2020この一年
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
2020年も今日が大晦日。
新型コロナに振り回された一年。
2020年という年は、この一言に尽きる年であった。
1月から新型コロナ感染者が判明し、ダイヤモンドプリンセス号内での感染拡大から一気にこのウイルスの脅威が広がっていった。
そこからの推移は皆さんもご存知の通り。
そして志村けんさんをはじめとする芸能人も命を無くし、このウイルスがより身近なものとして認識される様になり、ウイルス専門家の方が日々朝のワイドショーに出演し、少ない情報の中からもなんとか方向性であり現場でありを報道される様になる。
それに伴い我々業界でも感染防止への対策が取られるようになる。
従業員の手洗いは当然として、業務におけるマスク着用や毎朝の体温チェック、店内でのお客様との感染防止の為のレジでの透明シートの設置や惣菜等のバラ販売の停止、そして従業員同士の感染対策として、休憩室内でのソーシャルディスタンスを守るため机の配置や使用人数の制限等も追加対応せざるを得なくなった。
そして来店時間の集中。
特に、マスクや紙類の購入を目的とした開店直後からの来店客の増加。
一時は店内への入場制限も必至の状況。
そして緊急事態宣言の発令と解除等が上半期の流れであったろうか。
一歩外を見渡せば、入園入学式の中止から学校の休校、大学等ではリモートによる講義、そして企業においてもリモートワークというワードが一般的となった。
業界としては航空業、観光業、外食産業、宿泊業等は前年比50%以下。
逆に外出、外泊、観光に出かけない人々の家中消費の拡大による食品スーパーへの集中。
しかしゴールデンウィーク後に一旦低下した感染者数もお盆前後で増加、更に9月にまた低下した感染者数も、経済復興への対策と同時にまた急増するという結果に。
私も当初は政府の感染防止と経済復興の両面を同時に進行するスタンスが正しいと思っていたが、現在の感染拡大を思うとなんとも言えない心境である。
ジレンマ。
今年一年を振り返ると、「ジレンマ」という言葉が私にはストライクなワードであろうか。
売りたくても売れないジレンマ。
やりたくてもやれないジレンマ。
戦いたくても戦えないジレンマ。
どのタイミングでダイナミックに売ってやろうか。
どのタイミングでダイナミックにやってやろうか。
どのタイミングでダイナミックに戦ってやろうか。
そう思いつつ「まだ早いか」と思い留まる日々。
そしていつしか、そんな想いはしりつぼみとなり、今年は諦めという心境転換してしまった。
今年一年、何を学んだのであろうか。
自問自答したときに、ジレンマとの付き合い方だったのかもしれない。
今までは誰がなんと言おうともやりたいようにやった。
いや、売りたいように売ったし、戦いたいように戦った。
しかし今年は全てが感染リスクとの背合わせ。
それがジレンマとしていつも心に引っかかってきたのである。
てっちゃん会というコミュニティーも同様である。
従来であれば、年に数回の会合を持ち、勉強会と飲み会を思う存分実施し、全国それぞれの地域から集合し顔を合わせリアルに思う存分、口角泡を飛ばして話し、飲み、議論し、それが楽しみで年に3回ほどの会合と地域分科会を開催してきたのであるが、それも感染拡大前の一回きりでその後はリモートミーティングに切り替えた。
それはそれで意義あるミーティングではあるが、リアルではない。
リアルに顔を合わせるから生まれる、モチベーションという発火剤。
その発火剤すらも今年後半はどこからも得られなくなってしまった。
そして今日が今年の最終日。
今年のお客様からの通信簿は如何に?。
それも地域によって大きく異なる結果となろう。
そして、来年こそは、マスクを外して店内を歩きたいものである。
それでは皆様、よいお年を👍。
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