« 最後の挨拶 | トップページ | 乗り継ぐ »

2021年2月23日 (火)

引き出しの増やし方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


このブログにもよく出てくる「引き出し」。

  引き出しとは自分が持つ技術全般のこと。

それには、販売技術もあれば利益創出技術もあれば、人材活用の技術もあろう。

  店舗運営や部門運営における全般的な技術を言う。

そしてそんな全般的な引き出しを増やしていこうとしたならば、やはりいろいろな経験をしなければ引き出しを増やすことは出来ない。

  単品量販力を磨くには。

それひとつ取ってみても、単に売上の高いお店で販売した経験からの単品量販力と、売れないお店で経験した単品量販力では異なるのである。

  売れるお店では単に商品を出しただけでそれ相応の数量が売れるものだ。

よって、その数量だけととって、“俺は単品量販力がある”、と思ってしまうのである。
しかし、これが売れないお店でしっかりと単品量販力を身につけてきた人間は、もっともっといろいろな引き出しを身につけることができるのである。

  売れないお店で創意工夫を積み重ねることの重要性。

いろいろな引き出しを身につけようとすれば、逆に売れないお店で無い頭を捻って(笑)試行錯誤を繰り返しながら売上の高いお店と同等の販売数量を売り切る術を身につけた人間には到底敵わないものである。

  引き出しとは売れないお店での経験の方が確実に身に付くのである。

しかし単純に売上の高いお店で数量だけを売ってきた人間には、量販する気迫は身に付くものの、引き出しと言う部分に関しては残念ながら意外に大陳と言う手法しか身についていないのが現状では無いだろうか。

これが売れないお店で単品量販を成功させようとすれば、大陳は勿論、店舗でのレイアウトから始まり、媒体や試食、陳列技術に商品化技術、そして関連販売に至るまでその引き出しは数限りなく身につけなければ量販店と同等以上の販売数量は獲得できないのである。

  そして売れないお店が売れるお店以上に単品販売数量を獲得した。

その時の感動は経験したものでなければ味わえないものがある。

  それが本当の「引き出し」というものではないだろうか。

単品販売力同様に、利益獲得技術や人材活用技術に関しても、意外に売れないお店での経験の方が量販店での経験よりも数段にレベルの高い技術を身につけることが出来るのである。

  売れないから利益獲得技術を深掘りして結果を導く。
  売れないから人材を有効に活用して一人3役を教育。

そのような知恵をどんどん身につけなければ荒利率も確保出来ないし、生産性も向上しない。

  売れないお店ほど引き出しを増やす必要があるからだ。

よって、必要に迫られての技術獲得が求められるのであり、そのことがその本人をして高いレベルに到達するのである。
これが、売れるお店だけを経験してきた人間は、同じスタイルの店舗では結果を出すことが出来るが、それ以外のお店では使い物にならない人材となってしまうリスクが生じるのである。

  人事とはこのようにいろいろなタイプのお店を経験させる必要があろう。

そのような人事によって初めて引き出しの豊富な人材が育成されていくのである。

  量販するために必要な状況対応力。
  数値達成の為に必要な状況対応力。

幸いに店舗とは量販を学ぶ店舗もあれば、細部の数値を達成するのに有効な店舗も存在するのであるから、そのような店舗を有効に人材育成に当てることが重要なのではないだろうか。






|

« 最後の挨拶 | トップページ | 乗り継ぐ »

自己啓発」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日のリモートミーティングでも、それぞれが持つ基準の違いに今更ながら育ってきた文化の違いDNAの違いを感じましたね。
屋号の件もあの方がデザイン会社の方だったとは。私はてっきりイベント会社の幹部の方だとばっかり思っておりました(笑)。

投稿: てっちゃん | 2021年2月23日 (火) 12時42分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
大型店の穴。
聞いてみたいですね(笑)。
そして、大型店中型店小型店とそれぞれにいろいろな部分での強み弱みが潜んでいるわけですから、小型店で仕事ができるチャンスを有効に活用して、「小型店に飛ばされた」と嘆かずにしっかりとその小型店でしか身につけられない引き出しを身につけて、自分の強みに加えて欲しいですね。

投稿: てっちゃん | 2021年2月23日 (火) 12時31分

k,kさん、コメントありがとうございます。
当社バイヤーと昨日そんな話をしましたよ。チーフ休業で応援に行ったら刺身切身掛け持ちで切りまくってきて腱鞘炎になったと(笑)。
そして本部で統括的な仕事に就こうとしたらならば、売れるお店売れないお店を経験して、そしてトータル的な判断と実務にて実践することが需要ではないかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2021年2月23日 (火) 12時28分

他社に移籍して実感する引き出しの大切さ。
新たな気づきや学びも多くありますが、逆前籍では必須事項に対する意識が低かったり。
売場の視点ひとつにしても違いは多々有りますから今まで培ってきた引き出しを広げて数値改善にチャレンジしていきたいですね。

投稿: dadama | 2021年2月23日 (火) 09時52分

小型店でチーフをしていた時を思いだします。
その時にある定番をケツから2番から2番まで引き上げた経験があります。定番で構成比が高く値入れも入っていたため、その定番のカテゴリーは他店舗より毎回高い粗利率を叩き出していました。
今の店舗は大型店のため、てっちゃんさんの仰るように何を出しても売れています。自分の力で売ったという実感が得にくいです。ただ、大型店には大型店なりの穴があるのでそこを防いでいけたらと思い日々仕事に励んでいます。

投稿: sakae | 2021年2月23日 (火) 06時39分

あー身にしみる記事です。私は平日200万円やっとから700万円台までしか経験ありませんが生魚を鮮度よく廻すのに苦労します。売れて人がいれば何でもできるし理想の売り場作り売り切れます。売れない店は鯵、鰯、イカを1ケース廻すのにも一苦労。小ぢんまりながら売場決めても帰るまで変化なし。帰り際は値引きシールだらけのまっかっかな惨状が毎日続きます。そこを粗利確保しながら鮮度保つのは至難の技です。何やら当社は今後大型店メインで管理職を出す方向。けして良い結果に結ぶとは思いませんが頭の良い役員方がそれでいくと言うなら従うしかありません。さてさて人が居ないので、今から出勤します。今日はまな板全部担当です(笑)人がいな過ぎる、3人でも鮮魚40万円くらいは売れるでしょう、しんどいです

投稿: k,k | 2021年2月23日 (火) 05時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 最後の挨拶 | トップページ | 乗り継ぐ »