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2020年11月10日 (火)

程よい距離感

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎週日曜日の「麒麟がくる」。

  明智光秀は未だに織田信長の家臣にはなっていない。

“えっ!、てっちゃん、今日は日曜日だっけ?”

  いえいえ今日は火曜日、芸能ネタの日、ではありません(笑)。

しかし、なかなか明智光秀が織田信長の家臣になっていないという現実に対して、そろそろ家臣になっていなければ、本能寺の変に続かないじゃんと心配してしまうのだ。

  もはや11月。

通常であれば、最終話まで残り10話を切っているのである。
残り10話どころか、もはや残り7話程度ではあるまいか。

  と心配してググったら来年2月7日が最終回であった。

よって、そこでようやく残り14話程度は放映されることが判明した。
とは言っても、相当なスピードで本能寺の変までのストーリーの流れになるのではないだろうか。

  そして明智光秀と織田信長。

未だに主従の関係には至っていない。

  徐々に相思相愛の関係にはなりつつあるが。

幕府の援護を期待せずに朝倉義景を討とうとする信長に対して、幕府付きの光秀ではあるが幕府に不信感を募らせるようにもなってきている。
よって、光秀と信長が主従関係になるのは時間の問題であろうとは思うのであるが、2人が主従関係になって以降の2人の関係が相当なスピードで変化していくのであろうことも予想がつく。

  思えば人間関係とは微妙なものである。

お互いに立場の違いや距離の違いがある時ほど、お互いの存在感を認め合い、惹かれ合うものである。

  お互いに見える部分と見えない部分。

そして、ある程度の距離のある時の方が、相手の長所は見えるが短所は見えづらいものである。

  これは「隣の芝生は青く見える」現象と同じであることに気づくのだ。

隣の芝生を横から見ると、きれいに青々とした芝に見えるのであるが、実際にその芝の真上に立ってみると、相当荒れ果てた芝であり、枯れているわ穴はあるわ凸凹しえいるわと言ったアラが見えてくるものである。

  同様に人間関係も近づきすぎるとお互いのアラが見えてくる。

芦田愛菜ではないが、「自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな 」ということになり、その理想像が崩れた瞬間に、相手への期待を裏切られたという絶望感に襲われるのであろう。

  そこからお互いの関係がもつれていくのである。

それは程よい距離感の時に芽生えた相手への理想像。
それは程よい距離感であるから、期待していた理想像のままでいられるのであるが、どんどん2人の距離の近づいていくに従い、相手に対して勝手に思い込んでしまっていた理想像から遠のいていくことに対して、裏切られたとい感情に移行していくのであろう。

  そこから相手への憎しみが増幅していくのであろう。

同様に、光秀と信長との関係も同様であったのではないだろうか。

  そしてそれに耐えられなくなったのが光秀。

一時は、大きな国を作ろうとして、その途中の幕府ですら疎んじてしまう信長のスピード感に惚れ込んだ光秀ではあるが、実際に家臣として彼の下に就いた瞬間から、それ以上に従来は見えて来なかった加熱しすぎた戦への情熱に対して、逆に疎ましく思えるようになっていったのではないだろうか。

  お互いの距離感。

ある意味、見えない部分を残しながらの距離感を保つという関係の方が、長い付き合いになれるのではないだろうか。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
隣の芝生。
そして今、自分の芝生としてその距離感の違いに直面しているとは思いますが、それが人生。そしてそのギャップがあるからこそ、青々と思っていた芝生の綻びが自分にとってのチャンスなのだと気づくのでしょうか。その地に身を置くものが見えない他者との比較の中でも位置関係。何事も「見える」ということの需要性を今ひしひしとお感じになっているのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年11月11日 (水) 00時04分

k,kさん、コメントありがとうございます。
程よい距離感とは、結局のところリスク回避挑戦回避という思想になっていくのではないでしょうか。
覚悟を持って相手との距離を縮めるところから新たな人生の幕が開くのではないでしょうか。覚悟を持つといことは、どんなことにも驚かないという肝を据えるということなのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2020年11月10日 (火) 23時59分

k.kさんに激しく同意の鬼●関係(笑)。
仕事でもあちらの会でのメンバーの距離感にパラダイムシフトが起きてますね。
ただ概に私は定年を全うした肩書や昇進に縛られてる事のない身。
今までの経験がお世話になる事になった企業に少しでもお役に立つ事がらあれば嬉しいですね。
確かに隣の芝は緑く見えましたし、枯れる事なく新芽が出れるよう頑張りたいですね。

投稿: dadama | 2020年11月10日 (火) 17時03分

全くもってその通りですね(笑)距離を縮めざるを得ないのは夫婦関係で(-_-;) こんなはずではなかった、いやいやそのうちやってくれるさと期待して20年以上(笑)上司は裏を見なければ本質もわかりません。完全な完璧な人間は存在しません。憧れはあれど本人になのか職位なのか。なってみないとその立ち位置の大変さ、やりがいはみえませんね。だからエッセイや伝記で知る事もあるのでしょうね。

投稿: k,k | 2020年11月10日 (火) 07時10分

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