7月へ向けて
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日から7月。
もう一年の半分が過ぎたんですね。
我々業界では年度初めが2月や3月が多いので、第2四半期というイメージが強いが令和3年という年の半分を過ぎて後半戦に入ったのは事実。
例年の7月は梅雨の真っただ中から後半にようやく梅雨が明けて、そして同時に土用丑の日という展開。
そして本格的な夏の到来。
今年はそこにオリンピックという大イベントが入ってくる。
無観客か否かは別にしても、大方の日本人はテレビ観戦であろうから、人気種目の特に決勝開催日はテレビにくぎ付けとなるであろう。
よってまだまだ食品スーパーにとっては追い風か。
しかし昨年比という視点でみるとどうだろうか。
昨年の7月は再びコロナ感染者が急増した月でもある。
よって、月初めから普段の平日の売上も再び上昇し始めた。
特に各企業毎の強い曜日での集客力は再び高まったのではないだろうか。
そして相変わらずの青果と精肉の強さ。
しかし逆に今年は上記2部門にリスクが発生する。
それを鮮魚や惣菜でどうカバーできるかが大きな課題であろうか。
今年の土用丑の日は7月28日(水)。
しかし昨年の土用丑の日は大幅に伸長した年である。
各企業とも150%前後の伸びであったのではないだろうか。
ここも大いにリスクはあるが、今年の梅雨明けがどうなるかであろう。
昨年は結局は8月にずれ込んだ梅雨明け宣言。
28日と比較的遅い土用丑の日であるから、おそらく梅雨明け後の丑の日となるであろうし、オリンピック観戦を自宅で鰻を食しながらという流れになれば、それ相応の動きをするであろう。
そして水曜日はチャンスである。
平日の丑の日は食品スーパーにとってはありがたい。
テレワーク生活にとってもありがたい(笑)。
さて、7月といえば国産さくらんぼがピークとなるが今年はどうなのであろうか。
年々早まる傾向にはあるさくらんぼ。
そういった情報となると当方も現場感覚が多少不足気味ではある。
日照不足での色づきの悪さが指摘はされているが。
逆にアメリカンチェリーは今年は大いに味が乗っているのではないだろうか。
特に7月まで出回るビンぐ種は最高である。
価格的にも安価になってくるのでぜひ単品量販すべきタイミングではないだろうか。
しかし7月という月は、売場的には大きな変動はない。
5月から続く「夏」の売場が徐々に勢いを増してくる月。
売場的にも夏のイメージが一番強烈に発揮されるのが7月であろう。
そしてバーベキュー用途としても、今年も需要は高いであろう。
今が一番日の長い時期でもある。
そしてオリンピックというお祭りムード。
いろいろな意味で思い出深い7月になりそうである。
PS
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
明日が楽しみですね。
その結果は聞きたいなぁ~。
それにしてもさくらんぼ398円は神出鬼没さんらしいですが、今が一年で一番の売りのタイミングですからこの機を逃さずチャレンジしましょう。
投稿: てっちゃん | 2021年7月 3日 (土) 06時50分
今朝、市場内で他店舗のチーフ連中と
日曜日何を仕掛けるかの雑談。
葡萄、桃が大半を占める中、
1000円売でマンゴーを仕掛ける若手と
398円で佐藤錦で勝負を仕掛ける私。
さてさてどんな結果になることやら‥
投稿: 神出鬼没 | 2021年7月 2日 (金) 21時59分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
現場はどこまでも貪欲に、どんな小さなチャンスも見逃さないというスタンスが店舗をそして個人を進化させていくのだと思います。
それは販売面だけではなく裏側のマネジメントも同様でしょうし、教育面も同様でしょうか。
昨日のリモートからそれを学びましたね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2021年7月 2日 (金) 07時41分
昨年の状況分析と今年のトレンドを比較し、プラス要因とマイナス要因を抽出。その差額管理を行いトータルでプラスにするにはどの商品やカテゴリーで仕掛けるのか?土用丑も今年は二の丑がないので当日に130%売らねばトータルの売上はクリア出来ない。ではどうしたら130%売れるのか?このような積み重ねが店を強くしていくのでしょうね。
私は部門客数と購買率から店舗強化にチャレンジして行きたいですね。
売れる商品が溢れるお店を目指して(笑)
投稿: dadama | 2021年7月 2日 (金) 02時43分