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2021年6月15日 (火)

NHKプロフェッショナルから

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


NHKプロフェッショナル。

  よく見る情報番組である。

今回は二週連続で非常に興味のある番組のテーマであった。

  ひとつは「カリスマ販売員 橋本和恵」
  ふたつは「老兵は去るや去らざるや 小倉智昭」

前者は、売れないものは無いというほどのカリスマ販売員である。
後者は、ご存じフジテレビ「めざましテレビ」の元司会者。

  このひたりには共通点があった。

それは、それぞれに現在はプロフェッショナルな存在であるが、ここにたどり着くまでに自分の苦手意識を克服しての現在であるということだ。

  橋本和恵さんは対人関係が苦手だった。
  小倉智昭さんは吃音があった。

いずれも現在の存在からは想像もつかないが、この番組をみていると、そのような過去が報道されていたのである。

  自分の過去を振り返った時に想うこと。

それは、最初からデキる人間などいないということだ。

  販売力。
  競争力。
  人間力。

人間の個人的な能力を細部に分けて分割してみると、上記のような能力が我々小売業の人間が有すべき能力であろうか。

  特に販売力はこの業界では絶対的な価値である。

そして、この業界で現場で働く人間の間では、「販売力がある」という評価は非常に有効な誉め言葉ではないだろうか。

  しかし、初めから「販売力」がある人間なのいない。

初めは、だれもが試行錯誤しながら、販売に携わり、商売に携わるものである。

  そしていろいろな場面で打ちのめされて叩きのめされて(笑)。

そうやって、特に若年時代に非常に苦い思い出を秘めて、少しずつ売る力、販売する力を身に付けてくるものである。

  私だって当初は売る力などなかった。

無かったというよりも、そんな力などそれほど重要ではないとと思っていたのかもしれない。
そしてそんな中で「何か」のきっかけがあるものである。

  “こうやって秋刀魚を売ったら全店一売れた”
  “発注ミスしたので上司と組んで売ってみた”
  “店長に言われて丑の日に鰻を全店一売った”

自分に意思というよりは、トラブルや上司との打ち合わせ、本部バイヤーの意図なども絡んで、仕方なく、または強引に、更には自分のミスから招いた単品量販という機会。

  そしてそんな時ほど知恵が働くものである。

従来には無い販売手法や展開スペース。
それは、それ相応の数量が目の前に在庫として存在するという事実からもたらされた知恵である。

  特に鮮魚部門は指をくわえて見ている暇は無い。

刻一刻と商品の鮮度が劣化していくのである。

  鮮魚部門は時間と共に商品価値は加速度的に低下していくもの。

鮮度が良いうちに売り切ることが、利益獲得の条件ともいえる。

  “なんとしても売り切ってみせる”

そんな覚悟を持たないと、到底予定の時間までに売り切ることなど皆無であろう。

  売るという覚悟。

そこが全ての出発点となる。
おそらく、橋本和恵さんも小倉智昭さんも、そんな覚悟を逆境に陥った時に持つ事からスタートしたのであろう。

  まさにピンチはチャンスである。

そんなピンチが無かったら、今頃はこのようなプロフェッショナルな立場にはなっていなかったのかもしれない。

  それだけピンチからのスタートは強烈なのである。

ピンチという環境とそこに放り込まれた逆境という環境。
そして、そこから這い上がろうとする覚悟と知恵と行動。

  ピンチとい試練が自分にもたらす環境。

それは決して安易な環境ではない。
しかし、そんな気持ちの引き締まりと、考えながらも即行動するという積極的な行動がピンチという環境を180度変えてしまうのであろう。

  その180度の環境の変化がチャンスというカードに転換する。

そういう意味では、この業界は今はチャンスなのか、はたまたピンチなのか。

  何もしなくても業績はまずまず。

このあとどんなどんでん返しが待っているのだろうか。





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商売」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
全くそうは感じないですがね。
ということは相当努力されてそのハンデ?を克服したのでしょう。というよりも別の強みを発揮しているから、逆にその強みに隠されて自分でそう思っているハンデが露出しないのかもしれませんね。そう考えると、だれもが持っているハンデはあるもの。
訛り、姿勢、歌唱力、習字、等々。
よく私はコトPOPが汚いと言われますが、そのことでだれよりもいち早くワープロという文明の力を使用しだしたし、だれよりも近づいてくれる筆POPを考案したし(笑)。
失礼しました。

投稿: てっちゃん | 2021年6月16日 (水) 17時23分

私も吃音と戦っています。ピンチ? いや違います、健常者扱いをしてもらうためにです。これは幼少からなのでハンデでしょうか。 でも意外と超有名人、著名人も悩んでいたようなので私は気にしなくなりました。例えば、白洲次郎氏、田中角栄氏、タイガーウッド氏、ブルースウィルス氏、女性でも木の実ナナ氏、ニコールキッドマン氏など、探せばまだまだおります。これを回避するために色んな手段をとりながらスムーズに話せるように頭の中で段取りするんですよ(笑) 職場選びもそう、中々面接で上手くいかないからその他で何か特別なものを身に付けねばなりません、販売力もそうです。自分の不得手を仕事にするには人並み以上の時間を使って練習しなければ健常者扱いしてもらえませんからね。相手の自分をみる小馬鹿にした顏をあえて武器にするのか、技を使ってはぐらかすのか、自分洗脳でそれ以上のモノをだすか。それには観察、実施練習するしかないですね。優秀でなんでもできる人はうらやましいです( ^)o(^ )

投稿: k,k | 2021年6月16日 (水) 17時16分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
想えば、失敗とはなんぞや?。
それが我々世代の歴史を重ねた人間達の回答でしょうか。
この世に失敗など何もない。
あるのは実践という回数とその何倍もの成功や喜びという瞬間。
とは言え、まだまだ失敗の数が足りないような(笑)。

投稿: てっちゃん | 2021年6月16日 (水) 17時11分

企業によって個のスキルをどこまで尊重するかは異なると思いますが、個のスキルが評価される企業であるなら自ら志願してこの業界に入った「はず」ですから失敗が許される立場の時に思い切りチャレンジせねば勿体ない。思いある失敗は必ず反省が生まれ次に繋がりますから。失敗しても自腹は痛まない(笑)環境に恵まれたのですから、次は必ず倍返しする気合を持って月間や年間で成果を生み会社に貢献して欲しいですね。

投稿: dadama | 2021年6月16日 (水) 11時54分

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