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2020年10月 9日 (金)

成功率を高める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


成功率を高めるということ。

  最終的には業績を達成すること。

その為に、途中途中の階段を登っていく過程においての成功という判断もあれば、最終的な目標である目的を達成する事を成功と判断することもあろう。

  何を以て成功と判断するか。

これは大いに議論をする価値があろうかと思う。

  それともう一つは成功の確率の問題。

大きなプロジェクトを立ち上げ、そのプロジェクトに対して3ヶ年計画とか年度計画が立案されたとする。
重要なのはその途中途中での途中経過においての成功の積み重ねが重要なのであろう。

  あるプロジェクトが成功する確率とは。

それは、直前の実行計画を検証し、その中での成功事例を把握し、その成功事例から更に仮説を立てて次なる実行計画を立案し実行するという流れのスピードであろうか。

  直前の成功事例からの仮説は次なる成功への確率を高めるものだ。

しかし、ある成功事例から時が経過すればするほど、その成功事例からの仮説は次への成功への確率としてはどんどん低下していくのである。
それは、直前の成功事例ほど次への成功に対して精度の高い仮説が立案されるということであり、その成功事例から時が経てば立つほどにそこから生み出される仮説も時と共に劣化していき、時代の押し流されていくことになるのである。

よって、ある成功事例に対して、その成功事例の鮮度が落ちないうちに次なる成功への仮説を立案し実行・検証していく流れをスピードを持って継続していくことが重要なのである。

  その小さな成功の連続から大きなプロジェクトの成功が導かれていくのである。

そう考えると、常に新たな成功事例に対しての仮説と検証というサイクルは回し続けていくことが大きな成功へのステップであり、成功から時間があてば経つほどに鮮度の劣化した仮説からの成功はどんどん確率が低くなっていくというリスクを負うことになる。

  PDCAのサイクルを回し続けることによる成功確率の維持。

上記の流れから、大きな成功とは小さな成功の積み重ねであり、その小さな成功から如何に小さな仮説と検証を自らの思考サイクルに組み入れ、その成功体験からの仮説は大きな歯車に組み入れられるかが、大きな成功を呼び込むポイントとなるのであろう。

  かといってこの世は成功体験ばかりが蓄積されていくわけでは無い。

成功もあれば失敗もある。

  失敗体験も鮮度が命。

成功も失敗もその鮮度が保たれていうちに次への高い精度の仮説を立案するというスピードが大切なのである。

  スピードとは単に早いということでは無い。

成功失敗から学び、次への成功に結びつけるには、その体験の鮮度が保たれているうちに新たな仮説作りが重要なのである。
そして、時間が経てば経つほどに、成功の確率は低下し、やがては以前は成功した体験が次への成功へ結びつかなくなっていくというリスクを背負うことになるのである。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとございます。
そこまで数値を落としこまれると、現場の人間はわかりやすいでしょうね。そしてそれは現場の人間がどの階段を登ればいいのかという明確な指標にもなる。そしてその階段を登る上で飛鳥な道具は何か?。そこを現場で自ら見つけ出し自力で登っていく。それを新たな環境でトライしてどのような結果になるのか。数値効果が明確に見えてきますね。

投稿: てっちゃん | 2020年10月10日 (土) 06時15分

てっちゃんの話が企業トップの話に見え(笑)。
私は「ただのパート」(笑)なので器の大きな話は出来ませんが、売上と利益アップを成功とするならばその過程をしっかりと共有する事が大切なのでしょうね。私の理念はシンプルで売上=客数✖️買上点数✖️一品単価。この式項目の何処に拘るか。私は買上点数に拘りたいですね。買上点数を0.5上げようとするにはどうすれば良いのか?仮に客数を2000人とすると2000人✖️0.5点=1000点売らねばならない。今のコロナ禍で買上点数が1点近く上がったとしたら2000点の商品を売る仕掛けを構築せねばならない。安直には狂安価格のチラシを入れて見かけの買上点数を上げれば良いのですが所詮特効薬ならぬ麻薬。有るべき姿は如何に基本に忠実な売場を構築してお客様の支持を得るのか❓欠品、鮮度、メリハリ、トレンド・・・あらゆる手法を駆使して単品買上率0.05上げる仕掛を100箇所作る。弁当箱の隅を突く様な地味な積み重ねが店舗力となるのではないでしょうか。

投稿: dadama | 2020年10月 9日 (金) 20時27分

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