基準を高める
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
自らの仕事に対する基準。
開店品揃え、取り扱いアイテム、品質、ボリューム等。
企業として、そして個人として、それぞれに合格ラインという基準がある。
開店品揃えが完了するのは何時か。
開店時に何%の品揃えであるのか。
品揃えのスピードに関しても上記のように企業として又は個人としてある程度の基準を持って仕事をしていると思う。
あるチーフは開店時品揃えを100%を基準としている。
又あるチーフは品揃え完了時を11時を基準としている。
更にあるチーフはそれを持たずに日々仕事をしている。
当然、10時開店であればその時間に品揃えを完了するという基準を持つチーフの方が高い基準で日々仕事をしており、その連続が精度の高い開店までのオペレーションを構築し、結果的に安定した時間帯毎の売場を維持できる条件を整えていることになる。
開店品揃えという基準だけでも上記のようにそのメリットは多大である。
それが、鮮度の基準、品質の基準、陳列ボリュームの基準、接客の基準等々企業の販売技術の基本の部分だけでも相当の基準があり、それを目標に日々仕事をしているのか、そんな基準を持たずに単に売場に商品を出すことだけの作業をしているのかでは、その企業や組織、そしてお店の安定度が異なり、結果的にそれがお客様の評価に繋がり、伸びる店舗か廃れる店舗かに分かれていく。
そしてその基準の高さが店舗力なのである。
基準が高いということは、その基準の高さが日々維持されているということであるから、一人一人の作業のスピードと正確性が高いということであり、より生産性の高い店舗ということであり、生産コストが低ければ価格訴求が可能となり、価格面での優位性を発揮できることにも繋がる。
しかし逆に言うと、その基準を上げればいいかと言うとそうでもない。
絵に描いた餅となるからだ。
開店品揃えを100%にするには、必要人時数が想定されており、その必要人時数が人員不足にて足りなければ従業員に負担を背負わせることにもなる。
それらの条件を整えてやることが店長の最大の役割と言えようか。
同様に、時間帯別のあるべき売場の維持や最大ピーク時の売場のボリューム、又取り扱いアイテムやSKUもあるべき人員がいて初めて可能となるものである。
よって基準の維持は人員の維持と同様の流れであると言える。
そして基準を高めるとは、豊富な人材一人一人の基準に対する知識を深め、その基準に対しての達成力の高さなのである
そのことによって、店舗の基準は日々の継続の中で高まっていく。
そしてそれが集客力となり、日々の日販が高まり生産性の向上、そこから価格訴求へ向かい、更に集客力が高まると言う構図を如何に継続していけるか。
それが店舗の進化と言うことなのであろう。
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コメント
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
朝礼30分もやるんですか?。生鮮にとって一番生産性の高い時間帯なんですがねぇ〜。まぁ企業の考えや店長の考えもあるでしょうからどうのこうのは言えませんが、この時間帯での朝礼は必要最小限に止めるべきかとは思います。
また、開店品揃えまでは作業割り当て表にて決まった開店までの作業と人時を割り当てたシフト表の作成が必須かと思われます。
投稿: てっちゃん | 2020年8月29日 (土) 23時51分
k,kさん、コメントありがとうございます。
しかし有り得ない送り込みパターンですね。売り上げ規模に準じた送り込み数量ではなく捌ける人材の有無に応じての送り込みとは(笑)。それだけk,kさんの存在価値が評価されているということでしょうか。であれば、それを使って「俺の下についたお陰」での調理技術の講習会を開いてみては如何でしょうか?。
「俺の下に就くとこんなメリットがあるんだぜ」とかなんとか(笑)。
また、私の今までのキャリアの中で、テストで昇格したという経験はありません。よってそのための勉強もした経験がありませんが、ビッグともなると客観的な評価に頼らざるを得ないのでしょうね。でも勉強だけは続けてほしいなぁ〜。
投稿: てっちゃん | 2020年8月29日 (土) 23時44分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
まずは自社の基準を共有することからでしょうか。強み・弱みはむしろ客観的に見えるでしょうから、そこから見た強みを如何に強調し弱みをカバーしていくか。更には店長一人一人の基準の目合わせも段階的には必要かと。店長自身が意外に自社の強み弱みを把握していない場合が多いと思います。
投稿: てっちゃん | 2020年8月29日 (土) 23時39分
今日は、売場が牛と鶏がほぼ空の状態からスタートで、製造はサブに任して主任である私がパックをしました。
8時から来るパートにまず鶏を詰めてもらい、その後朝礼や、伝達事項など全員参加のものがあり、
売場を埋めるにしても8時30分から本格的に鶏を詰めて、作業を行うことを毎回繰り返しています。
そのため9時開店に鶏とミンチが間に合わず、鶏が全部埋まったのが9時20分頃、ミンチが埋まったのが10時20分頃という杜撰な対応になり、他のパートは鶏を詰めずに味付インストアをしっかり作っており、(私が味付け作っている間に鶏も終わってない、ミンチも終わってない、あの人遅すぎじゃない?)などと指摘を受けるはめになりました。
8時出勤だとそもそも朝礼参加の30分でロス食らう上、他の作業も同時にさせることをしてしまうと壁面の定番の遅れを生んだのは、マイナスでした。
今いるパートを上手く使い動かしながら売場を埋めるにも勝手気ままに動くパートをいかに駒として動かしていくか、パワハラスキルがない自分には難しく感じます。
投稿: 第01肉屋 | 2020年8月29日 (土) 19時19分
今は働き方改革と夕方ある程度の時間まで残る事もあり朝は早く入れなくなりました💦でも開店一時間後には揃えられるように段取りしています。朝イチで揃わないのは鮮魚とデリカだけではないでしょうか。残業もするな、させるなで人も入れない、っというか益々減らしていく方針。マニュアルだけ覚えれば良いだろうと。そんな簡単なものでは無いと思いますが。今年の売れないお盆には特大アワビや伊勢海老、生の穴子、八角等が送り込まれてきました。でも店舗選択が変。まじまじと見るとそれらを捌けるベテランチーフがいる店だけでした(笑)急に暴落したから買ったけど大型店でも若手しかいない店には送らない。私らが若い時は先輩が変わった魚やる時は必ず見ていました。いつかやらせて貰えるように。今の子はそれも興味ないようです。チェーン化を急ぐ。でも育っていない。興味がない。基本だけ教えてその他は自己責任で習得。ヤル気ある子は良いですが手を出してあげないと何もしない子ばかりのような気もしております。そういう私も副店長は諦めて勉強するのをやめております。同じでしょうか(^_^;)
投稿: k,k | 2020年8月29日 (土) 14時09分
昨日は競合をMRして自社と競合を店長を交え意見交換しましたが企業における基準も異なりそれを自社の強みとするか弱みとするか。更に自社の強みがお客様に伝わっているのか。例えば、お弁当の売りを秋の味覚で提案するのは良いがある店舗の強合であれば一番お伝えすべきはインストア加工ではないのか?まだまだひよこですが先ずは自社の強みをしっかりと把握しそれを如何にお客様にお伝えしていくのか。お世話になった企業も細かな基準は無さそうなので自社の強みを店舗努力によって如何にお客様にお伝えし、買上点数を増やしていくのかが当面の課題となりそうです。
何れにしてもパソコン監獄から脱出させて頂いたご縁に感謝し恩返し出来るよう頑張りたいと思います(笑)
。
投稿: dadama | 2020年8月29日 (土) 08時30分