毎日の雷雨
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日は、いつから梅雨入りを記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-d1314a.html
しかしそれから数日後に、関東方面は梅雨入り。
それと同時に、毎日の雷雨が続く。
どうしてもこうも最近の気候は極端なのだろうか(笑)。
今週に入ってからというもの、毎日午後になると決まって、雷と豪雨。
それも集中豪雨があったと思ったら止む。
この繰り返しである。
“これではお客様が来店しにくいだろうなぁ~”
このような天候になると、屋内に駐車場を持つ店舗は非常に強くなる。
とはいっても、毎年のことであるから昨年との比較にはならないが。
しかし今はどんな話題なのだろうか。
店舗に身を投じていないから、そのような情報が一切入ってこないという寂しさ。
そして目の前のお客様からの情報も無い。
直接多くのお客様と会話をしていたわけではないが、多くのお客様の買物行動を見てきたつもりではある。
目の前のお客様の買物行動が見えないのは辛い(笑)。
そこからの情報はダイレクトである。
“今日は意外にあの前で立ち止まるなぁ~”
“今日はあの商品の動きが今いちだなぁ~”
“今日は全体に午前中の来店が多いなぁ~”
来店時間や買い物点数、そして動きのなる商品動向等、毎日お客様の買物行動を見ていると、その変化に敏感になるものである。
そしてその動向から推測が生まれる。
その推測はいずれ仮説となって、次回への検証へと続くものである。
そのいわゆるPDCAを回す機会がめっきり減ってしまった。
そう考えると、私自身の仮説検証、そしてPDCAを回す起点となっていたのは、お客様の買物行動を見続けてきた結果なのだと思う。
その動きを店舗運営側から見れなくなったという事実。
これは寂しいものである。
が同時に、客観的に他店との比較は容易になった。
要は冷静に客観的に一つの売場を他店との比較において見えるような立場になったのであろう。
それは自慢しているのではない。
むしろ物足りなさを感じるのである。
自店や自分を中心に見る視点を失ったから。
そこに仮説があり検証があった。
そこでPDCAを主体的に回せた。
主体性を持つ事の重要性を改めて知ったのである。
そして、その主体性を相変わらず持てる人たちが羨ましいとさえ思うのである。
やはり現場は主体性を失ったら終わりだ。
そう思う日々である。
PS
弊社ホームページが公開されております。
株式会社てっちゃん塾(https://tetu-juku.com/)
| 固定リンク
« ホームページの公開 | トップページ | 名刺作成 »
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私も一度転職をして、従来から抱いていた商売の原理原則が企業毎に異なることを嫌というほど味わいました(笑)。
その企業毎に存在する原理原則、理念を理解した上での支援へと進めていかないと、結局は現場が元気になれないことになりますからね。
そこは心してアタックしていくつもりです。
投稿: てっちゃん | 2021年6月18日 (金) 08時39分
コンサルが辛いのは自分が勝手に弄れる売場を持たない事。現場の当事者にてっちゃんの思いや手法を理解と信頼を持って実践して貰わねばならないし更にはトップとの信頼関係も深めていかねばならない。業績がすぐに向上すれば言う事は無いのですが、業績が上がるまでは一定のタイムラグが有るのが普通であり、それまでの責任を誰が負うのか。私は幸い会のメンバーが居た企業である程度の信頼関係を構築した上での移籍でしたので店舗メンバーも信用して新たな取組を実践し効果も出始めましたが、今までの手法を変えて新たな手法を理解、実践させるのはかなりの信念と忍耐が必要と感じております。
てっちゃん流の手法が如何に理にかなっていても、企業はそれなりの手法で今まで生き残ってきたのも事実であり、トップやメンバーが今後の消費者動向にどれだけの危機感を持ってるかでしょうか。
私は数年後には相当数のスーパーが廃業や吸収を余儀なくされると感じています。
コロナ禍が一気に時間を加速したと言っても良いですね。特に所得格差。こちらにもコストコが出店しますが、コストコ業態がなぜ人気であるのかとアメリカと日本のコストコに対する消費者価値の差、いずれアメリカ的な消費者に認知される存在になれば旧来の伝統的なスーパーは軒並み潰れると感じます。
コストコに限らずロピアの台頭しかり。
消費者は何を望んでいるのか真剣に現場と本部が協調してお客様の期待に応える売場構築や店舗イメージが大切になってきますね。
投稿: dadama | 2021年6月18日 (金) 07時32分