初仕事
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
初仕事。
それは商人舎の月刊誌への原稿。
結城義晴先生からの依頼を受け、つくばにロピア出店における状況と競合店の動向の分析を行った。
その原稿が月刊商人舎に載せていただくことになった。
よって先日、開店からほぼ二週間を経てのつくば訪問であった。
この地はヨークベニマルが初出店した2015年から興味のあるエリアである。
ヨークベニマルがドミナンスを組んでいない北関東エリアの地域に出店する時であったから、その力の入れようは相当なものであった。
そしてその地に根差すカスミや西友等がしのぎを削っていた地域。
そこにヨークベニマルが初めて乗り込むわけであるから相当な力を注ぎ込んでの出店であり営業であった。
そして今回は、その逆の立場としてロピアを迎え撃つことになる。
果たして、どのような迎撃態勢を組んで、競合店の初出店を迎えるのであろうか。
そこが非常に興味をそそられる場面ではある。
そして私の初仕事も、その状況を店舗毎に比較して、各社がどのような意図を持って営業し、競合店出店に際してどう出店し、どう対応して顧客争奪戦を繰り広げていこうとしているのかを分析してみたのである。
ロピアといえば関西への初出店で話題の企業。
そして立て続けてに関西に5店舗を出店した。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとでも言おうか。
食品スーパーとして絶対的な強みを発揮するヨークベニマルに対して、飛ぶ鳥を落とす勢いのロピアが出店する。
それもわずか300メートルの至近距離に。
これはもう、見ずにはいられない衝動に駆られてしまうのである。
そして、初仕事がその状況分析の原稿であるのも何かの縁なのであろうか。
特に私は二回目の視察に興味があった。
新店が開店する。
それはそのお店だけの問題ではない。
企業として社運を賭けての出店であるのは大企業小企業変わりのない出来事である。
よって、全社挙げてのイベントとなるのは間違いのない事である。
よって、開店からの二週間は本部人員総出での応援による開店となる。
それは、そのお店の実力ではなく企業としての実力を存分に味わえる意味では見応えのある売場を提供はしてくれるが、本部応援が撤去し始める二週間後からが本当の意味での店舗の実力が露見されるタイミングとなる。
そこからの競合各社との売場比較が本当の意味での分析となるのである。
その為にも、二度目の視察の方が重要だと思っていた。
そしてやはり、そのことがよく見えた二度目の視察でもあった。
そして今回の視察では生鮮を中心に書かせてもらった。
得意とするところ(笑)?。
それもそうだが、一番の違いを見せるのも生鮮であるからだ。
そして、その商売の違い、商品化の違い、基本に取り組む違い等が大きく異なるのも生鮮部門の特性の違いであろう。
よって、そこを十分に分析するということは、現場の担当者や店長という視点で捉えたときに、大きな救いとなると思っている。
立地とかレイアウトとかはお店では今更替えようがない。
現場の人間は、今現在所有する資源である自社の商品とか人材とかの強みを活かすことで如何に自社、自店の強みとして店舗としてぶつかりあえるかを考えなくてはいけない存在であるからだ。
その視点で分析した結果を原稿とした。
よって、現場の方に是非目を通していただきたい内容としたのである。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
初仕事が「つくば」という局面は私にとっても必然でしょうか。
是非共有していただきたい内容となります。
投稿: てっちゃん | 2021年6月 8日 (火) 13時04分
初仕事のレポートが「聖地」で有るのは偶然?必然?
運は必然と言いますが、色々なご縁から導き出される運の力を感じますね。
月刊誌は定期購読しておりますので、てっちゃん初レポート楽しみに致しております。
投稿: dadama | 2021年6月 8日 (火) 12時51分