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2020年12月11日 (金)

相場安

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


野菜の相場が再び下落してきた。

  思えば昨年の4月以降も同様の相場が続いた。

そして青果部門はこの時期に不振に見舞われた。
今年はコロナ禍のバブルにより、青果部門は野菜を中心に売上拡大が続いてきたが、この相場安にていよいよ絶対的な売上金額自体も縮小傾向になってきたようだ。

  とは言っても未だにコロナ特需は尾を引いているのも確か。

しかし、あまりの相場安にて以前の野菜の伸びは全く無くなってきた。

  そして年末商戦へ。

年末商戦ほど高単価での商売が売上へ直結するのである。
年末商戦は客数増で売上が拡大するというよりも、単価アップにより売上が左右される商戦であることを認識しなければならない。

  如何に魅力ある高単価品を製造、展開できるか。

そこにクリスマスから年末への商戦が潜んでいるのである。

  そこへ持ってきての野菜の相場安。

もうこの段階では、どこのキャベツが安いとか、どこの白菜が安いとかをお客様がいちいち店舗を回ってチェックする段階ではない。

  “キャベツや白菜はどこも同じような値段だわ”

そういう認識である。

  よって、98円以下の価格には安さ感は表現できない。

そしてもっと重要なのは、かって298円もしたキャベツが今は100円で買えるのである。

  主婦の懐は200円も余っているのである。

その200円を何で引き出すのか。

  そこに商売の妙が潜んでいる。

そして青果担当者なら、迷わず果実にその矛先を向けるべきであろう。

  今年のみかんは「表年」。

味と価格がマッチした年である。
よって、単価が398円以上と美味しい単価である果実を徹底して売り込むことが重要なのである。

  特に美味な高単価のみかんの袋詰め。

これにて高質で甘いみかんを箱売り+袋詰めにて商品回転を高めることで、大きなマーケットが生まれるであろう。
例えばの話であるが、そのように果実という視点でお客様の温まった懐に入り込むチャンスを見出すべきであろうか。

  それでも上司は野菜の数値を気にするものだ。

しかし野菜ほど単価によって売上金額自体が左右される部門は無い。
そして毎年相場の波に振り回されるのが青果部門の運命ともいるのである。

  相場に振り回される。

昨年も同様の記事を書いた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-62ecfa.html

  昨年の相場安の時の記事である。

このように、野菜の相場とは繰り返し繰り返し波と共に上昇したり下降したりを繰り返しながら青果部門の担当者を悩ますのである。

  もっとこの相場の波を捉えた売価設定をしなければならない。

そのことによって、相場に振り回されずに、お客様に安さ感を提供しながら相場ダウンの時には果実に目を向けられるような環境を作り出すことが必要であろう。

  それについてはまた後日。




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商売」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます
鮮度落ちの早い部門ほど、博打的な商売が得意となっていくようですね(本当の博打は不得意ですが)。
そして大きな博打ほど本気で売り切ろうとするから更にワクワクドキドキ、そして売れる喜びも一入でしょうか。私が一番初めに青果で博打を知ったのは「生梅」でしたねぇ〜(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年12月11日 (金) 21時18分

確かに青果は相場に踊らされる部門ですね。更には近年の異常気象が追討ちをかけているのでしょう。青果出身者は博打的商売を仕掛けるのも得意な担当者も多いような。私の様に(笑)。
気温や出荷状況を睨みながらの仲買との駆け引き、久々に痺れてみたいですね(笑)。

投稿: dadama | 2020年12月11日 (金) 19時56分

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