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2020年10月21日 (水)

今年の秋2020

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年ほど季節感を感じない四季の移り変わりも初めてであろうか。

  やはりコロナに始まりコロナで終わる一年となるのであろう。

そして、それにしてもようやく秋らしい気温と景色になって来たようだ。

  通勤途中の水田もすっかり刈り取られてきた。

日光男体山の山頂もうっすらと雪景色。
そしてインフルエンザの予防接種の予約が始まり、今年の冬を如何に安全に過ごすかという選択と心構えが一段と迫ってきているように思える。

  思えば今年の9月から10月にかけては意外に涼しかったような気がする。

特に10月に入ってからは好天が少なく、雨模様の神無月になっているのではないだろか。
ということで、ホットメニューの動きが良好になってきた。

そんなことから、今年の鍋つゆの売場を見ると、あるわあるわ新商品がずらり。

  従来の寄せ鍋のつゆやキムチ鍋のつゆなど、ごくありきたりの品名の商品などほとんど目にすることがないほどのアイテムの豊富さ。

ちょっと見ただけでも、「あごだし」「ごま豆腐」「鶏だし生姜つゆ」「地鶏昆布だし」「濃厚鶏白湯」「濃厚味噌鍋」「参鶏湯」「豚しゃぶ野菜鍋」「地鶏だし」「濃厚豆乳鍋」「もつ鍋」「黒豚だし」「白味噌」「焦がし醤油」「金ゴマ白だし」「牛だし」「麹の鍋つゆ」「至福のゆず醤油」「クアトロチーズ鍋」「塩タンメン」「八丁味噌鍋つゆ」「鯛と帆立の極みだし鍋」等々。

  あるわあるわ、新商品の山である。

これほどの味が揃えば、毎週どれかの鍋つゆにてホットな鍋を食してみたくなってくるものであろう。

  それもコロナ禍の今年の特徴であろうか。

今年の冬はなお一層、家族団欒の場面が多くなっていくであろう。

  そこで鍋を囲んでの家族の一家団欒のひととき。

今年の冬は、絶対に風邪をひきたくない、インフルにかかりたくない、熱を出したくない、病院に行きたくない、体調を崩したくない、等々の願いが込められた冬となるであろう。

  よって益々外出の機会は減少するであろう。

必然的に家中での食事のシーンは増加する傾向になるであろう。

  そして、そんな世情を反映したメーカー各社の鍋つゆ商戦。

それにしても、これほどの新商品が目白押しとなるとは思ってもみなかった。
それだけ、メーカーも家中需要への期待が高いということでもあり、それだけ今年の冬を如何に企業として乗り越えられるかという切なる願いの現れなのかもしれない。

そしてメーカー各社とも、自社の鍋つゆのシェア争いに必死の様相を呈しているのかもしれない。

  そしてよく商品を見るとメーカー各社のスタンスが見えてくるのが面白い。

以前は自社の本来の強みを活かした商品化や味付けが特徴であったが、今年になってからは売れ筋の味を競争覚悟で進出してくる傾向にあるようだ。

  醤油が強みのメーカーがあえて白味噌にこだわったり。
  味噌が強みのメーカーがあえてもつ鍋にこだわったり。

そう考えると、その企業毎の全般的な鍋つゆの評価が比較しやすくなったということであろうか。

  益々面白くなる今年の鍋つゆ商戦であろうか。






  

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コメント

dadamaさん、コメントありがとございます。
サリ麺かぁ〜、なるほどです。
それにしても今年の冬はホット商材の需要は大きなマーケットとなりそうですね。この波に乗りたいところです。

投稿: てっちゃん | 2020年10月22日 (木) 07時01分

最近グロッサリーに目覚められましたか(笑)。
鍋つゆのまとめ買いセールを仕掛けても面白い年でしょうね。つゆだけでは食べれないので先につゆを買い込ませて素材で客単価を上げるとか色々と仕掛けを楽しんで下さい(笑)。〆の提案もお忘れなく・・・餅はしっかり露出されてるようなのでサリ麺なども狙い目ですよ(笑)。

投稿: dadama | 2020年10月21日 (水) 20時16分

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