新店における「投資」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近の新店はなかなか軌道に乗らない。
これはどの企業でも同様の状況ではないだろうか。
かっては、新店といえば3年は二桁成長が当たり前の時代であったが、ここ数年いやここ10年ほどなろうか、二桁成長が見込めなくなったのは。
なぜか?。
人口減、競合店、立地条件、等、いろいろな理由が考えられるであろう。
新規出店地域は人口増が見込まれた地域であり、そんな立地は世代も若くこれからどんどん成長していく家族層が多かった。
更に、出店立地にも競合店が無く、人口増がそのまま売上増に結びついていた時代でもある。
しかし昨今は全く環境が異なってきた。
まずは立地周辺に存在する競合店。
今では出店1k先に競合店が存在など当たり前。
よって出店後から相当な競争に巻き込まれる。
その為に、出店計画の中での売上予算に達しない新規出店の店舗が多いという。
よって予算達成のための強引が試作が必要となる。
新店であれば、いろいろな予算が甘く作成せれることが多い。
売上金額は高いが故に荒利率は低い。
売上金額が高いが故に生産性は低い。
要は、高い売上金額の予算であるが故に、結果的に荒利率は低め、更に生産性も低めに設定されている場合が多い。
その低い予算を如何に集客に向けられるか。
そこが新店開店後からの大きな課題となるであろう。
自店を如何に地域のお客様に知っていただくか。
その為に上記予算を有効に活用して認知度を高めてもらうかである。
その為には、明確に強みを発揮できる部分に特化して施策を打つ必要があろう。
販売面での強み。
販促面での強み。
接客面での強み。
その中でも特に販売面に関しては、競合店の存在が大きいであろう。
従来は競合店で買い物をしていたお客様。
そのお客様から各々の競合店ではなく自店で買い物をしていただく為には。
それには、競合店以上の強烈な来店動機となる強みが必要となろう。
その強みを認知して頂くまでの投資が必要となる。
その中では、競合店の強みの把握が必要であろう。
相手はどこでお客様を集客しているのか。
そこを押さえておくと、競合の強みを打ち消すことが出来るからである。
そうやって絞り込んだ「投資」の中身。
その投資の部分は徹底してやることで、効果も早々に現れよう。
そして、その投資は継続的に一年程度続けることが必要であろう。
それによって競合店の強みを打ち消す当店の存在価値となるからだ。
自社の理念から生まれた自店、とそのコンセプト。
それと同時に競合店を上回る競合店の強みを装着すれば、お客様からの認知度は嫌が上にも高まっていくことになる。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日も記しましたが、生え抜きの方々は意外に自社の強みが見えていないですね。よって外部からの客観的なお客様視点で強みを徹底して磨き上げることが必要なのかもしれませんね。
ましてや「驚安」はお手のものでは(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年9月30日 (水) 23時45分
会社を乗り換えて改めて感じる事は自社の強みを腹に落として徹底的に攻める事。本部は時代の変化に販促やプロモを変えているのですが現場はまだチラシ持たれ=チラシ折込み回数減による集客力を危惧しておりますが、先ずは自社の強みをしっかりとお客様にお伝えする事が先決ですね。
所詮、我々はディスカウンターやカテゴリーキラーにはなれないのですから何を売りにしてお客様に信頼を得ていくのか?幸いに出店エリアが驚安❓狂安の地区が多い為、デリカや生鮮を武器にしながらメーカー販促によるグロッサリーの安さ感を演出すればまだまだ成長の余地は有ると思います。
投稿: dadama | 2020年9月30日 (水) 13時06分