販促の効果
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
販促
いわゆる販売促進。
コロナ禍に陥り、店内の3密回避を理由に販売促進活動が半減されて半年。
ここで言う販促活動とは企業にとってもその捉え方や具体的な活動には多少のズレはあるだろうか。
ある企業では全ての新聞への折込を停止した。
ある企業では人気の曜日サービスを停止した。
ある企業では無人の試食販売のみを停止した。
企業により、その販促への取り組みの変化にも多少(大きな)ズレが未だに生じているようだ。
当社もご多分に漏れず従来の人気サービスを停止しているものがある。
停止した直後の数週間は、お客様の来店頻度や来店時間に関しての大きなズレは生じなかった。
もっとも、3月〜4月にかけては外出や外食という暮らしがほとんど停止状態であり、スーパー等での食材の買い周りが人々の主たる行動であった為、店舗での従来のサービスへの関心というより、もとにかく家中で食事を取るための食材の購入という大きな目的を果たすのには、食品スーパーへの買い出しが一番安全で安心との心理が働いていたのであろう。
しかし、政府の働きかけや世情の変化、そして新型コロナウイルスに対しての情報が集まるに従い、徐々にではあるが人々の買い物に対する変化が現れてきたのがお盆を過ぎてからであろうか。
停止していた販促への影響が出始めたのである。
特に曜日の中でもお得なサービスを打ち出しているところのお客様の買い物行動が徐々に、週を追うごとに現れ始めてきたのである。
大きなイベントを境にしての買い物行動の変化。
やはり、お盆、彼岸という人々の大きな行動や移動を伴うイベントを経過し、それ以降からの人々の行動が変化するのは世の常なのであろうか。
この業界にもそれらの諺というか良い継がれる言葉がある。
“イベントを通してお店は成長する”
普段の売場作りの集大成がお盆、彼岸、年末という大きなイベントであり、人々はそこで大きな移動や行動の変化が現れ、特に食材に関しても御馳走という買い周りを行い、小売業への買い物体験の回数が増加する。
そこで店舗の再評価が成されるのである。
そして再評価された後の買い周りの変化から、イベント後の業績が微妙に変化していくのである。
その再評価の積み重ねと人々の普段への段階を追った暮らしの変化が積み重なって、現在の買い物行動へと変化してきたのであろう。
販促の変化が即買い物の変化へ直結はしない。
しかしそれは徐々にではあるが、イベントを通して結果的に大きな買い物行動への変化に繋がっていくのであろう。
特にタイムサービス等を停止していると、日曜日などはお客様の来店時間への変化が昨年と比較すると如実に変化してきているのがわかる。
従来の集客時間帯と現在の集客時間帯の大きな変化。
よって、レジの時間帯別人員配置も大きく変化せなければ、減少した時間帯ではレジ人員が余剰となり、増加した時間帯では人員不足となるのである。
一番大きな売り上げを誇る曜日の来店客数の時間帯別の変化。
それは販売面や売場作りの面においても大いに影響してくるものだ。
特に、従来から継続してきているサービスは、停止直後の影響は意外に少ないものの、徐々にその影響度が買い物体験を通して深まっていくものである。
逆に言うとどのタイミングで復活させるかであろうか。
小売業界や各企業毎の業績にも格差が生じてきていると言う。
企業毎に再び販促が活発なる年末へ向かうのであろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
既存の整備されたレールを打ち壊すのがアウトローの使命。そして誰からそれをやならければ新たなステージに立てないとなれば、アウトローの役割も重要では無いでしょうか。
あちらの会でも「ぶち壊す」方が多いようで(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年10月28日 (水) 09時10分
当社の場合チラシをの削減を中心にしてきましたし来期以降も新聞媒体の折込みチラシは減らして行くのではないかと思います。その流れを含めてもコアなお客様のシェア率を高めていくのとか。
その観点では作と演の信頼度と共鳴度がとても大切になって来るのでは無いのでしょうか。
起きてしまったコロナ禍をポジティブに捉えてあらゆく可能性にチャレンジしていきたいですし、来年度早々にコロナ特需の売上を追いかけなきゃいけないのですから年末年始商戦突入前の今こそ方向性をしっかりと定めて行かねばなりませんね。新天地で早速痺れる環境に立たされるのもアウトローの宿命でしょうか(笑)。
投稿: dadama | 2020年10月28日 (水) 09時00分