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2021年4月22日 (木)

意志を持って売る時代

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。


黙っていても売れた時代。

  それは今思えば遠い過去の話であったような気がする。

昭和から平成にかけてのバブルと言われた時代までは、スーパーマーケットは時代の流れにもマッチし、出店すれば数年は売上が伸びた時代であった。

  そして多くの企業はその時代に如何に現場を管理するかという枠を決めた。

それが、企業毎のマニュアルであり決め事であり、ルールであった。
それによって、多くのチェーンストアは一様な売り場とオペレーションによって画一的ではあるが出店スピードを加速させ企業規模を拡大させていった。

  そしてやってきた過当競争の時代。

人材も集まらずに現場はマニュアルに則ってあるべき店舗運営に振り回されるようになっていた。

  気が付くと明らかに黙って売れた時代は終わっていた。

黙って売れた時代だから、売るという意志を持たなくても業績は右肩上がり。
そして、売る意志ではなく、仕事のマニュアルという管理面に力を入れ、売る意志ではなく管理する意志を求められていくようになってきた。

  いつしか売る楽しみや売れる喜びが現場から消滅していく。

そんな時代の流れを感じずにはいられない最近の現場を感じている。

  「過去の人なのにわかるのてっちゃん?」

確かに現場から離れて、過去の人にはなった我が身。
しかし、だからこそ新たな環境(コロナ後)へ向けて、新たにリセットされた競争の時代に向けて店舗力を高めていく時代なのではないだろうか。

  黙って売れた時代から意志を持って売る時代。

それがコロナ後の店舗での取り組みの最重要課題となるのではないだろうか。
現場では昨年からおそらく今年一年間は、再び黙って売れる時代を迎えているのは間違いない。

  黙って売れた時代だからコロナ対策が最重要課題であった。

緊急事態宣言という社会情勢に合わせて、企業内や店舗内でもコロナ感染対策を最重要課題として取り組んできたことは間違いでは無い。

  しかし一方で意志を持って売るという販売欲は一気に減退していった。

慣れというのは怖いものだ。

  一度慣れたら再び戻すのに時間を要する。

時間を要して戻ればいいが、もしかしたら二度と戻らないかもしれないという恐怖。

  そんな意識に現場が席巻されていたら。

おそらく昨年一年間の特需から、今年は一昨年の業績に照準を合わせた予算組みがされているのであろう。

  よって今年の売り上げもそれ相応に安心感のある取り組みとなっている。

それが、現場を弱体化させていくのだろうと思われる。

  二年間売る意志を失った体質を戻すのは至難の技。

その「売る意志」に如何に火を付けるのか。

  今一番大切な現場の取り組みではないだろうか。









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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
私は既に卒業試験をパス?し、なんとか卒業できたようですが、dadamaさんはいまだ現役で卒業試験を迎える立場だったのですね(笑)。
是非、新たな環境で思う存分卒業試験に立ち向かってほしいものです。
がんばれdadama!。

投稿: てっちゃん | 2021年4月22日 (木) 18時00分

作業効率化を軸とした本部MD主導によるロボット的作業と現場のタイムリーな判断による意思の入った仕事と果たしてどちらが継続的安定経営にはプラスになるのか?私達の不文律は「スーパーは楽しくなきゃ」。現場の活性化が売上と利益を潤しひいては継続的安定経営に結びつく事を実証して見せますよ。私の卒業試験として(笑)。

投稿: dadama | 2021年4月22日 (木) 16時46分

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