問題発見と問題解決
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、店長いろいろを記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-f899aa.html
店長としてのいろいろなタイプ。
店舗内にいろいろな職位の従業員がたくさんいようが、何故に店長ばかりがこのようにタイプ別に特色が出てくるのであろうか。
組織のリーダーとはそのような存在なのである。
要は組織のトップとは組織の構成員から注目を浴び、目立つということだ。
それだけ、自分では意識していないにも関わらず、彼の部下からは一斉に注目を浴びているものである。
部門チーフとなれば部門内では注目を浴びる。
しかし店舗全体を見れば一番注目を浴びているのは店長ということになる。
意識の高い店長ほどそのことをよく理解しているものでもある
意識するが為に、より忙しく振舞う店長もいるかもしれない。
しかし、店長の仕事とは何だろう?。
それは、業績達成の為に障害となっている店舗内外の壁を取り除くこと。
要は、問題発見と問題解決。
普段忙しく振る舞おうが振舞わないが、問題発見と問題解決を常に念頭において行動し、その解決において従業員が意欲を増して前向きに仕事ができる環境が整い、結果として売場に連動し、客数に連動し、売上に連動していくことである。
リーダーが忙しく振る舞う。
見ている部下達から見れば、働き者の店長ということになる。
店長は店長で目の前の仕事をこなす充実感に溢れる。
しかし、組織としては何も解決されていかない。
問題発見と問題解決がなされながら忙しく振る舞うのはいいだろう。
しかし、それではどうしても店舗を一個の商品として見つめ、その一個の商品を如何に価値を高めお客様にお買い得感と安心感を高めて来店動機に結びつけられるかという視点までは到達できないのではないだろうか。
リーダーになればなるほど結果を求められる。
更にその上の結果を出す為に、今自分がワーカーとなってその瞬間の売場維持を図ることが重要なのか、それとも全体を見渡した中でもっと解決すべき課題を見つけることが重要なのか。
それはその組織のリーダーでしか見えてこない。
そこに店長が変われば店舗の業績が大きく変わるという現象が生まれるのである。
そこが見えるリーダーと見えないリーダー。
そこからどう問題解決という行動を起こしていくか。
当然売場という視点もあろうしそれ以外の視点もあろう。
いずれも、結果として売り上げを始めとした結果が伴うことが前提である。
それだけリーダーは組織内で自由でもあるが責任も伴う。
よって普段の仕事ぶりとは関係無く、業績で昇格降格が伴う人事に連動するのである。
しかし、誤解してはいけないのは、業績とは店長が作り出すものではないという信念がなければ、自ずと業績は創造できないものでもある。
そこに従業員の働く環境整備が優先されるのである。
単に机に向かっていても従業員の働く環境は改善されないことも知るべきであろう。
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コメント
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
今は、自分でやりたくても許されない時代なんですね〜。
一昔前では到底考えられない世界。
妥協せずに思う存分仕事ができる環境になるといいですね。
投稿: てっちゃん | 2020年9月24日 (木) 21時38分
店長からついにサーザンを見逃さんと強く強く言われたー。
9月いっぱいは見逃すが10月からはサビ残したら恐ろしい事になりそうで…有休消化も重なるから、全力で休みに入るけど、人も減るし、休む人も連続で出るし、でも人増えないし。
売上をとっても店長はもうこれ以上売上良すぎるから売上あげるな、荒利をあげろというし。
いかに手抜きをしてサービス残業せずに回すか、これを考えるのはイ●ンでよう上司が考えていたから、イ●ンの上司を真似てやってみても中小じゃ通用するのか怪しいもんだし、人がいないし、個人負担が多い割にフリーダムに売場を作れた私の自己満足は満足の逝く売場を構築できたと思うので、次はいかに手抜きをして帰るか。
投稿: 第01肉屋 | 2020年9月24日 (木) 20時03分
dadaamaさん、コメントありがとうございます。
現場に出てこそ問題発見できるものですし、担当者とコミュニケーションできてこそ問題解決できるもの。
ただし目の前の作業に忙殺されていては発見もできず解決などさらに遠くなっていくのではないでしょうか。
そして人間同士のコミュニケーションの連続がお互いの信頼関係を構築し、その反動としての部下の行動、そして問題解決なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2020年9月24日 (木) 17時13分
店長は管理職でありワーカーでは無いのですが店舗=売場の最高責任者である以上有るべき売場を追求せねばなりませんから担当者を指導する能力と手腕を持たねばなりませんね。机上の理論だけでは担当者は納得、同意してくれるでしょうか?
業態や規模にもよりますが信頼関係やコミュニケーションを密にする為にも店長は現場に出て語るべきだと思います。現実私はそうして来ましたし色々な意見を聞けるのも現場でのワンシーンが見えてこそだと思うのです。
これは店だけでなくバイヤーや本部スタッフにも言えますが(笑)。
店長が変わってもブレない営業力=パートさんのモチベーションや自発的思考力をどのような手法を使って向上させるのかが店長の重要な責務と考え実践して来ましたね。
投稿: dadama | 2020年9月24日 (木) 12時42分