小さなチャンスの積み重ね
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日は「今を100とする」を記した。
あるべき予算に縛られずに今現実を100とする。
そこから如何に地道に数値を伸ばしていくか。
そのことが現場のモチベーションを維持し継続していけるのである。
そして今日は「小さなチャンスの積み重ね」。
昨日の結びに「チャンスは巡ってくるもの」と記した。
業績改善店舗におけるチャンスの到来とは?。
これを数年に一度のような大チャンスのことではない。
日毎に、週毎に訪れるチャンスロスというチャンスである。
特売時に欠品した特売品。
夕方以降に欠品した弁当。
丑の日に欠品した鰻蒲焼。
梅雨明け時に欠品した麺。
開店時に欠品した刺身類。
等々、毎日の売場においての品切れのことである。
特に大きなイベントになればなるほどチャンスロスを対策していきたい。
丑の日やお盆商戦、そして秋彼岸と今後様々なイベントが繰り返されて巡ってくるが、それらは全て新規出店の店舗においてはチャンスである。
それは何も新店だけではなく既存店でも同様ではあるが。
それでも新店では初めての出来事でありその地域のお客様にとってもそのお店では初めての経験。
この経験時に競合店以上の売場で臨むこと。
そしてこの積み重ねがとりも直さず全てチャンスに値する。
これを地道に1年間繰り返していくことが一番の近道となる。
何も特別なことではない。
強いて言えば「基本の徹底」であろうか。
新店ほど、この企業が提唱している「基本」を根付かせることが最優先となろう。
それは、新店ほどその企業の基本の部分が弱いからである。
そして新店ほど、基本という部分を根付かせるなければならない時でもある。
そしてそれが競合店との差別化への布石となっていくのである。
不動の基本の徹底を構築してこその翌年からの差別化対策。
このステップを踏むためには、初年度に基本を根付かせ、それを初年度の最大の競合対策として根付かせることができるかどうか。
その基本が翌年以降の土台となれるかどうか。
その積み重ねが翌年に新たな次元へのステップを踏むための重要なポイントとなる。
“なんだそんなわかり切ったことしか言えねえのか!”
そう思われる方は多いと思う。
しかし・・・ 。
基本を笑うものは基本に泣く。
それだけ基本とは小さなチャンスを救ってくれるのである。
特に小さなイベントでの確実な売場作りは徹底したいものである。
その習慣が2年目以降の強みとなっていくのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗が成長していく過程においては、やはり手順というものがあるようですね。
この手順を間違えるとなかなか効果が上がらずに結局は途中で止めてしまう。
企業としての確固たる自信と信念、そしてその後のステップまで含めて検証されている企業ほど、上記の流れに対して自信を持って継続するからその後の効果が加速度的に高まっていくものですね。
復帰が楽しみですね。
投稿: てっちゃん | 2020年8月 7日 (金) 09時11分
休養を頂いて復習がてら色々なお店を見て回りましたけど基本が出来て次があるのを再度確認する事が出来ました。基本が出来てないのに新たなチャレンジをしても基本のなさの悲しさか結局売場が崩壊していく。基本と言えども各社毎に基準は違うと思いますが、私達は食品と言う口にする物に携わる仕事。コロナ騒動も重なり清潔度への関心も高まる中、清潔に見える売場・・・クリンネスだけでなく、フェイス合わせ、前だし、商品のボリウム感、鮮度、品揃え、欠品など売場の整備度は清潔感に直結し今のお客様の要望に応えるのは基本の徹底による整備度の向上と継続だと思うのです。先ずはここから手を染めて行こうかなと(笑)。
投稿: dadama | 2020年8月 6日 (木) 15時52分