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2020年12月17日 (木)

五感に訴える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人間の五感。

  視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。

人間が外界を感知するための多種類の感覚機能である。
そして人間や動物は、自らに備わるこの機能を駆使して、外部の敵から身を守り、餌を採り、暖を取り生きていく。

  更に豊かになればその五感から幸福感を感じるようになる。

そして我々の仕事にも活かされるようになっていく。

  商売の五感。

私はそう呼んでいるのであるが、この業界(商売)で特にお客様がそのお店を選択するのに重要な五感があると思っている。

  「鮮度感」。
  「安さ感」。
  「季節感」。
  「安定感」。
  「親近感」。

この五感である(笑)。

  お客様はこのいずれかの感度からお店を選択するのではないか。

それは、この組み合わせでもあり、その全てでもあろう。
少し具体的に言えば、

  「鮮度感」は商品の新鮮さや豊富感や売場の賑わい。
  「安さ感」はチラシや普段の野菜類のお買い得価格。
  「季節感」は四季折々の季節の変化とメニュー提案。
  「安定感」はいつ行っても清潔で欠品の無い売り場。
  「親近感」はお店の近さといつもの従業員との会話。

これらの五つのお客様のそのお店に対する感度が、競合店よりも優っているかどうか。

  この五つの感度の高さが店舗の強みとなるのである。

そしてこの感度とは、絶対的なものではなく、あくまでもお客様が感じる感覚の事。
よって、お客様の視点から見た時に自店がどう感じてもらっているのかという感覚が大切なのである。

  例えば「安さ感」。

これも絶対的な安さとい視点もあるが、あくまでも自店が一番安いと思っていただくことが重要である。

  それを具体的にどう演出していくのか。

そして重要なのは、「感」と「観」の違い。

  「鮮度観」と「鮮度感」の違い。
  「安さ観」と「安さ感」の違い。
  「季節観」と「季節感」の違い。
  「安定観」と「安定感」の違い。
  「親近観」と「親近感」の違い。

「観」とは我々から見たあるべき姿であり、概念や理屈の世界。
「感」とはあくまでもお客様視点で見た時の感覚や感度の世界。

  よって我々は上記の「感」を磨いていくことが重要なのである。

鮮度も全ての鮮度を磨くことは大切だがもっと重要なのは、如何にお客様に鮮度感を感じて頂けるか。
安さも全ての単品の絶対的安さを追求するのではなく、価格感度が高まった瞬間の安さを演出するか。
季節においても入店した瞬間の入り口での季節や旬、イベントを感じて頂ける空間の演出が出来るか。
安定についてはいつ行っても安定した定番の品揃えが実現し、このお店でメニューの全てが揃うこと。
親近においてはお店が近いのと同時に、従業員との関係においても普段の会話が出来る関係である事。

  これらを店舗として如何にストアコンセプトとして共有出来るかである。

そしてこの部分に関しては、店舗が主導をとって実践しなければならない。
それは、上記の取り組みが、店舗としての横串の部分だからである。

  そしてそれが店舗力と言える部分であろうか。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
データに裏付けられた感度ほど強いものはありませんね。そしてこれをPDCAで回して更に進化させていく。それが新たな環境では高い説得力として有効に機能していくもの。
やはり新たな環境に飛び込むことによって自らの成長をも促すものですね。
今日のリモートも非常に参考になりました。ありがとうございます。

投稿: てっちゃん | 2020年12月17日 (木) 22時28分

感覚的にこれは売れる!と感じる売場ってありますよね。最近はMRも一業務に含まれるので自社屋他社で行けると感じた売場は場面は「勝手に実験店舗」でトライしています。トライの後に必ずせねばならないのが効果測定。検証するからこそ感が当たったのか、思いよりも不人気だったのかを数値で捉えられ、反省が生まれ改善に繋がっていく。5感を磨くにはPDCAは欠かせないと感じるこの頃です。

投稿: dadama | 2020年12月17日 (木) 19時01分

k,kさん、コメントありがとうございます。
年に一度のクリスマスからの年末商戦。そしてコロナ禍の中での初めての年末商戦。だからこそ日々現場で感度を働かせている人間ほどそんな環境下での未来が見えるのかもしれませんね。今年ほど個店ごとに大きな差の出る年はないのではないでしょうか。そこで精度の高い商売をしようとすれば自ずと感度が重要になってくるのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年12月17日 (木) 09時45分

先の読めない今年の農村地区の年末年始。今こそ五感を働かせて挑むべきでしょうか、盆の失敗を糧に修正をかけて中身が残る戦いにしたいですね。計画が終わったばかりですが早速平台等の修正を考えてます。先ずは近隣競合の動きとパートさんがたの愚痴、お客様との会話でのヒントを元に進めます。観で見る本部の話は後回しです(笑)

投稿: k,k | 2020年12月17日 (木) 09時27分

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