背中を押してやる
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人は誰かから背中を押される。
そして誰かの背中を押している。
要は、人間同士が影響を受け、そして影響を与えているのである。
確かに、一人で考え一人で意思決定をして、一人で行動する人もいるだろう。
独立自営の人間であればその確率は高いかもしれない。
それでも、リアルに他者から影響を受ける場面もあれば、本やネット上でのやり取り等で影響を受けている場合も考えられる。
先日のブログで「自責と他責」を記した。
自己責任で明日へ向かってチャレンジしていく気概のある組織なのか、自己責任を負わされるのが嫌で自ら行動を起こさない気風の組織なのかで、組織力が進化するのか退化するのかという内容であった。
しかし、チャレンジ精神のある組織内の構成員が全て自己責任を持ってチャレンジし行動するかという当初からそんな人間たちばかりではないであろう。
中にはどうしても躊躇してしまう時がある。
そんな時に、気概のある組織には必ず自分の背中を押してくれる存在がいるものである。
自分の背中を押してくれる人間。
時には上司、時には同僚、時にはパートさん、そして時には企業のトップが自分の背中を力強く押してくれるのだ。
そして、悩んだ結果なかなか決められずにいたその事項が、その人が背中を押してくれた結果、実行に踏み切れるということがよくあるものだ。
自分の背中を押してくれる人間。
そんな人間が上司として存在してくれるならば、それは非常に有難いことである。
上司が背中を押してくれるということは、その件に関しては承認しているということである。
堂々と行動に移せるのである。
上記のように、堂々と行動できるのか、こそこそと隠れるように行動するのとではその結果に歴然とした差が生まれるであろう。
当然、堂々と組織内で行動した方が結果検証もスピーディである。
よって、その検証から今後どうすべきかの判断も早いということだ。
結果から、全体に波及させるのか、今しばらく検証を続けるのか。
そして全体に波及するにしても、トップの後押しがあれば更に全社への波及も一気に進められるのである。
このように、組織とは背中を押す人間の存在によってスピードが異なり、その結果としての変化対応力が全く異なってくるのである。
かと言って全てが全て誰の背中も押すということではない。
新たな挑戦に対しての承認をするということであるから、そこには何がしらの根拠が伴うものである。
そしてその最大の根拠とは「信頼」である。
ある程度の数値的な根拠は当然にあるだろうが、最終的にはそれを承認し、実行に移すにはリスクも伴うもの。
そのリスクを押してでも背中を押すのであるから、そこには相手との信頼関係が絶対に必要となる。
「アイツが言うのであれば」
「あの人の言葉であれば」
相手への信頼という絆が担保となり、承認をし、そしてその人間の背中を押すという行動や態度となる。
やはり最後はそこへ行き着くのであろう。
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コメント
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
今回のコメントを見る限り、非常に充実した仕事と話題の豊富な職場環境にようにお見受けいたしますね(笑)。
しかし、頭を下げて仕事を振るという関係がいつしかお互いの信頼を生み、部門の和を生み、そして結果を産んでいくものです。
是非、日々充実した毎日をお過ごしください。
投稿: てっちゃん | 2020年8月 3日 (月) 23時52分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
信頼を寄せる相手にはこちら側も襟を正すという姿勢に自然になってしまうものですね。
そしてその態度がいつしか自分をして求心力を得るという事実。
人間同士の関係とはこのように人からの影響、人への影響無しには語れない存在なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2020年8月 3日 (月) 23時49分
日々勉強ではなく自責です。
常に頭下げて、頭下げて、パートさんに指示を出しています。
何かあれば、店長、部下、パート、私の4人組で
私が集中攻撃食らうので、常に頭低くして髪を全部丸めて、頭下げてます。
1人休めば、社員に重しが乗りかかるのでうまく使わなければならず、どんなパートでも派遣でも、無駄なく使って、私の作業負担を減らす事だけ考え、売場維持を務めています。
毎度社販なり協力してもらうので、強くは言えず、悪口も言えず、ただ耐えて、耐え忍び、休みがある日を十分満喫して体力の温存と回復に勤めています。
投稿: 第01肉屋 | 2020年8月 3日 (月) 20時23分
組織の大小に関わらず信頼出来る相手はごく一部に限られますね。信頼出来る上司や同僚の存在の大きさは人生を大きく変える事を私も実感して参りました。それどころか今は他社に信頼出来る方々が存在する現実。信頼関係を裏切らないよう襟を正さねばなりませんね。暫くは痺れる日々の始まりでしょうか(笑)。
投稿: dadama | 2020年8月 3日 (月) 11時10分