人材育成を考える
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログで「導入」と「深掘り」を記した。
https://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/600797/entries/92108674
「導入」という集合研修と、「深掘り」というOJTでの実践。
この二つを如何に効率よく本部と現場で連携できるか否か。
昔からよく言われる諺には、「良い上司からは優秀な多くの人材が輩出される。
日々のその上司の仕事の姿勢や行動から多くを学ぶ。
その結果として、同様の行動をとる人材が多く輩出され、その人間が更にその輪を広げていくのである。
そして本当の良い上司とは、自分から巣立った部下達に支えられて自分がその上の職位に立ち、彼らに支えられて自分の目指す組織像を実現させ業績を達成していくのである。
上司に引き上げられて職位につくのではなく、部下に支えられて職位につくのが本質であり、その下に付いた部下は幸せであろう。
しかしいつまでも個人的な要因で部下育成を誤魔化すわけにはいかない。
要は、「導入」からの「深掘り」を如何に現場で部下たちの意志を掘り起こし深掘りという行動に向かわせるかが大きな課題と言えよう。
それは人間の器の大きさという視点が必要であろうか。
人間の器とは、受容能力の拡大のことでもあり、供給能力での引き出しの多さのことでもある。
受容能力とは、柔軟な情報の受容力。
供給能力とは、豊富な情報の供給力。
柔軟に情報を相手から受け入れ、豊富に情報を相手に供給する能力の高さが、器の大きさという本質なのではないだろうか。
器という内容を情報受容能力だけに捉えてしまうと間違ってしまう。
情報を受け入れるだけなら、それは簡単なことだ。
しかし大切なのは、その情報から解決策を供給することの方が重要なこと。
器をこのように捉えると人間の行動は変わってくるもの。
導入の目的で様々な研修会に参加することは器の大きさを測る一つの側面でしかない。
そこで学んだ考え方や手法を現場で実践し、自らの手で深掘りをし、課題を解決しようとする人間への供給という流れに持ち込めれば、信頼という器の拡大に持ち込むことができるのである。
それが深掘りをOJTで如何に日々の中で仕組み化していくか。
要は、部下に情報供給能力を日々の実践の中で鍛えていくことにある。
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コメント
sakaeさん、コメントありがとうございます。
→そのきっかけが売る楽しさと売れた喜びではないでしょうか。
その通りだと思います。
売る楽しさと売れる喜び。
これを上司と部下の共通語として起点にしていけば、部下の仕事への追求心が生まれていくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2020年8月20日 (木) 10時09分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
パートさん達からの信頼。
それは上司への共感から生まれていくのだろうと思います。
それは上司が本部やトップからの伝達をそのまま伝えるのではなく、自分の言葉に置き換えて現場の共感を得る表現に変換できるかどうかなのだと思うのです。
それはdadamaさんの得意とするところかと(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年8月20日 (木) 09時44分
てっちゃんさんの仰ることで難しいことは、供給側がいくら情報を供給しても、受容側に受容する器が備わっていないと穴の空いたボウルに水を注ぐ行為になってしまうことではないでしょうか。
一を聞いて十を知るタイプの人であればいいのですが、日々仕事をしていると一を聞いてもその一すら理解できていない人が多いように思えます(自分のことは棚に上げていますが)。受容する器をどう作っていくかも大切だと思います。そのきっかけが売る楽しさと売れた喜びではないでしょうか。
てっちゃんさんの仰ることが実践されれば、人材育成の好循環が生まれますね。
最近の話は今年の2月にあちらの会で訪れたお店の店長が実践されていることだと認識しています。
投稿: sakae | 2020年8月20日 (木) 01時48分
k.kさん同様、最近のレベルに返す言葉が稚拙な私にはなく(笑)。
てっちゃんの言われる事は肝に銘じなければなりませんが相手、特にパートさんには精神論を語ってもなかなか伝わらないのが現実ではないでしょうか。店舗を回す原動力はパートさんですからパートさんの共感を如何に高めて行くのか。
更には来店されるお客様目線に一番近いのもパートさん。パートさん達からの情報収集能力の器を大きくする事も大切なんでしょうね。
私も先ずはパートさんに信頼を得なければ(笑)。
投稿: dadama | 2020年8月19日 (水) 22時28分
k,kさん、コメントありがとうございます。
最近は現場では簡単なことを難しく難しく表現してしまっているので、言葉尻が難しく聞こえてしまっていましたね。
もっと簡単な表現に徹したいと思います。反省です(笑)。
今年のお盆商戦は従来のブログにも書きましたが、個店個店での仮説を立て、計画実践しなくてはならない年だったということですね。
全国的にも地域的にも、企業内でも個店で格差の出た商戦であったと思います。
今後もこのブログを「ハムカツブログ」として大いに吐き出してくださいね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年8月19日 (水) 08時47分
内容が最近レベルが高すぎてコメント書けませんでした(*^^*) 下に持ち上げて貰うのは期待はしません。当社の人間は他からの情報は欲しがりません、何故かはわかりませんが本部からの一方通行の施策が狂うからでしょうか。今年の盆は私の地方では鮮魚、デリカは最悪な結果となりました。昨日反省をデータと自責コメントで書いて提出しました。本部を責める気はありませんが昨年実績に対しての追っかけ送り込みは変更すべきだったのでは?と思ってしまいます。こちらからの情報は聞く耳持たず(笑)騒げば騒ぐほど孤立する現実。コレも会社の器の大きさでしょう。
投稿: k,k | 2020年8月19日 (水) 05時07分