数と客単価、そして買上率に拘っていますが、その数値を如何に達成するかという具体策を自ら考え自ら提案、行動するから自然に自分の引き出しになっていくのでしょう。
これはzoomで要報告ですな😎。
投稿: てっちゃん | 2021年7月27日 (火) 19時05分
競合対策は先ず自店の強み・弱みを知り、強みを最大限に伸ばし相対的に弱みを打ち消す事。偶々先日競合が改装オープンしたのですが、競合が改装するのは事前から分かっている事。それまでに強みを最大限に活かす。
競合オープン前に前年108%にまで売上を伸ばした結果、客数は94%になったものの客単価は107%を維持して前年をクリアする事が出来ました。競合も開店2日間で前年より1500万円上乗せしてる筈なので、多分対策を打たなかった競合他社が大変な事になってると思います(笑)。
基本の徹底も含め自店の強みを最大限に活かす事は結局競合対策に結び付く。
敵は内に潜んでいると言えるのでしょう。
投稿: dadama | 2021年7月27日 (火) 18時08分