最後の店長会
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
私自身の最後の店長会だった。
先週の店長会。
この企業に転職して16年。
最初の2ヶ月以外は店長として在籍。
よって、ほぼ16年間で、月一回の店長会に出席してきたことになる。
16×12=192回。
190回以上の店長会に参加してきたことになる。
当然、その都度に店長会の参加メンバーも異なる。
思えば一回一回の店長会が邂逅なのかもしれない。
毎年の人事異動により、店長も入れ替わり、自分の座る位置も異なる。
今回の店長会も、人事異動により自分が座る位置も、店長それぞれが大きく異なった。
そして新たな一年がその席順でスタートしていく。
そんな繰り返しの中で、190回の店長会を経験し、今回が最後の参加となったのである。
店長という職位。
3月から引き継ぎをする店長が赴任をし、1ヶ月間の引継ぎ期間が設けられた。
当初の一週間は、お互いに同等の店長という立場で引き継ぎを実施。
よって部下にも二人の店長が存在していた。
特にパートさん達はこのお店を開店以来5年間も私以外の店長の存在を経験していない。
よって、私は見て「店長」と言ってしまう慣れが取れない方も多かった。よって全体朝礼でこう言った。
「一週間だけは私を店長と呼ぶことを許します(笑)。」
しかし、来週からは「店長」は赴任してきた店長のみ。私のことは「てっちゃん」と呼んでくださいね、と。
そして私自身も、店長という位置づけから一店長付けという意識を持つことにした。
店長という肩書が無くなる。
この認識がどれほどその人間の肩の荷を下させてくれるのか。
私はこの時初めて店長の荷の重さを知ったのである。
この16年間、就業中はもちろん休日でも店長という肩書は付いて回った。
そして今、その肩書から開放されてみると、肉体的にも精神的にも本当に体が楽になったというか、軽く感じるのである。
しかし同時に気力というか気概も半減したようだ。
それが、肩の荷の本質なのであろう。
そして今新たに別の緊張感が襲ってきているのである(笑)。
湾内という安定した環境から外海へ放り出された心境である。
何の酸素ボンベも持たずに自らの体力だけで泳がねばならない環境。
そんな恐怖心が刻一刻と自分に迫っているような恐怖心。
しかし、それを乗り越えてこその独立という行為なのであろう。
開放感と緊迫感。
組織から飛び出すということは、このような心理的不安が常に付きまとう世界なのであろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとございます。
人生はピンチの連続。
私はそう思っています。
但し、そのピンチは必ず次の瞬間にチャンスに入れ替わるもの。ピンチというカードの裏側にチャンスのカードが隠れていることを信じてそのピンチのカードをめくるかどうか。
そう考えると人生は面白い(笑)。
ちなみに、dadamaさんが心配なさっている酒量に関しては、皆様からの心添えを下戸の私ではありますが無駄には出来ませんぬので、早々に飲みきる覚悟を持った次第でございます😎。
投稿: てっちゃん | 2021年3月25日 (木) 07時52分
長きに亘る店長のお勤め大変お疲れ様でした。
肩書が外される安堵と寂しさの真っ只中で酒量も右肩上がりとお察し致します。(笑)。
いよいよ己れが肩書の人生。
昨日のリモートでもお話致しましたがとてつもなく確固たる意思と決意があっての事でしょうし、ブログを1日も欠かす事無く続けられたような執念が有ればこその新たなる船出ですね。
サラリーマンを卒業し自らのスキルで収入を得生計を営むなんて私にはとても踏み出す勇気も自身もありません。やはりてっちゃんとは器は違いますよ(笑)。
熟考の上での新たな旅立ちとお察し致します。
人生一度!次に繋がる反省は良けれど悔いだけは残さず走り切りたいですね。お互いに!
投稿: dadama | 2021年3月24日 (水) 21時47分