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2020年9月15日 (火)

売場に立つ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は「売場を見る視点」を記した。

  https://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/600797/entries/92185527

売場とは時間帯別に変化し、その変化を日々見つめ、常に時間帯別にあるべき売場を維持するという視点が重要であると。

  そして今日は「売場に立つ」を書く。

売場に立つというよりも店に立つという表現の方がしっくりくるかもしれない。

  店に立つ。

最近当店も窃盗犯によるビールや米の盗難が相次いだ。

  「店長の行動を変えること」。

トップからの激励のダイレクトコール。

  要は何度も同じ犯人に窃盗を繰り返されるのはお店がナメられているということ。

よって、特に犯罪の多い時間帯での店内パトロールを強化した。
店内パトロールと言っても、実際の警備会社の店内パトロールは限られているため、それ以外の曜日や時間帯は自分達で保守しなけらばならない。

  要は店長の行動を変えるとは店長自ら店に立つということ。

それは昨日の売場の視点とはまた別に、店内パトロールによりお客様への視点ということである。

  店内闊歩により怪しい窃盗犯から売場を守る。

その為に売場に立つ時間帯が増えた。
と言っても、別に開店時間前後の、生鮮の商品の品出しをするわけでもなく、また単品量販の売場を作ることでもない。

  目的は窃盗犯からの自衛。

よって、品出しをしているフリ、前出しをしているフリ、売場をチェックしているフリをしながら、窃盗犯の特徴を持つ顧客管理である。

  しかしそうそう滅多に窃盗犯と対面できるものではない(笑)。

逆に、普段のお客様、いつも来店されるお客様との出会いの方が圧倒的に多くなった。
更には、今回を機にいつも来店されるクレーマーの顧客と仲良くなったりも出来た(笑)。

  目的もなく店内に立つ。

“余程ヒマな店長さんなんですね”

  そう思われる方も多いかもしれない。

特に同じ店長仲間からは白い目で見られること必至であろう(笑)。
しかし目的はあくまでも窃盗防止の対策である。

  しかしそれ意外でのメリットの方が多いのが事実であるが。

店内をお客様を見ながら歩いていると逆にいろいろな気づきを持つことが出来る。
店内で上の表示を見ながら何か探し物をしているお客様。

  「何かお探しですか?」

大抵は、「大丈夫」と言いながらも歩きながら探している。
何人かに一人は、「実は」と言いながら自分で見つけられない商品を聞いてきたりもする。

  その一人一人のお客様とのやりとりが実に楽しいひと時となる。

特に買い物に慣れていない男性のお客様は、商品を案内すると心から感謝してくれるのである。
建築現場で働く男性二人連れのお客様の時は、一方の若手が何やらいろいろと探し物をしている様子だった。

  「何か?。」

   「米ありますか?」

 精米された米コーナーを案内した。

そうすると先輩風の大柄な男性が「違う違う、あっためてすぐ食えるやつ」と言ってきた。

  “レトルトのチンするやつか”

レトルトご飯コーナーを案内すると、若手が喜んで感謝してくれたりもした。
彼らだってお昼休みの限られた時間で休憩を取らなければならないから買い物は時間との戦いだ。

  そんな中での商品案内は嬉しかったのであろう。

そんな視点で店内になってお客様との会話を楽しむと、以前にクレームをよこしたお客様の方とも懇意になるものである。

  いずれもこちらからご挨拶をさせて頂いたのである。

そうすると、以前クレームをよこされた方もニコニコとこちらに寄ってきて会話をしてくれるものである。

  そうやってリピーターとなってくれた方が何人いるだろう。

そんな方ほど、優良顧客となって日々店内に顔を見せてくれるものである。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
→新たな使命。
いよいよ得意な分野へ切り込んでいくのですね。それは楽しみです(笑)。
そちらでの会は大いに盛り上がりそうですね。

投稿: てっちゃん | 2020年9月16日 (水) 00時03分

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
やはりお年寄りや常連客との会話は楽しいものですね。ついつい長話をしてお客様の足を止めてしまうこともありますが、周囲のお客様がどう思われているのかという不安もあるほどに熱中してグダグダになる場面も多々あります。そこは注意ですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年9月16日 (水) 00時01分

店長が売場に立つ。お客様とのコミュニケーションや防犯の効果はもちろん、従業員への良きプレッシャーにもなりますね。鮮度やボリウム、欠品などをお客様目線で店長が見る事で売場都合を排除して行く。結果、売上と利益は上がる事が多いですから。私も1年間本部でパソコンを叩いていましたが現場が見えない机上の理論の虚しさを感じておりました。素晴らしいチェーストア理論も実行力を伴わないと屁の突っ張りにもなりません。近々に新たな指令を上司(笑)から頂く事になりそうですが、見やすく、選びやすく、買いやすくの原則に基づき作と縁の最大効果を引き出して見ようと思います。

投稿: dadama | 2020年9月15日 (火) 22時18分

売場案内はイ●ン時代によくやりました。
決まって聞かれるのはタンサンと卵、バター、チーズ。
インバウント時の中国人の多いときは手書きで商品を書いてもらって案内したり、してました。
今もよく聞かれるのは、ヨーグルトとチーズ、バターの場所は相変わらず。
売場に出ているだけで必ずお年寄りが声を掛けてくるから楽しいのもありますが、携帯持たされるのでクレームも同時に対応しないといけないので、同時に声を掛けられることもしょっちゅうありました。
万引きを気にすることはほぼ無かったですね。
警備員が常に巡回してくれてるので気にせずに接客+品出し売場作りしてました。

投稿: 第01肉屋 | 2020年9月15日 (火) 22時15分

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