年末商戦を振り返って
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
年末商戦。
皆様、如何だったでしょうか?。
それにしても今年のクリスマスからの年末商戦は、いろいろな与件が重なり、不透明な年末商戦ではなかったであろうか。
今年ほど予見できない商戦も初めてである。
しかし、それが商売というものであろう。
我々の商売は注文を受けてから製造したり販売したりする仕事ではない。
予め予測して製造陳列し来店された方に買っていただく商売。
よって、予めの予測が重要なのであり、その予測の精度がこのような大イベントにとっては命でもある。
その命とも言える予測が、外部与件(コロナ禍や天候や曜日周り)によって左右されることで大きく外れていったのが今年の年末商戦であったように思える。
とは言ってもこれも結果論であるが(笑)。
しかし一番私が悔しいのは、何度もこのブログでも書いてきたように、今年はコロナ禍により巣篭もりと内食化によるのと、年始営業店舗の減少により31日の買い溜めは相当高まると予測したのであるが、その逆の結果であったことに対しては、未だに納得できていないのである。
何故31日の集中が無かったのか。
30日からの大寒波に見舞われた地域の方は30日爆発の31日不振という結果に納得はいかれているのであろうが、冬晴れの関東にても同様の結果であったのが不思議なのである。
積雪予報?、コロナ感染?、それとも売場?。
確かに販促面でも従来の集客面を考慮した販促が今年は無かったというデメリットもあろう。
しかし、それでも年末商戦以前にはそれほどのダメージも無い中で年末商戦に突入した。
よって販促面での弱みとは思えない。
ならば、天候?。
確かに、お肉一番さんのコメントでも、30日大勝利、31日大敗北とある(笑)。
しかし関東は冬晴れの好天。
それは事前の天気予報でも十分に報道されていたのである。
よって、日本列島全体で考えると、事前の買いだめと31日の降雪による日別の強弱はあったであろう。
また地方と都市部での帰省の違いもあるであろう。
更に、食材においては、蕎麦がそれほどの需要の高まりを示さなかったこと。
事前に今年は蕎麦が売れると見ていた。
それは企業としてもバイヤーとしても同様であった。
よって、昨年以上の数量計画。
昨年欠品したという事実も重ねて今年の計画が為されたが、その蕎麦も31日に不振。
31日に売れるべき商材がことごとく、不振に見舞われたということである。
何故なのか?。
それを解明していくのが、今年という年の私の使命なのかもしれない。
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コメント
k,kさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
際物はやはり年末の中で売り切るのが一番利益になる手法だと思いますよね。
年始になったら如何せんお客様の買い回りの勢いも全くなくなりますから尚更でしょうか。ハッキリ言って正月以降はお刺身の盛り合わせで勝負すると言う割り切りが必要なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2021年1月 3日 (日) 23時57分
明けましておめでとうございます、今頃コメントすいません🙏やっと休みになりました。際もの注意した分31日夕方にぴったり売り切りました。1日は弱かったのですが、2日に好調です。本日近隣競合を見て来ましたが樽タコや一万円程度のカニが平台をうめつくしてます。いつ見切るのか。午後も見に行っても見切っていません。お金に変えず捨てるか従業員販売でしょうか?どうにか1月の粗利下げずにすむとよいですね、今年も宜しくお願いします
投稿: k,k | 2021年1月 3日 (日) 15時32分
お肉一番さん、あけましておめでとうございます。
年に一度の年末商戦から学ぶことは多かったと思います。
そしてまた多くの引き出しを作れたとも思います。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2021年1月 3日 (日) 06時22分
明けましておめでとうございます。
1月1日に挨拶が遅れて今の今になりました。
同じく30日の晦日がメインで31日は大雪警報があったので大晦日は客数が落ちたのと、1月1日は溶けない歩道の雪でこれまた客数が落ち込みました。車道にも車はいなく。1月2日は駅伝で午前中は暇で閉店2時間前にお客さんのピークが1発ありました。
前倒しで買われるお客さんが多くて肉も客数が少ないのと他店からのMRが頻繁にあったので、1月1日にもっと精度のいいすき焼き、焼肉を作れとバイヤーからご指摘も受けました。その通りだと思います。
脂だからけの和小間やら、揃えてないステーキ、空白のある焼肉など正月に相応しくない商品が並びすぎていました。
売場整理するのに気が付かなった自分の落ち度でした。
投稿: お肉一番 | 2021年1月 3日 (日) 05時18分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
年末の31日から年始1月2日の流れは、12月当初と異なり「客単価ダウン」の傾向が。これは何を意味するのか?。何か混沌とした世界に埋没していくような予感がしますね。逆に不安になってきましたよ。
投稿: てっちゃん | 2021年1月 2日 (土) 21時08分
かおるさん、コメントありがとうございます。
今年の年末の暮らし自体が大きな変化をしたのではないでしょうか。
結局は直前のコロナ感染者の急増とそれに呼応した人々の暮らしが、年末とは言えダイナミックなご馳走のオンパレードではなくこじんまりと、とは言いながらちょっとはいい素材で、という流れ。しかし「祝い箸」自体は大きく伸長したことにより、やはり巣篭もりで各々の祝い箸でという謂れへのこだわりは貫かれたのかと思いますね。
投稿: てっちゃん | 2021年1月 2日 (土) 21時05分
こちらは雪に責任転嫁してましたがそればかりでは無いのですね。しかしながらトータルでは前年比を大きく伸ばしましたのでやはり分散化や先に買物を済ませてゆっくりと年越しをされる方が多かったのでしょうか。31日は昼から雪がチラつきだし15時ごろにはうっすらと積もるのと比例して客数がダウン。雪は止んだものの客足は戻らないまま終わってしまいました。
蕎麦は半生のこだわり蕎麦の動きは良かったです。本日大晦日の反動があるかと思いきや、前年よりも客単価ダウン。
確かになかなか読み切れない年末年始ですね。
前半の貯金で食い繋ぎながら来週からは平日モードで新たな仕掛けをしてみますよ(笑)。
投稿: dadama | 2021年1月 2日 (土) 18時07分
かおるです。
明けましておめでとうございます!
私も31日は恒例の古巣応援に行っておりましたが、確かに30日はアップ。31日はややダウンという結果でした。
特に31日は引けが早く見切りも出ましたね。
当地は本来なら帰省で出て行く土地柄。コロナ禍で例年以上の特需があると思ってましたがさにあらず。
情報をもとに行動を変える層と慣れ親しんだ行動パターンを変えない層とがあるなあと思いました。
気になったのは31日の客単価が落ちていたこと。いわゆる中間層のマインドが支出を抑える方向にシフトしはじめているのか。
私如きトーシローの考えよりも最前線の方々のいろいろなご意見を伺ってみたいです。
投稿: かおる | 2021年1月 2日 (土) 12時07分