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2020年8月14日 (金)

導入と深掘り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今人材育成を考えて見ると

  「導入」と「深掘り」に分ける事ができようか。

導入段階では新入社員教育や年度別研修、職位別研修、そして副店長や店長研修がそれにあたるであろうか。

  どちらかというと集合研修において一方通行の勉強会。

入社時における企業内の挨拶の仕方から業界の勉強、店舗内の役割の勉強から、年度別研修ではチーフへ向けての仕事の仕方、部門別マニュアルのテスト等、そして職位別研修会ではその職位の役割、マネジメント、業績達成等の考え方と実践方法の勉強会という流れであろうか。

  入社にあたって、昇格にあたって、その役割に必要な知識の導入。

これが導入段階での教育となる。

  導入段階での勉強会はその本人にとっては一回きりの勉強会。

よって同じ研修会に何度も何度も参加することはない。

  理論と知識は一度きりの詰め込み式の教育法である。

導入とはこのような教育法であり、学校方式によって効率よく大人数の人間を一律に教育する手法であり、そこには一対一という関係は無い。
そして、最後は教室で学んだマニュアルであったり決め事であったりの復讐としてテストが行われ、今回学んだことの復讐と効果が個人ごとに評価されるのである。

  答えは一律に一つの回答が基本である。

一つの問いに対して、二つや三つの回答でも許されるということは決して無い。

  答えは一つ。

それが導入段階の教育法である。

  それに対しての深掘り。

これは教育法というよりは、導入に対しての取り組みと捉えるべきであろうか。

  導入の答えは一つ。

要は、導入とは答えが明確であり、誰もが一度勉強すると覚えられる内容であり、皆が同じ答えを解答しやすい内容なのである。

  よって例外も無い。

しかし、その導入を経て現場での実践をしていく中で、導入で学んだ事例が当てはまらないことの多さに気づいていくのである。

  導入とはワンパターンの事例を取り扱うもの。

しかし、現場で日々起こる出来事は千差万別。
ワンパターンなどどこにも存在しないのである。

  よってその状況に応じた行動と対応を求められるのである。

同じパターンの状況でも相場や競合、そして天候や曜日によって全く異なる対応をしなければならない場面によく遭遇する。

  その場に応じた対応が深掘りなのである。

深掘りと掘り下げれば掘り下げるほどに、いろいろな場を発見し、その場に応じた対応こそが成功への道につながっているのである。
そして、その深掘りとは、常に現場でOJTを繰り返しながら学んでいくことになる。

  それを学校形式では絶対に学べないのである。

一つ一つの状況が異なるからである。
更に深く掘り下げれば掘り下げるほどに、その深さは際限なく続くのである。

  これが商売の道というものであろうか。

しかしいつしか、深掘りを極めていくと、一つ一つが本人にとっては導入と同様に同じ回答にたどり着くようになっていくのである。
他人画から見ればそれは深掘りの奥深い知恵であるのだが、深掘りを極めた人間がその場に立つと、それは導入と同等の状況からの回答を引き出すことになる。

  深掘りした人間にとって過去は導入なのである。

そしてそれは本人にとっての基本と化していくのである。



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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ご自身にとっても、また新たな導入からのスタートでしょうか。
過去の深掘りの経験と新たな導入の併合をどのように自分自身の内面で消化していくか。それを通してご自身の深掘りが進化していくのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年8月14日 (金) 22時08分

基本と応用とも言い換えれるでしょうか。
応用するには基本がしっかりしていないと効果は継続出来ないのでしょうね。応用による色々な道が出来ようとも目指すゴールはひとつですから。
原理原則は商売に限らず普遍ですね。

投稿: dadama | 2020年8月14日 (金) 10時08分

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