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2021年5月20日 (木)

惣菜ベーカリーの反動

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。


コロナの裏年。

  確かに昨年好調だった食品小売業界は苦戦している。

特に昨年伸ばしに伸ばした「青果」「精肉」「食品」「雑貨」等の部門は、今年はその反動を大いに受けている現状。
とは言っても、まだまだ一昨年と比較しての業績では二桁成長している企業もあろう。

  コロナの裏年とは言え未だに好調を引きずる業界。

それが、食品小売業界なのであろう。

  そして特に今年は「惣菜」「ベーカリー」が好調。

この2部門こそ、昨年はコロナ特需とは言え大いに苦戦した部門である。
その惣菜とベーカリーは、その反動を受けて今年は好調をキープしているようだ。

思えばこの2部門は、昨年の4月頃から商品のバラ販売を中止し、全てパック詰めにしたかまたは商品の上にフィルムを被せて商品の鮮度感を失うような販売手法に切り替えた部門である。

同様に、鮮魚部門でもバラ販売を一旦停止して販売していたのである。
そのような販売手法を取ると、逆にお客様も購入を控える心理に追い込まれ、買い上げ点数が減少したような記憶はある。

  惣菜ベーカリーに関してはそんな販売手法は今でも継続されているが。

とは言っても、やはり惣菜やベーカリー部門に関してはお客様の行き過ぎた買い控えという心理がこの一年の間に徐々に緩和され、またパック販売という形態に慣れてきたのもあるのであろうか、今月に入り一気にコロナの裏年の如くに売上が拡大しているのである。

最も、昨年の4月〜5月はほとんどの小中学校も休校となり、更に働く主婦たちも外出せずに子供と夫の食事の世話を内食にて対応していたのであろうから、惣菜への需要は極端に減っていたのは確かであろう。

  その反動が一気に5月から表面化してきたのである。

食品スーパーにおける「惣菜」であり「ベーカリー」の位置付けとはどういうものなのだろうか。

  確かに惣菜ベーカリーの構成比は少しずつ上昇しているであろう。

また、コロナ以前であれば、なんとか「惣菜」「ベーカリー」の構成比を上げようとスペース拡大、アイテム拡大にて売上構成比を高めようと工夫をしてきたのは確かである。

  しかし同時に「青果」や「精肉」そして「グロサリー」の売上も上昇してきた。

結果として、なかなか「惣菜」「ベーカリー」の構成比は高まらないという結果でもあった。

方や、競合店という存在を考えると、同じ食品スーパー以外にもドラッグ、ホームセンター、コンビニ等の他業種の競合もグロサリー系の売上を侵食してきており、生鮮、惣菜、ベーカリーは比較的そのような他業種から見れば差別化されてカテゴリーであることは間違いない。

そのような意味では、惣菜、ベーカリーを強化していけば、ドラッグ等の他業種からの侵食に対しても店舗計の売上への影響が少なくなるという意図もあろう。

  他業種からの差別化への対応。

その意味では、今後も惣菜ベーカリーを強化しながら店舗計での売上を如何に維持していくかを検討しながら食品スーパーは進化していくのであろう。






  

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
戻る部分と戻らない部分。
そこをわきまえて今後の商売の法則を整理し直すことは重要でしょうか。
そして、戻る部分は早急に、戻らない部分は現在の早急にそこを強みに切り替えていく必要があるでしょう。

投稿: てっちゃん | 2021年5月20日 (木) 18時39分

コロナも収束、終息するどころか変異株の台頭で雲行きが怪しくなり緊急事態宣言再発令で大型商業施設の閉鎖及び飲食店での酒類提供禁止等矢継ぎ早に通達が出る中、私達の業界も未だ落ち着いた施策が打ち出せないのが現状でしょうか。
但し、コロナがインフラの時間を早めた事は事実ですし、コロナ終息後の小売業界の環境は元には戻らない。コロナ終息後の自社とお客様のスィートスポットはどこにあるのかはしっかりと見極め備えていかねばなりませんね。

投稿: dadama | 2021年5月20日 (木) 17時57分

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