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2020年7月30日 (木)

4連休を終えて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本来であればこの4連休から東京五輪がスタートしていたはずの時期。

  東京五輪が延期にも関わらず4連休は存続。

以前のブログでもこの4連休には触れていた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-25b3bf.html

  ここでは4連休では行楽が復活するであろうとの予測。

しかしその予測は見事に外れた(笑)。
緊急事態宣言の解除からのあらゆる規制への解除ムードの漂う時期でもあったこの時期は、7月の4連休においてはゴールデンウィークのリベンジのような行動になり、我々小売業界も以前のような競争の世界に舞い戻るであろうとの予測であった。

  しかし新型コロナ感染者は緊急事態宣言時以上の最多記録を更新。

せっかくのGO-TOトラベルキャンペーンも二転三転の事態に。
とてもとても安心して行楽など語っていられない状況に陥っている最中の4連休になってしまった。

  当然に我々業界も相変わらずの3密防止対応に明け暮れる。

競争の世界など訪れるハズも無い環境である。

  そんな中でスタートした4連休。

やはり外出や外食、更には行楽に宿泊等も個人個人がそれぞれに自粛して過ごした4連休となったのではないだろうか。

  それは日々のお客様の流れや売上に現れていた。

せっかくの4連休なのに、午前中から夕食の買い出しの為の買い物行動が続く。
それはむしろそれ以前の土用丑の日の火曜日から続いていたような気もする。

  せっかくの4連休だからせめて自宅でご馳走を。

更に、ご馳走+普段の食材も同時に購入されていたようだ。

  よって「野菜類」や「肉類」の動きが非常に活発な4連休となった。

刺身類や惣菜類、そしてお寿司類もそれ相応の動きはあったが、なんと言っても野菜と肉に関しては、かっての3月〜4月の動きを見るような勢いであった。

  まして長雨の続く梅雨空も続いた。

少し肌寒い天候も相まって、生食や涼味類の需要よりもちょっとあったかなメニューへ完全に移行したようでもあった。

  まだまだ内食化から抜けられない外部環境。

その外部環境とは、新型コロナ感染の第二波的な拡大という現実である。
この状況では、小さなお子さんを持つ一般的な家庭であれば遠出には二を足を踏むであろう。

  そしてこの4連休からのお盆商戦への流れ。

この4連休で多少なりとも外出をされた方は多いであろうから、この外出による感染者数は約10日後から本格的に数値となって加算されてくるであろうか。

  要は8月5日ごろから再び感染者数は更に増加してくると見るべきか。

そうなったら、それこそ8月のお盆期間に緊急事態宣言の再発令という事態も考えられるであろう。

  そんな中でのお盆商戦。

お盆の帰省などと言っている場合ではなくなるかもしれない。

  それこそ4月から5月のゴールデンウィーク然となるかもしれない。

そこを読まなければならない今年のお盆商戦。
おそらく、従来の12日〜15日のお盆のピークには大きな変化があるだろう。

  お盆で帰省する地域。
  お盆で帰省される地域。

例年の真逆の流れになることは間違いないであろう。
そしてその前後の日曜日の動き。

  特に16日の日曜日はいろいろな意味で重要だ。

やはり今年のお盆商戦は頭の痛い商戦となろうか。




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コメント

みやさん、コメントありがとうございます。
今年の販促はやり過ぎず、そして周囲に合わせながら決して負けず、と非常に手綱捌きの難しいお盆以降の流れですね。
そしてここからが本気度の違いをお客様に示していくべき時になりましたね。

投稿: てっちゃん | 2020年7月30日 (木) 22時13分

みやです。
今年のお盆商戦はGWと同じようになりそうですね。弊社の場合は、高い売上が毎日続きそうです。
この流れは年末まで続きそうですね。そう考えると普段の商売が大切です。景気の悪化は避けられないので、価格の打ち出しは大切です。それにプラスの提案をどれだけお客様に寄り添い出来るか?
楽しさ、差別化に繋がる商品紹介、メニュー提案、ハレの日の提案、健康提案などなど。自分なりに仕掛けて行きます。

投稿: みや | 2020年7月30日 (木) 21時22分

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