販売強化系研修メニュー
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。
今週はコンサルへ向けての業務案内がメインとなっている。
今日は「販売強化系研修メニュー」。
販売力があるかないか。
これは小売業の担当者にとっては能力を問われる力であろう。
「あの人間は売る力が無い」
「あの店長は管理型だから」
「あの主任は販売欲がない」
いずれも商売人としては失格の評価。
小売業界において販売力がないというのは、その時点でこの業界における存在価値を示しているのである。
売ってナンボのこの業界。
そこで、販売力を磨いて売る力を得てこそ、次のステップへ進めるのである。
それがマネジメント層へのステップアップ。
しかし、それ以前の段階で上記の評価を得てしまってはその後は無いであろう。
よって販売力とは商売における基本中の基本となる。
そういう意味では、「販売強化系研修メニュー」はこの業界における基本的な能力を養う研修メニューと言えよう。
特にチーフ以上の職位での販売力は絶対的と言える。
ここで販売力における評価が高いか低いかで、そのチーフのその後の人生が変わると言えるであろう。
販売力の無いチーフというレッテル。
これをどこで払拭するかに掛かっているのではないだろうか。
とは言っても誰もが初めから販売力を身につけているわけではない。
いや、逆に誰もが初めは売る力など持ち合わせていないものである。
誰だってそうだし私だってそうだった。
ではどこでみにつけたのか?。
それは担当やチーフ時代の挑戦した数である。
それを支えたのは、自らのチャレンジ精神であり、上司の背中であり、店長の率先であった。
てっちゃん会にも大勢の店長仲間がいる。
そして先日Facebookに上がっていた店長の姿は、午前中に鮮魚部門に入りそのままの長靴姿で午後から青果部門で陳列の手伝い。
良し悪しは別にしてその率先垂範の姿勢である。
だからこそ、その店長の下で人は育ち、その店長の下で販売力が身につくのである。
よって、生鮮出身の店長は尚更その経験を前面に出すべきであろうと考える。
それは絶対的な強みであるのだから。
しかし、生鮮出身でない店長もいよう。
そんな店長は積極的に生鮮に関わることだ。
自分の得意なグロサリーではなく、逆に積極的に生鮮と関わり、づけづけとバックヤードに革靴で入り込み、冷蔵庫をチェックして在庫を指摘する。
生鮮の人間は意外にそんな姿に心が動くもの。
そんなスタンスから、販売強化研修のメニューを開発していこうと考えている。
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コメント
vの店長さん、コメントありがとうございます。
あら見つかってしまいましたか(笑)。
私もあの写真を見て「アルバイトの兄ちゃんか?」と思ったほどです。
そしていつもvの店長さんがアップする鮮魚売場の写真は、活締め真鯛の〆めた首のあたりの写真とか関係者でなければ分からない写真ばかりで非常にコアな画像がレアですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2021年5月31日 (月) 22時56分
あ、長靴履いてる店長は私ですね。笑
カッコつけずに泥臭く数字を最大化していく事を意識しているので、長靴だろうが革靴だろうが私にはあまり関係ない事だと考えてますが、激写されたのをみると店長には見えない現実が、、。笑
商圏内でもグロサリーでは勝ち目がなかなか見当たらないので、長靴が生鮮特化のシンボルにでもなればと思います。
投稿: vの店長 | 2021年5月31日 (月) 19時44分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
現場とは人間の見えない意志の繋がりが全て。
そしてその土台の上にマネジメントという基盤が積み上げられるのだろうと思います。
そしてその意志を見える化したのが「売る楽しさ」と「売れる喜び」。
そして、そこまで土台が出来上がれば、あとは誰がマネジメントしても基盤は積み上げられるもの。
そこに店内の役職としての役割を明確にしていくからこそ、店舗内の組織が盤石になるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2021年5月29日 (土) 13時03分
あの方の姿勢に感銘されましたか(笑)。
結果もしっかりと出されています。
商圏分析を綿密にされ自店の強みをメンバーと共に最大化されてますし、その空気はお客様にも伝わる。空気とか殺気(笑)等の雰囲気的な物事は現場でしか感じられません。
コロナ禍が終息し現場のリアルな空気を共有出来る日が一日でも早く訪れる事を願うばかりです。
投稿: dadama | 2021年5月29日 (土) 11時40分