心を掴む言葉
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしていた「てっちゃん」です。
朝の挨拶。
出社時に各部門を廻っての朝の挨拶。
そんな朝の日課ももう訪れないと思うと寂しさが込み上げてくるものだ。
そこから一日がスタートする。
それは、店長という自分のスタートでもあろうし、部下達も店長と共に一日の始まりだと感じる時であろう。
その始まりが如何に大切か。
そこで店長やリーダーが機嫌を表に出したら。
部下達のモチベーションの分岐点である。
部下達とのコミュニケーションは一日を通して何度も生まれるが、一番初めの挨拶時が一番重要ではないだろうか。
以前にも朝の挨拶は何度か記してきた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-070e.html
常に朝の気持ちで従業員との挨拶。
しかし一日を通して、朝の一番初めの挨拶時は特にアイコンタクトを取りながらの挨拶が重要であろう。
そして掛ける言葉。
どんな言葉を投げ掛けるかで部下の気持ちが解放されるか閉鎖するか。
店長としては確かに言いたいことは山ほどある(笑)。
しかしそれは何も朝の第一声に表す必要はない。
朝の挨拶で一番重要なこと。
それは相手の心を掴むことにある。
相手の心を掴むとは?。
それは相手が一番みて欲しいところを突くことだ。
突くとは?。
一番みて欲しいところを目ざとく見つけて褒めること。
一番みて欲しいところ?。
そこは普段の会話から察することだ。
「デコポンの売場ダイナミックだな!」
「今日の生かつおは脂が乗っているな」
「この天気に素麺売場はぴったりだな」
等々、担当者が一番店長に見てほしい、そして褒めて欲しい部分を見つけて、何気なく褒めてやる。
それだけで一日のコミュニケーションの密度が高まるものだ。
“しかしてっちゃん、褒めて欲しいところがよくわかるね”
それは普段の会話から見えてくるもの。
普段の会話から店長が部下に欲している部分が為されていたという事実。
そこを見逃さないということである。
そしてそんな些細なところから信頼関係とは結ばれていくのである。
朝の挨拶。
そこからチャンスはいくらでも広がっていくのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
出社してパソコンを立ち上げ、そこから部門への挨拶回り。
そのルーチンから離れて二週間。
如何にそのルーチンが体に染み付いていたか。朝の物足りなさを痛感しております、が、逆に新たな立ち上げへ向けての準備への取り組みに楽しさも見出してきたここ数日の近況(笑)。
やはり何事も同じですが準備段階という時期が一番楽しい時間である事は間違い無いですね。新店の立ち上げ前の準備期間を思い出しております。
投稿: てっちゃん | 2021年4月14日 (水) 18時51分
白い?マイクを置かれて卒業された寂しさを噛み締めておられる事でしょう(笑)。
卒業してわかるルーティンの大切さ。
これからは当たり前の出来事の大切さを次世代への伝道師として頑張って頂きたいですね。
投稿: dadama | 2021年4月14日 (水) 17時58分