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2021年2月 6日 (土)

買い回りの経験値

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日「大手GMSの閉店」を記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-fa29c2.html

閉店まであと一ヶ月。
そんな状況になると、その周辺では何が起こるか。

  顧客が普段使いの新たなスーパーを探し始めるのである。

今まではそのお店の存在により、普段使いの食材を購入する店舗として利用していたが、あと一ヶ月で閉店ともなれば、次なるお店を物色しなければならない。

  “次はどこを本拠地としようか”

そんな思惑を持って食材を販売するスーパーを買い廻っているのが現状ではないだろうか。
よって、当店にもそのようなお客様が来店し始めているような感じである。

  それは競合店も同様のこと。

先日、同様にそのGMSが閉店すれば影響があろう食品スーパーの店長と会話したが、やはりそんなお客様がちらほらと来店され始めているということ。

  お客様からすれば他店を物色中の現段階。

しかし、我々物色されている側からすれば、今が最大のヤマ場と言える。

  この段階での評価が閉店後の定番店舗に昇格するのである。

それでは、この段階で定番店舗に昇格するには、どうすればいいのであろうか。

  それは簡単である(笑)。

閉店するGMSの周辺で競合している店舗との顧客の奪い合いになるわけであるから、その競合店を徹底してマークする事だ。

  そして、最大のポイントは相手の強みを徹底して消化する事。

お客様は数店舗の中から一店舗を定番店舗として位置付けるのである。
そして、今その定番店舗を如何に見出すかを目的としてお客様は、可能性のある店舗を買い廻りをして経験値を積んでいる段階である。
よって、そのお店の強みを如何に頭に焼き付けて、どんな場合にはどのお店というようなイメージ作りをしているのである。

  そのイメージを如何に自店にダイレクトに繋げられるか。

それが現段階での顧客囲い込み戦略となる。

  そのイメージが固定してしまえばあとは楽である。

要は、勝負はGMSが閉店するまでであり、それまでにお客様の自店のイメージを徹底して植え付ける事にある。

  お野菜は、◯◯のお店。
  お魚も、◯◯のお店。
  お肉も、◯◯のお店。
  ・・も、◯◯のお店。

このように、どの分野でも当店を選択して頂けるように、そこ時期だけでも徹底することがこのタイミングで一番重要な事であろうか。

  確かに黙っていても売上はプラスに働くであろう。

しかし、どうせなら、一気に閉店するお店の固定客を根こそぎ奪いたい。

  この一ヶ月が勝負であろうか。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとございます。
徐々に見慣れぬお客様の来店が目立ってきましたね。この買い回りの経験を積む間にしっかりと定番の欠品や鮮度のアピールをしながら、リピーターを増やす流れを作っていきたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2021年2月 6日 (土) 23時53分

棚ぼただろうがチャンスは確実に物にしなければ。閉店店舗と直線距離が短くても長い障害物(笑)があるので牌は割れてしまうでしょうか。足元圏のお客様も多いでしょうから飛ぶ鳥を落とす(笑)勢いでの攻めに徹したいですね。

投稿: dadama | 2021年2月 6日 (土) 12時07分

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