ある取材
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある取材があった。
とは言っても店舗での取材ではない。
ことの始まりは、突然のメールである。
「突然のメール失礼いたします。私、◯◯漫画事業部の◯◯と申します。◯◯という漫画アプリにて、◯◯という漫画の担当をしております。貴殿のブログを拝見しまして、漫画の資料としてお話を伺えないか相談したく連絡させていただきました。」
このメールを受けて、どうみても怪しいメール以外は思い浮かばなかった。
“漫画事業部?”
“漫画アプリ?”
“漫画の資料?”
漫画とこのブログとどう関係付けようとしているのか?。
更には、漫画の資料としての話?。
これは怪しい、絶対に怪しい!、と決めつけた。
そしてそれはある意味、正しい選択であったと未だに思っている。
“しかし一応◯◯の部分を検索してみるか”
今や「鬼滅の刃」ブームである。漫画事業部を怪しい集団とばかり決めつけてもいれないだろう、と言う漫画業界への配慮。
そしてその結果、しっかりした実在の事業部が存在した。
しかし最近ではそのような傘を被った詐欺も多発している。
そしてその漫画の作者も検索してみたら、実在の人気漫画家であるらしい。
“とりあえず返信してみるか”
そんなやりとりから、相手側の方達の真摯なメール返信にもその誠実さが伺われ、よって日程を決めてズームにてリモートミーティングに参加することとした。
ある漫画の小売業編をスタートするという。
その為に、その業界のリアルな世界の実態を知りたいという情報収集が目的ということだったが、漫画業界の人間との付き合いも無かった為、お互いにお互いの内実を知るにつけて新たな感動が生まれていくのがわかった。
作者とスタッフとの関係。
編集長と店長との共通点。
そのような未知の業界への関心の高まる話で盛り上がった。
当然に相手の方々も、この業界は未知の世界であり、当方の話は興味を持って聞いていただいた。
そして当方に対しての質問は多岐に渡った。
競合対策の具体例や、店舗入口に配置される青果部門の意味と位置付け、更には従業員、特にパートさんやアルバイトのモチベーションの高め方等の質問と流れた。
相手方としたら、ある程度のストーリーは確立されてはいるものの、さて本当の小売業界とはどのような実態なのであろか、従業員はどのようなモチベーションで仕事をしているのか、競合対策とは具体的にどのようなものなのであろうか、そして失敗や成功事例等の中身の具体例等の話が交わされた。
ブログの記事内容に沿ったインタビューのためやりとりもスムーズ。
そして相手の作者の方も当方のブログを結構読まれてのコミュニケーションだったため、あの記事の内容とかこの記事の中身とはという濃い部分まで踏み込んだ話に入っていけたので、こちらも調子に乗ってしまったことにより、予定の一時間をとうに過ぎ、二時間経過した段階で突然のズーム終了。
相手の方が二時間でズーム設定していたのである。
そして再設定されたズームの部屋にて計2時間40分のミーティング。
こちらも色々と学んだ違業界の方との会話。
このコロナの時代。久しぶりに業界関係者以外の方と、異次元の世界を体験したのである。
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コメント
かおるさん、コメントありがとうございます。
私も電子書籍を何冊か持っていますが、今後はそういう時代になっていくのでしょうね。
その奥深さを温めて感じました。
投稿: てっちゃん | 2020年11月 4日 (水) 01時00分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
→漫画を通してスーパーの地位向上
まさにその通りですね。
特に若年層は漫画の方が入り込みやすいと言う特性を持つもの。
漫画で表現という手法は今後とも活躍しそうな雰囲気でした。
投稿: てっちゃん | 2020年11月 4日 (水) 00時52分
かおるです。
驚きですね!
私は漫画アプリ等は利用しないのでよくは存じませんが、今やコミックは電子媒体のほうが紙媒体より売上が多いそうですね。
新たな切り口での展開を業界も求めてリサーチされているのでしょう。
それにしてもてっちゃんさんに目をつけるとはなかなかの慧眼といわざるを得ません。
投稿: かおる | 2020年11月 3日 (火) 17時39分
このブログは日本を動かしてますね(笑)。
漫画のタイトルも店長日記でしょうか(笑)。
何れにしても新たな出会いや形が作られるのは素晴らしい事ですし、願わくば漫画を通してスーパーの地位向上に繋げて貰いたいですね。
投稿: dadama | 2020年11月 3日 (火) 07時30分