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2021年4月 7日 (水)

現役店長の鮮度

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。


昨日は「自分ブランド」を記した。

  自分の商品価値は「鮮度」。

それを如何にブランド化していくか。そんな内容であった。

  そして今日は、現役店長としての鮮度について。

店長という職位、そして現場から離れて数日が経過した。
今まで20年間、食品スーパーという現場の店長として行動してきた。

  それはもはや公私に関わらず自分の位置づけとなっていた。

そしてその店長とい肩書きが取れた。

  開放感と喪失感。

その二つの感覚が同時に解放された身に染みてきたのである。

  “今までの店長という肩書が自分を形成していたんだ”

それは失って初めてわかるのであろうか。
Facebookでも店長仲間が何人か、店長職を降りた方がいる。

  同様の喪失感を味わっっているらしい(笑)。

やはりその職位と地位があるからこそ、自らを奮い立たせられる心の拠り所でもあったのだろうか。

  “この場所では自分が最高責任者”

その自負と責任と使命感が、自らを奮い立たせ、より積極的な行動を促してきたのであろう。

  そして、現役の店長の鮮度はそこにあるのだろう。

だからこそ、今の私の鮮度もそこから間もないという時間的な劣化の少ない状態だからこその鮮度であり商品価値なのである。

  いろいろな方からメールやFacebookでのコメントを頂いた。

そこでのコメントで多かったのは、「店長でいる間にお店にお邪魔したかった」という願望。

  “別に俺は俺で変わりないよ”

そう思っていたのであるが、逆に相手の方から見れば、現役店長という最高の鮮度の良い状態のうちに見ておきたかったという願望なのであろう。

  それだけ現役での行動には鮮度という価値が高いのである。

現役の店長だからこそ、現場で上記のような責任感と使命感からの行動に繋がり、その一挙手一投足にこそ見る価値があるということなのだろうと思う。

  そう考えるとその鮮度は落ちていく一方である。

そして、現場という変化の最先端に身を置いてきたことによる、自らの感度も落ちていく一方であろう。

  鮮度と感度。

同じようで異なる二つの感覚。

  鮮度を落とさずに感度を高める。

これからの私の課題であろうか。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
他に触れることによって自が見えてくる。大切なことですね。
そして自を強化するために他に入り浸る(笑)。これもまた真なり。
私は今、自を失い、他に求めるだけの存在。そして自店から自分という自への切り替え途中でございます。

投稿: てっちゃん | 2021年4月 7日 (水) 10時27分

私も前企業を去る前の1年間は本部に軟禁され今の企業で動き出すまでに違うDNAを理解する時間もさる事ながら52週MDのスピード感を戻すのに苦労しましたね。グロサリーは2週間前に特売発注が締め切られるので常に2週間先のゾーニングや関連性を考えねばならない。更には現企業グロサリーに限ればは季節感に薄い企業(これはどこの企業でも同じかもしれませんが)なので季節感やテーマを打ち出した単品量販による衝動買い動機を上げ買上点数アップ売上拡大に繋げるトライを
していこうと思います。何にしても過去の経験値を元に常に新しい情報や手法を考え実践していかなければならないし、会社も私に求めていると思います。お陰様で前企業の店に居る事が多かったりして・・・T T Pの為に(笑)

投稿: dadama | 2021年4月 7日 (水) 08時28分

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