挑戦失敗すべき時
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
1月も3週間が経過した。
二度目の緊急事態宣言が発出。
それによって、年末年始から更に厳しい不要不急の外出の規制や午後8時以降の外食の規制が継続されている。
当然に食品スーパーの需要は依然として高い水準で推移している。
ただただジッと定番の欠品に視点を移すだけで客単価の高騰からの売り上げ拡大が実現している。
“このような状況がいつまで続くのか”
間違っても永遠に続くわけが無い。
ワクチン接種によるコロナ脅威の軽減。
それに伴って、従来の規制から解放された若年世代を筆頭に再び外出、外食、外泊、そして渡航が一気に拡大していくのであろう。
まさに「一気に」という言葉通りに急速に拡大していくに違いない。
これは、この一年間耐えに耐えてきた人間達が、得にコロナ禍で絶対に感染したくないと思いながら外出等を控えてきた人達ほど、この解放感から一気に外へ飛び出していくであろう。
そしていずれは内食に戻るのであるが(笑)。
しかし、その開放感がどのタイミングで世間を席巻するのかはもう少し時間がかかるであろうか。
しかし、間違いなくそのタイミングで世の中の日本人はこぞって外出、外泊、そして外食に出るに違いない。
更には従来は出来なかった飲み会、結婚式等のイベント各種。
大きなイベントや大きな大会、オリンピック等が目白押しとなるであろう。
されそうなった時に我々業界は間違いなく厳しい状況に陥る。
それは間違いないであろう。
そこで明暗がはっきりと出てくるのであるが、それは何が要因であろうか。
仮説に基づいて挑戦したか否か。
この半年間で、自らの仮説に伴って「挑戦」したか否かである。
それも、「コロナ後」を想定した仮説に基づいて、今からいろいろな挑戦をして試行錯誤してみたか否かである。
簡便メニューの定着を想定して野菜とのコラボの徹底。
買い溜め需要を想定して低単価品の量目アップの徹底。
家飲みの定着を想定して大容量アルコールの拡大徹底。
今回のコロナ禍においては、いろいろな人間の行動が生まれ、そこにニュースタンダードが生まれ、そしてそれが文化となりつつある。
その文化はいずれコロナ後においても、脈々と続いていくものもあるだろう。
ニュースタンダードの定着がその後の暮らしを決定づけるのである。
一時は確かに開放感からの外出へと繋がるであろうが、それもいつまでも続くとは思われない。
必ず、このコロナ禍で学んだ暮らしを取り戻すのである。
その時に、我々食品スーパーはどうあるべきなのか。
それは誰にも分からない。
唯一わかるのは試行錯誤から生まれた経験値である。
それは、今こそ挑戦して失敗成功を繰り返した者のみが得られる特権であろうか。
その為に、今敢えて挑戦を繰り返すことが重要なのである。
そしてその延長線上に2月からのコロナ特需が巡ってくるのである。
当然に、今まで停止していた販売促進の復活もあるだろう。
しかし重要なのは売場であり商品であり売り方なのである。
その基本の部分は何も変わらないのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
点数伸ばして、客数増えて、更に
品揃えが増えて。
そのサイクルが売り上げ拡大のPDCAなのでしょうか。いずれにしてもそのからくりをいかに見つけて如何に実践し、それを共有できるか、でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2021年1月28日 (木) 22時44分
特需の商品だけ追っても客数が劇的に増えなければプラスの売上は作れませんから新たな付加が必要ではないでしょうか・・・がfbでの発信でした(笑)。
投稿: dadama | 2021年1月28日 (木) 19時25分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
さて、いよいよ昨年の特需との戦いにもつれ込んでいくのですね。
この一年の取り組みが如実に現れる時代を迎えると言うことでしょうか。
楽しみな時代となってきたようです。
投稿: てっちゃん | 2021年1月28日 (木) 18時13分
謀らずもコロナ禍の恩恵を甘受してる今だからこそ新しい切口を見つける良いチャンスと捉えたいですね。いよいよ昨年売上の壁が迫って来ましたがひょっとすると3月のパニック時の異常値的売上は無理としても新たな切口を付加する事で傷口を大きく広げなくても済むかも知れない。
私は外食に飢えた方々のお腹を内食で如何に満足させるのかに突破口があると思うのです。
もちろん企業の立ち位置に寄っても違うと思いますがここに集う方々は価格が全てでは無いと信じてられる方が多いでしょうからお客様が何を自店に望まれて来店されているのか?コロナ禍を良いチャンスと捉えて次の時代に備えたいですね。
価格だけで攻めた企業は同質競合で苦しむでしょうから。
投稿: dadama | 2021年1月28日 (木) 17時03分