ヤンキーを戦力?
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のガイアの夜明け。
ヤンキー再生工場「ハッシャダイ」
文字通り、この企業から若者達が発車していくという意味であろう。
若年時代にヤンチャのやり過ぎによって、社会から抹消されそうになった中卒や高卒の若者達であるが、新たに社会人としてスタートしようとするとヤンチャ時代の行いが仇となってなかなか企業に採用されにくい環境にある。
企業も学業としての学校評価を最重視するのは当然。
しかし人間20歳を迎える頃には、いろいろな経験といろいろな内面の成長を急速に遂げるものである。
“更生したいが社会が迎え入れてくれない”
そんな若者達をヤンキーインターンを通して更生させ、企業にインターン生を就職させるベンチャー企業を取り上げていた。
ヤンキー。
中学高校時代に不良学生として烙印を押された若者達を一般的には「ヤンキー」と呼ぶのであろうか。
それでも、この番組で「ハッシャダイ」にインターンとして入学してくる学生達は、どちらかと言うと不良学生のような風貌とは言い難い若者の方が多かった。
更生しようとしているのだからそれも当然であろうか。
私達の年代がスーパー業界に入社した当時は高卒はもちろん大卒でも不良上がりは大勢いた(笑)。
その中から脱落していく若者もいたが、逆に企業内で鍛えられ成長していく不良学生も多かった。
逆に言うと不良学生の方がこの業界では激変するようだ。
商売とは自ら考えて行動することである。
そう言う意味では、行動すると言う原点は多少周囲の空気が読めなくても自らの強い思いに揺り動かされて行動するところにある。
その行動力が正か負かの違いであったのだろう。
何れにしても行動力のある若者が正を向いたときに、その行動力は一気に評価されると言うことであろう。
私と同期で入社した高卒の人間が、私よりも先に店長に昇格して店舗を任される人間が何人かいたのも事実。
入社時はすぐ辞めるだろうとタカをくくっていた同期入社者。
そんな彼らが、現場で担当者として鍛えられ負の考えが正に矯正され、チーフに昇格してそのバイタリティな行動とリーダーシップによって部門を統括していき、副店長を経てリーダーシップに磨きがかかり、商売の本質を身につけて店舗を引っ張っていくのである。
そしてそれはこの業界だけのことではなかったようだ。
それがこの番組を見ていてよく理解できた。
この番組で一番感心させられた部分は、あるインターン生がそのインターン中に営業という仕事が自分に向いていないという不安に襲われ、講師に相談するところがあった。そこで講師は彼に言った。
続けるうちに周りのライバル達は去っていくんです。
そんな言葉であったろうか。
だからやり続けることがなりたい自分への近道である。
そんなことを講師は番組にインタビューに答えていた。
全く同感である。
それはこの業界では競合店という存在に対しても言えることである。
自店と競合店との我慢比べ。
我慢できない方がこの地域から去っていくということである。
要は撤退に追い込まれるということ。
それは我慢比べに負けるということでもある。
やり続けらばいずれライバルは去っていく。
この言葉は是非やり続けられない若者に何度も言って聞かせて、その成功体験を積んで欲しいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ヤンキーほど大義で動く人間はいないでしょうから、相手や競合という共通の敵の存在で一気にまとまる特性も心強い存在かもしれませんね。
所属は違ってもアウトローという存在の強みを所属主と共有したいものですね。
投稿: てっちゃん | 2020年10月19日 (月) 23時50分
不良と言われても誰もが真っ白で生まれたのであって家庭環境に左右される場合が殆どではないでしょうか。不良を貫く事は強い意志も必要でしょうし、個のポテンシャルは頭デッカチのモヤシ人間より高いと思います。
自分を認めてもらい気持ちの強さの現れがツッパリとなっているのでしょうからそのパワーが仕事に向けば凄い能力を発揮するかも知れません。
競合なんか意識すれば武闘派&特攻隊でしょうね。
信条は崖っぷちのアウトローでしょうが(笑)。
投稿: dadama | 2020年10月19日 (月) 21時41分
k,kさん、コメントありがとうございます。
→筋を通す男気。
たしかにそれはありますね。
そしてヤンチャな部下ほど後々自分に付いてくれるもの。あくまでも人間は外見ではなく組織の中でどう前向きな意識になれるかでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2020年10月19日 (月) 19時56分
土地柄やんちゃ君がいっぱいおります(笑)確かに私が入社した時の同期はリーゼントに深い剃り込み君がいっぱいでした。店のチーフや店長もパンチやアイパーばかりで大変な会社に入ってしまったと思っていましたが、よく面倒をみてくれたのもその強面さんたちです。鮮魚の先輩方も皆様角刈りでお前もやってこいとよくからかわれましたが(^_^;) 事実そういった方のほうが筋を通す男気があると思いますね。下はビクビクでしたが。いつ包丁が飛んでくるか。ヒヤヒヤしてました。もしやんちゃ君が部下についたらシッカリ教育したいですね。私が教わったように。
投稿: k,k | 2020年10月19日 (月) 17時53分