雛祭り商戦
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今年の雛祭り商戦。
水曜日のイベント。
どの企業も水曜日というのは比較的弱い曜日ではなかろうか(多分に主観的な視点かも)。
当社も同様である。
よって今回の雛祭りに関しては、あまりチャレンジせずに昨年の3月3日の火曜日に及ばない数量計画と売場展開に至ったのである。
その分前週から仕掛けて前売りを徹底すること。
それが今年の雛祭り商戦の前提であった。
しかし前日の火曜日の雨。
これで流れが変わったのであろうか。
火曜日は通常は均一祭により平日二番目の集客日。
よってその翌日の水曜日は週の谷間となる曜日周り。
そこに今年は雛祭りがぶつかったので弱気な計画になってしまったが、前日の火曜日が一日中の雨。
よって買い溜め日に店舗へ行けないお客様が水曜日に集中。
そんな環境になったのが今年の雛祭り商戦であったろうか。
しかし年々「はまぐり」の需要が低下している。
今年はさらに巣篭もりの雛祭りであったのだが、やはりはまぐりは低調に終始した。
逆に、ちらし寿司材料は絶好調であったろうか。
1ヶ月前の節分は「巻き寿司」、そして3月の雛祭りは「ちらし寿司」、更に5月の子供の日は握り寿司。
従来から言われている寿司の需要だけは、相変わらず需要の低下は見られない。
そしてそれは今年も昨年並みに需要安定といえる動きではあった。
しかし子供の数が減少している昨今。
雛祭り商戦も歴史ある謂れであり年末商戦同様に年々減少傾向にあるイベントである。
そして昨今は女性全般へのご褒美需要への転換。
女性が自分の役割達成において、自らをそして家族の女性全般にご褒美を施すイベントとして、大人の女性が食するデザートであり、ワインでありを提案する傾向になってきているのも事実であろうか。
しかしそれも昨今は徐々に低下傾向になってきている様子。
それもそれ。
今更女性が自らのご褒美?。
それは雛祭りという年に一度の場面ではなく、普段からそのような機会が増加しているという事実の裏返しであろうか。
女の子が一生一人の伴侶と幸せに。
そのような謂れそのものが、女性蔑視につながるという現代の思考を反映しているのであろうか。
はまぐりの需要は急速に低下してしまった現場の事実。
謂れと男女平等への考察。
なんかだんだん難しい時代になってきたと思うのは当方のみであろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
一年のサイクルを熟知すると、この次、その次、またの次。と連続するイベントに如何につながるかも重要な視点でしょうね。そして販売側からの新たな提案。非常に重要な視点でしょうか。流石です👍。
投稿: てっちゃん | 2021年3月 8日 (月) 20時01分
k,kさん、コメントありがとございます。
昨日、競合店めぐりをしてきましたが、やはり雛祭り商戦は明暗がはっきりしていましたね。イベントに強い大手食品スーパーは曜日に関係無く、節分同様に集中したとのこと。
逆に中小では曜日の強弱との連動から強い企業と弱い企業に明暗が分かれたとのこと。
雛祭りという謂れのある祭事での集客力。この時ほど「認知度」というお客様の普段からのイメージがモノをいうモノですね。
投稿: てっちゃん | 2021年3月 8日 (月) 19時59分
少子化に飽食。その通りですね。
最後の切札は謂れ。
何故はまぐりやちらし寿司なのか?
桃の節句なら生桃は難しい時期なので桃缶を桃の枝花と関連販売してみたらどうなるのか?
毎年の流れの延長ではお客様も慣れが出てしまい尻下がりになるのは常ですから、このような時こそ我々アウトローが日本古来の伝統を今風にアレンジしながら残さなければならないと思うのです。個人的には桃(ピンク)企画で良いのかなーと。失敗しても桜で逃げれますから(笑)。
投稿: dadama | 2021年3月 8日 (月) 07時18分
当社では様々でした。過去の実績みてもロスまみれなので貝類はアサリメインで。生食はタコ、蒸しエビメイン、チラシセットは様子見ながら追加体制でしたが昨対比やっとでした。都会な地区は好調だったようですね。今は追いつけない昨年の売上に対して去年とは違う施策、新たな商品を掘り出し追い付く事を第一優先で考えねばなりません。店の昨対比よりは上廻っているのでキープしながらです(笑)しびれますね〜
投稿: k,k | 2021年3月 8日 (月) 05時34分