コンセプトを貫く
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。
このブログでもよく出てくるワード
ストアコンセプト。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-8a97f1.html
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-04d9.html
等々、まだまだストアコンセプトの記事は多い。
店長が、自分のお店を一個の商品としてこのようなイメージでお客様から認識してほしいという想い。
それが集約されたのがストアコンセプトである。
それを実現するために、チーフミーティングにおいてその共有化を計り、そこから部門別の部門コンセプト作りに着手する。
そんな流れで、ストアコンセプトの為の部門別のコンセプトからカテゴリー別のコンセプトになり、それが具体的に月別、週別と下ろされ、そして毎週の実践へと繋がっていくのである。
そんな流れで52週が流れていく。
先日、あるメーカーさんのプレゼンをリモート会議で聴いていた時の事。
彼が所属する部門のコンセプトが表示された。
「現場をいきいきさせるメニューの提案」
そのようなタイトルが表示されていた。
おそらく、彼の部署は我々流通業、特にスーパーとかホームセンター、ドラッグとの取引が多く、よってそんな取引先の店舗という現場の人間達がいきいきと意欲的に目の前の仕事に取り組んで欲しいし、そのために我々メーカーができる支援の為の業務提案をするというコンセプトを掲げたのであろう。
そこに注目した私は彼に即座に質問した。
◯◯さんの部署では「現場をいきいき」させるというコンセプトを掲げられているんですか?。
そんな質問をしたと思う。
彼はその質問に対して嬉しそうに答えた。
「その通りなんです(笑)」。
やはり、自らの部署で掲げたコンセプトを評価されたという感動は彼を逆にいきいきとさせたのかもしれない(笑)。
そして思った。
“どの業界にもコンセプトは存在するんだ”
そしてそのコンセプトという柱を軸に、そこから開発されるメニューの提案が、現場をいきいきと意欲的に仕事に取り組む一要因となれれば、彼らのコンセプトは現場に通じたということになるのであろう。
それが現場に評価された嬉しさはかけがえのない喜びとなろう。
そして私は彼に言った。
「現場がいきいきとなれるような提案であれば、あなたが所有するツールを使用して、本部の方達がこのツールをこのように使用して現場に方達にいきいきと意欲的に前向きになれるような、このような使用法をすれば更に効果的かと我々は考えております。というところまで、あなた方が提供するシステムを更に具体的に使い方まで提案すれば、そちらのコンセプトをも実現できるのではないでしょうか。」
そんな提案をしてみた。
相手のコンセプトを実現させる。
これもまた取引企業との良好な関係作りであろう。
お客様の立場という視点が、取引先の立場という視点になり、それがお互いにお互いを必要とする関係になっていくことが、企業との取り組みの根本なのだろうと思うのだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ストアコンセプト。
それは店舗だけの問題ではなく、本部、部門、そしてそんなコンセプトが外部のメーカーさんや取引先さんでも作成して組織内で運用しているのが新鮮に感じましたね。
しかしdaamaさんが仰るとおり、実践してナンボのもの。そこから初めて自分の引き出しが増えていくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2021年4月17日 (土) 18時24分
ストアコンセプトはお題目であってはいけない。掲げた以上愚直に実践するのみです。
ストアコンセプトを作る事が業務となってしまう事がまま見受けられますがそれではメンバーに共感を与える事は出来ない。ストアコンセントは店長の所信表明なのですから有言実行。実行から失敗は良いではないですか。必ず反省と次へのチャレンジが生まれますから。それが自らの成長と自信に繋がっていきますね。
投稿: dadama | 2021年4月17日 (土) 17時43分