競合対策の前提
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今年初めからのコロナ禍。
いろいろな課程を経て現在に至っている。
そしてこれからは本格的な風邪やインフルエンザのシーズン。
体調には十分に気を付けたい時期となる。
とは言っても、ある程度のコロナに対する備えと心の準備、そして社会的にも経済活動の復興が模索される流れになってきており、我々業界もそろそろお隣の店舗や競合という競争意識が芽生えてきているのも確かである。
競合対策。
今までも何度も競合対策に関してはこのブログでも載せてきたと思う。
ブログのカテゴリーにも「競合店」を設けて、その都度にいろいろな店舗のMR状況を載せたり、競合店に関しての記事を載せたりしてきた。
競合対策の本質 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-1c81.html
競合を考える http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-1ea2.html
競合対策の具体化 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-a8b6.html
等々、競合対策というキーワードでブログ内を検索しても、相当数の記事がアップされるが、上記に示したものはある程度メインになる記事であろうか。
競合対策。
最終的な目的は自店の業績改善。
自店の業績を握る最たる要因は競合店の存在。
競合店が閉店すれば大きな客数増からの売上拡大に繋がるし、逆に競合店が新規に出店すればその逆となる。
よって、自店の業績を改善しようとすれば、自店の競合店への対策が一番効果の高い選択肢となることは間違いない。
しかし競合店にばかり囚われていると本質が見えなくなってしまう。
自店の業績が落ちた部分はどこで、それは何に起因しているのかをしっかりと認識する必要がある。
その上で、その落ちた要因と競合店との関係がどのように因果関係として紐付けされているのか。
それを認識した上で競合対策を打つ必要があろう。
競合対策を前提とする以前に、自店の業績改善という視点に立ち、いろいろな課題を素直に受け止め、そこから競合店という要因を正確に認識し、そこから対競合店に対する対応をより重要で効率の高い手段から優先的に手を打っていく必要があろう
競合店だけに集中してしまうと効率から外れた対応もしなければならなくなる。
より効率の良い競合対策。
そこに着眼しなければ、効果の少ない対策をより労力をかけて延々に続けていくことになる。
結果としてもっとコスパの高い対応へ手が回らなくなってしまうという現実。
そして結果的に、効果の少ない対策に疲弊してしまい、本末転倒という事態に陥ってしまうことになる。
要は、自店の業績対策において、競合店対策が一番効率の良い手段であり、その中でも一番効率よく競合対策を打って効果が現れる部分にある程度絞って、その絞った部分に対して徹底して突いていくということを実践しなければならない。
更には、決して競合店との対応には直接的には関係ないかもしれないが、お客様対策としてより効果的な業績改善策があるのであれば、それは競合対策の効果が少ない部分よりも優先して取り組まなければならない。
それを見極めた上での競合対策が重要であろうか。
それは決して、商品面だけではないということを前提に考えていかねばならないであろう。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
一気に痺れる環境のなってきましたね。
対人関係と競合関係。
二つ同時に克服しなければならない状況。
是非、後日ご教授願いたいところですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年10月24日 (土) 00時09分
競合対策に関してはある程度の腹は決まり・・・てか新天地での事ですが(笑)。
競合対策を語る前に先ずは自店のレベルを上げる事からでしょうか。今のレベルでは対策を語っても価格しか出て来そうもありませんから。
部長直轄勝手にやって良い店舗を頂いたので自分の考えが的外れでないかスピードを持って試していきたいと思います。その為にも店舗従業員の信頼を如何に得るのか?お陰様で痺れる毎日を送っています(笑)。
商品を買って頂く売場密度を上げる!
目指すはこれだけですが
基本の徹底、坪効率、サービスレベル・・・
エベレスト級の山が待ち受けてます(笑)。
投稿: dadama | 2020年10月23日 (金) 18時08分
k,kさん、コメントありがとうございます
競合Hはおそらく傘下に入り、その企業からの商品導入に切り替わった為のチェーン化が強引に進められたのでしょう。ある意味生鮮にとってはチャンスですね。生の支持を得られる絶好のタイミングではないでしょうか。
しかし御社の政策もあり、鮮魚で人材を得られない状況。この状況、チャンスだと思うのですが。
投稿: てっちゃん | 2020年10月23日 (金) 06時18分
近隣の競合Hの話です。会社が指定する第一競合は他にありますが私はHに絞っております。そこの青果、鮮魚は市場の残品、お付き合い品を激安で販売。また手板でのオススメが秀逸で手本にしていました。ですがここ1年くらい前から魅力が薄れてきました。何故かというとあるスーパーの傘下に入ったようです、商品もだいぶ変わりました。PBが増えた、親会社の指導が入ったであろうが理由かはわかりませんが掘り出し物もなくなりました。競合が勝手に弱くなった?とは思いません。色々な事情の元で競わなければならない。値段勝負はあまり気にしなくて良いとしても当店を優先的にご利用いただく為にやるべき事は山ほどあります。人手がない常態から部門としてどう廻すか。鮮魚からパートさんの他部門へ応援も店長指示がありました。益々きつくなる中でどうより良くするか。年末に向かって常に考えながら仕事したいと思います。言うは優し行うは難し。(^_^;)
投稿: k,k | 2020年10月23日 (金) 05時31分