噂の出どころ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
火の無いところに煙は立たぬ。
昔から伝わる「格言」である。
そしてそれはやはり事実である。
井戸端会議でよく出る噂話。
そしてそれが漏れ伝わって、時たま店舗のパートさんから店長のところにも飛び火してくるものだ。
「店長知ってます?、競合店がなくなるんですって。」
えっ!、と思うこともよくある話ではあるが、上記のことわざではないが、「火の無いところに煙は立たぬ」ものだ。
“単なる噂話だろうけどちょっと深掘りしてみるか”
というのは、いくら小さな競合店でも細々と営業しているのと完全にたたんで閉店してしまうのでは、その影響度は雲泥の差で既存店に及んでくる。
“完全に閉店となるとその影響は大きいぞ!”
そう思えば思うほどに、その真偽を確かめたくなってくるものである。
“本当にその噂話は火がないところから上がった煙か?”
そう思って、あらゆる手を使って調べてみた。
競合店長。
自店社員。
自社本部。
等々に連絡をしまくっても、なかなかその真相は出てこない。
挙げ句の果ては、「えっ!、それって店長から聞いた話だってチーフが言ってましたよ!」、といつの間にか私が情報発信元にされてしまっているのである(笑)。
やはりデマか?。
しかし、そんな時は敵に聞くのが一番確実である。
かって、そのお店で働いていた従業員が現在自社の別店舗で働いている。
その方に店舗の店長から聞いてもらった。
そこでようやく、その真偽が掴めてきたのである。
やはり「火の無いところに煙は立たぬ」であった。
但し、真相は現在のネーミングからその関連会社の別途ネーミングの店舗に店名を変えて新たにリニューアルして改装オープンするとのことであった。
しかしこれは大きな問題である。
別途ネーミングにて改装するという事は、現在の商売の手法から更に集客力を目的に改装するという事であるから、現在の競合店が更にパワーアップしてくるということでもある。
流石に敵もコロナ禍からの一周年に一気呵成に改装を目論んでいたのだ。
このままではズルズルとお客様が減少しそのままコロナ禍の昨年の数値を大きく下回るとの危機感からであろう。
そこで一気に店舗のネーミングまで変更して商売の手法を変えてディカウントタイプに切り替えて改装し、リ・スタートを図るのである。
コロナ禍からの1周年を機に新たな脅威が生まれそうだ。
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コメント
k,kさん、コメントありがとうございます。
鮮魚専門店を渡り歩いたという噂。
部下を何人も退職させたという噂。
機嫌が悪いと包丁が飛ぶという噂。
どんどん噂話は盛られ盛られて広まっていきますからねぇ〜(笑)。
まぁでもお客様からの「いい売場ね」の一言で全てが吹き飛びますからね。
投稿: てっちゃん | 2021年2月20日 (土) 23時55分
dadamaさん、コメントありがとございます。
現場がより具体的に何をすればいいのかという部分とそれが数値にどう連動するのかということが経験的に学ぶことが一番重要なのでしょうね。
そう考えると上記の106.7%というとてつもない目標もより身近なものになっていくことでしょう。
投稿: てっちゃん | 2021年2月20日 (土) 23時50分
今にはじまった事では無いのですが、人事異動で私の下につく社員は皆びびりながら挨拶にきます。下馬評というか噂先行で職人だから、昔の魚屋だから厳しいと(笑)決してそんなことないし、何故そんな噂が出てるのか。過去に私の下についた子達が相次いで退職したから潰されるとの噂が勝手に独り歩きしているようです。クチコミで自店の良い噂が広まるのが一番期待する事ですねー
投稿: k,k | 2021年2月20日 (土) 22時04分
三面記事的噂でなく何よりでしたね(笑)。
私も新上司から早速ゾーニングや尺数変更による買上点数最大化という新しいお題を頂きました(笑)。その店は最初に入り込んだ店舗より売場面積が広いのに効率は低いので商圏特性や客動線に沿ったグロッサリーのゾーニングの変更を試してみたいと思います。コロナの壁を乗り切るためにレジ客数より部門客数を上げるのが即効性がありますし買上点数向上による売場密度アップは競合対策の重要な課題ですから。現状の什器で変更出来るので経費0でグロッサリーの前年106.7%目指します(笑)。
投稿: dadama | 2021年2月20日 (土) 08時18分