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2020年8月18日 (火)

信頼関係の発端

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


信頼関係。

  基本は人間同士の心の支え。

時として、個人の方が企業への信頼や店舗への信頼を寄せる場合も使用しようか。

  しかし人間と人間の信頼関係が主たるものであろう。

それでは人間と人間の信頼関係とはどのような経緯で生まれていくのであろうか。

  信頼関係にある人間同士の関係とは。

それは、友人同士、上司と部下、企業のトップとその幹部、仕事上の取引先、ママ友、等、いろいろな人間関係があろう。

  信頼とは問題解決能力のことだと私は思う。

自分にとっての問題や課題を、自分以上にそのことに対して解決能力のある人間に信頼を寄せてお願いすることから始まるのだと思っている。
それは、上記の関係のように、私生活での友達同士やママ友、企業内では上司と部下、トップと幹部、取引先と自分、というような関係の誰でもがその相手となりうるのである。

  特に仕事上での関係は企業人にとっては外せない関係である。

信頼を寄せて自分では解決できない問題を相手にお願いする。
お願いされた側の人間は、その期待を裏切らないという意図で相手に貢献する。

  この関係の積み重ねが厚い信頼関係の構築となっていくのである。

その初動においては、相手を巻き込むという行動が発生するのである。

  解決できない課題に対して相手を巻き込んで取り組む。

相手を巻き込むということは、相手に対しての信頼を寄せているという意図がある。

  その意図が相手に伝わるかどうか。

これは非常に重要なポイントであろう。

  ここに人間関係構築の術があるのではないだろうか。

いわゆる新入社員や人間関係が苦手な人間は、あまり人に頼らずに自分で解決していこうという行動をとる。
それが個人の問題であったり、個人で仕事をしているフリーランスのような方であればそれでもいいだろう。

  しかし我々店舗で勤務する人間はチームで仕事をする。

チームで売場を作り、流れ作業で一つの売場を完成させる。
売場作りだけでなく、そこにはに受け商品の整理や鮮度チェック、商品化と値付け品出しの役割分担等が発生する。

  事前に作業割り当て表に記載はされている。

しかし突発的な業務が発生する場面も多い。

  その時に自分で抱えるかパートさんに振るか。

自分でやるのは簡単だ。
誰にも頭を下げずに、信頼を寄せることなく、自分のペースで取り掛かればいいわけである。

それをその課題に対して自分よりも解決能力の高い(上手くできる)パートさんに対して、信頼を寄せて役割を分けることによって、そのパートさんはその信頼に応えようとしてその業務を引き受け、課題解決に貢献しようとする。

  信頼関係とはそのような瞬間から生まれていくのである。

部門のリーダーとなっていく過程の中で、上記のような信頼関係の構築無しには部門を背負うことはできない。
そしてそれをマネジメントという組織運営能力へと昇華させていくのがリーダーの役割であり仕事なのではないだろか。

  信頼を寄せる、寄せられる。

このお互いの関係が強い絆で信頼関係を結んでいる人間同士の関係であり、まずは信頼を寄せるところからスタートするのである。






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コメント

sakaeさん、コメントありがとうございます。
お互いに相手の問題を解決できる上司や部下。そこから信頼関係が生まれる。よって上司と部下、同僚、更には家族等の人間関係とは相手の問題解決力なのだろうと思います。そして人間関係で揉まれれば揉まれるほどにその真実が理解できるのではないでしょうか。
よって人間関係で揉まれない方法など無いと思っていた方がいいのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年8月19日 (水) 18時45分

てっちゃんさんの仰る通りですね。部下の問題を解決できる上司は信頼されますね。その逆も同じで上司の問題を解決できる部下も信頼されますね。幸運なことに、私はその両方を身をもって経験しています。
てっちゃんさんの仰っていることを分かっていない人が多いのはなぜでしょうか?現場で揉まれた経験がない人には理解できないのかもしれませんね。

投稿: sakae | 2020年8月19日 (水) 12時44分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
自らの言動を振り返って、襟を正す。
上司は常に襟を正し続けているからこそ、自分の言動が他者に影響を与えられるのではないかと思っております。
部下の問題を解決できる上司。
こちらも十分に説得力のある行為かと思います。

投稿: てっちゃん | 2020年8月19日 (水) 00時25分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
しかし所詮店長とは好き勝手にわがまま放題が出来る職位でもあり、そこまでするからには必ず結果を出さなくてはならないというプレッシャーもあり、それだからこそ部下に力を最大限に如何に引き出すかという視点に集中するのではないでしょうか。
新たな人生もいよいよカウントダウンの時期に来たようですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年8月19日 (水) 00時16分

信頼関係の大切さを分かっていない担当者やチーフが多いように見受けられます。愚痴になりますが、私の部門ではサブチーフがあまりにひどく信頼を損なう行動ばかりしています。私はこのサブチーフとは一緒に仕事をしたくありません。部下にそう思われている時点で上司失格だと思います。信頼関係は上司の自律した言動により生まれるものではないでしょうか?人の上に立つということは自らの襟を正すことだと思います。その重みを理解してほしいです。
愚痴になってしまい、申し訳ありません。

投稿: sakae | 2020年8月18日 (火) 20時56分

自分を認め受け入れる環境であればこそ己の最大の能力を発揮して更に信頼関係を深めていくのでしょうね。お陰様で私も好き勝手我儘に人生送ってきたのでこれからは利他の心を少しでも持てるよう新たな人生を歩みたいと思っています(笑)。

投稿: dadama | 2020年8月18日 (火) 12時01分

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