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2021年2月 9日 (火)

キャリアプランの重要性

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


キャリアプラン。

  どのようなキャリアを踏んで成長していくか。

それは、若手社員が見えない自分の未来を描き、そしてそのキャリアを経験する事によってどのような未来への成長過程を経ていくのかの一つの指標となろう。

  しかし意外にそのキャリアプランが確立されていない企業が多い。

入社後にどのような過程を経てチーフとなるのか。
チーフ昇格後に何を経験してから店長となるのか。

  せめて店長までの道筋を時系列的にまとめられたものが欲しいものだ。

そして、その都度都度に、その段階でどのような能力を必要とするのか。
更には、その能力を身に付けるために、どのような教育を受け、経験を積むのか。

  それが明確になっていれば、敢えてその経験を積もうと行動を起こせるのである。

以前は結果的に失敗という経験を踏むから、その失敗から学んである事を心構えとして身につけ、それを前提に仕事に取り組むから次への成功が待っているという定理が見えてきたのであるが、それはあくまでも結果的にという事であり、その道筋をあえて経験する事によって次に何が見えてくるのかという具体性を持ったキャリアプランがあればそれは非常に心強いその企業の武器となろう。

  また非常に心強い個人の成長意欲へと繋がるであろう。

それはある程度、いろいろなことを経験してきたベテラン社員であったり幹部であったりが作り上げていき、その都度修正を加えられてその企業のDNAとして確立していくものであろうし、または業界の本として出版されていくのであろう。

  しかし意外に我々世代の業界人は個々人の経験からの学びが主であった。

よって、商売の原理原則を各々がそれぞれの違った経験から導き出し、それぞれの引き出しの中に納めていたのである。

  それがいわゆるブラックボックスとなってそれぞれの胸に収まっているのである。

そのブラックボックスを開放して、その引き出しを公開することが、これからのこの業界には必要なのではないだろうか。

  入社時に学ぶべき事、身につけるべき事 〜 それは何故か。
  3年目で学ぶべき事、身につけるべき事 〜 それは何故か。
  チーフで学ぶべき事、身につけるべき事 〜 それは何故か。
  副店長で学ぶべき事、身につけるべき事 〜 それは何故か。
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等。そしてそれぞれの時代を何年で卒業し、次へと昇格する概ねの年齢と年収。

  それらが連動して見える化されたら自分のキャリアプランも安心して立てられるものだ。

そして同時に、この業界、この企業で継続して就業する事によって、ある程度上記のような自らのキャリアと年収とがマッチさせれると、結婚、子育て、家の建築等の私生活面でも安心してその企業で就業できるという自信が持てるようになろう。

  “果たして俺はこの企業で定年まで就業できるのか否か”

この時代に、そんな不安を胸にいつまでもそこに定住しようとは思わないであろうし、親や周囲がそれを許さない時代となっているのではないだろうか。

そう考えると、ますます企業内でのモデルとしてのキャリアプランは自社の強みともなるのではないだろうか。
それがあれば、学生の採用の段階で他企業との採用競争にも勝ち残っていけるであろうし、採用後も早期離職せずにその企業内で能力を高めていってくれるであろう。

  キャリアプラン。

それは結果としてのキャリアではなく、事前にある程度約束されたキャリアプランであり、それによって確実に自らの成長に結びつく経験であり、それがある程度前提となれば、目の前の厳しい現実をも乗り越えていけるのではないだろうか。






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マネジメント」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
明智十兵衛と自分を重ね合わせての人事制度論、なかなか面白いですね。
これからはk,kさんを明智殿と呼ばせていただきます(笑)。
しかし副店長になって埋もれるよりも、結果を出せる部門チーフという評価で居続けることも悪くはないのではないでしょうか。その方が高い評価を得続けられるとは思いますが、やはり店長という職位を経験して欲しいものですが。

投稿: てっちゃん | 2021年2月10日 (水) 10時23分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
少子時代。よって自宅から通える就職先という選択が増えていく時代。
しかしそれとは逆行して一企業内でのキャリアプランよりも自分の人生を企業を変えることによってステップアップしていこうとする思想が定着していく時代。
ますます、自社に就業することによって、何を身に付けられ、どんな未来が待っているのかという明確なビジョンを提示できるか否かが人材獲得に必要とされるのではないかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2021年2月10日 (水) 10時12分

そのようなものがあると思い中途入社しましたが、あっても活用しても結果的には上司との縁ですね。私も副店長の研修受けてレポートも提出しましたが何の音沙汰もなく五年が過ぎました。元部下は研修等受けずに上がっております。忖度ではなく縁とタイミングですね。明智十兵衛もこのタイミングで謀反者ではなく日本を救ったヒーローになれば浮かばれますでしょうか(笑)それにしても時間がかかりすぎです。私が副店長の声がかかるのが定年一年前ならお断りします、地域バイヤーとか食育担当とかならやりたいのですがこれも最後は縁。水面下でもっとバタバタしてみますよ

投稿: k,k | 2021年2月 9日 (火) 21時43分

仕事とプライベートの設計が出来れば素晴らしいですが現実は中々上手くいかない事が多いでしょうか。私の周りも10年以上の単身赴任者は多いです。仕事、プライベートのどちらを優先するかを選択させ昇進や給与に反映させる人事制度もありますし。そう考えると終身雇用制度も形骸化し自らの実力と働き甲斐・生き甲斐により自分の人生は自分で築く・・・良くも悪くも個人主義・本位の社会環境に基づく格差社会益々進んでいくのでしょうね。

投稿: dadama | 2021年2月 9日 (火) 20時43分

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