王者復活
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
全日本の卓球選手権。
今年は無観客での開催となった。
そして女子では石川佳純が5年ぶりの賜杯を手にした。
石川佳純に関しては、以前にも取り上げたことがある。
メンタルを鍛える〜http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-201c71.html
変われる強み〜http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-f741.html
結局は私自身も石川佳純の応援者なのであろう(笑)。
賛否両論あろうが、私はあの獲物を射るような目線が好きだ。
更には、ドキュメントに登場する石川佳純は、その挙動においても撮影を意識しないで自分の気持ちを地で出してしまうところも好きである。
“福原愛との関係がどうのこうの”
そんなネット上での批判もある。
しかしアスリートは戦ってナンボ、勝ってナンボ。
そう思っているから、別にライバルとの関係や撮影時の挙動がどうのと言われてもそんなの関係無いと思っている。
要は彼女自身の勝負へのこだわりとそこから得られる部分。
それが彼女に感じられればいいと思っている。
そんな彼女が、今年度の全日本選手権で5年ぶりに優勝した。
彼女は確かにここ数年低迷していた。
それは、伊藤美誠や平野美宇等の20歳前後の若手の台頭と球の変更にあった。
従来のセルロイド製の球からプラスチック製の球への変更。
それによって、球の回転を利用するスタイルから球の反発力を利用する卓球のスタイルへと変化していったことにもよる。
そのプラスチック製の球のメリットを活かした若手の台頭とも言える世代交代。
そこに乗り切れなかった石川佳純という女王の姿。
その石川佳純が環境の変化にもがき苦しみながらも、ようやく一昨年の12月に平野美宇を破り東京オリンピックの代表に選出された。
そしてコロナ禍の中での昨年一年間。
石川佳純は現在27歳。そして今回の全日本選手権決勝の相手は伊藤美誠20歳。
27歳と言えばアスリートとしては体力のピークは過ぎているであろう。
逆に伊藤は現在から数年がピークであり、体力面や勢いでは石川佳純を圧倒しているであろう。
しかし勝負とはそのような個人と個人の戦い。
特に卓球のシングルスとはそういうものである。
そして昨年のコロナ禍において、石川は再び自らの体力面に視点を向けて体力強化を図ったという。
その体力面での自信と、プラスチック製の球に対応するための自らの戦法にもなれてきたのであろう。
そこに従来からの武器である勝負に対するこだわり。
石川はこの戦いは当然にフルセットまで持つれるであろうことを想定していたのであろう。
よって、1−3と劣勢になっても、それも想定内という思惑で伊藤美馬と冷静に向き合っていた。
「最後まで気持ち的に諦めませんでした。」
そんなインタビューの返答通りにその劣勢から第5セットをジュースの末に取った。
後のインタビューで石川が語った勝負の分かれ目。
まだ2−3と劣勢ではあるものの、27歳の体力を超えても相手を射る目で勝負をする石川と伊藤の優位性は完全に逆転したと言える場面であったのだろう。
そして近いうちにNHKの仕事の流儀で取り上げられるに違いない。
楽しみではある(笑)。
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
大人の事情のりんご?、今ですか?。
是非、くだりの「鋭い目つき」で売り切ってくださいまし😎。
投稿: てっちゃん | 2021年1月22日 (金) 00時08分
石川選手のハンターのような目線。その奥にある絶対勝つんだという想いと、この一瞬一瞬にかけるという想いがヒシヒシと伝わってきますね。翻って自分自身もこの商品を売り込むんだという強い思いのこもった商品にはついつい目つきが鋭くなっているようです。ただ今週は恒例の大人の事情で得意のリンゴですが(笑)
投稿: 神出鬼没 | 2021年1月21日 (木) 09時29分