餞別の色紙から
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。
餞別の記事を書いた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-14b92e.html
事前から各部や各人からは多くの餞別品を頂いた。
そして退職当日や直前には選別の色紙を頂いた。
その色紙が私には最大の選別である。
5年間の思い出。
それは新店開店以前からのお付き合いであり、そこからオープン公式非公式を問わずにこのお店で集い、共に業績を支えてきた仲間としての思い出に溢れた私への最後のメッセージである。
“そんな風に思われていたんだ”
こうやって従業員の最後の餞別の言葉を読んでいると、なんとなくそうかなぁ〜と認識していたことや、そう思ってくれていたんだという意外な言葉等が一人一人から読み取れるのである。
そんな最後の言葉達であるが、意外に多かった言葉集から、
「いつも背筋がピンと伸びていた店長」
「いつも笑顔で元気の良い挨拶の店長」
私の朝の元気の良い挨拶と背筋がピンと伸びた姿勢の良さ。
この2点が私の印象であったらしい。
時折何人かの方には言われたが、姿勢と挨拶を特に意識して店舗内で演出してきた印象は無い。
逆に言うとそれが私の強みであったのだろう。
意識をしないと言うことは、私の自然体である。
自然体が他者に好印象を与えたと言うことは、私の強みとして認識していた方がいいのだろう。
しかし自分で姿勢が良いと思ったことは無い。
ただただ、立って歩くときに、一番楽な姿勢が背筋を伸ばしてあること、疲れないだけのことだから(笑)。
背筋を伸ばすと背骨で体重を支えることになる。
他の体の筋肉に余計な負担をかけることなく自分の上半身を背骨が支えてくれるのである。
先日、テレビのバラエティ番組で、姿勢のよく歩くことが重要だと言う番組があった。
そこで自分の姿勢のチェックがあったのである。
それは、壁に自分の背中を付け、かかと、お尻、背中、肩甲骨、頭を全て後ろの壁につけて、体に疲労感があるかどうかと言うチェック。
私はそうやって背中を壁につけても、あまり疲労感を感じない。
しかし番組で、元若乃花が同じ姿勢で立つと、苦しい表情となり、相当からだの筋肉を使うのか、疲れ果てたのちに、前に歩き出すと右足と右腕が同時に前に降り出してしまうほどにバランスを崩してしまっていた。
“そんなに苦痛なのかなぁ〜”
そう思っていたが、女房も言った。
「私には絶対ムリ!」
自分には一番ラクな姿勢であると思っていたのが、他人から見れば意外にラクでは無かったのである。
しかしそれが、背筋がしっかりと伸び、見ていて気持ちの良い姿勢であるということ。
自分にはなかなか見えない自分の姿。
やはり店長から見た従業員一人一人は100人の中の一人であるが、従業員から見た店長はあくまでも一人の注目される人間なのである。
自分の背筋と挨拶。
どんなリーダーもそこを見られていることを覚悟すべきであろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
立ち上げ店長としての5年の在任も唯一の存在として目に映ったのだろうと思います。いずれにしても、彼ら彼女らと5年の月日を一期一会にて大切な時間を共有できたことに感謝です。
投稿: てっちゃん | 2021年4月16日 (金) 10時55分
店長のメンバーは多くいれどメンバーの店長はひとりだけ。店長職の重みを表す言葉ですね。多くの目から見られている緊張感(笑)
姿勢ひとつでもモチベーションは現れる。特に女性は感性豊かですから姿勢、態度、言動は鋭く見てますね。
投稿: dadama | 2021年4月16日 (金) 09時59分