減らない名刺
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
コロナショック以来、名刺が減らない(笑)。
ある意味当然であろう。
我々業界の現場で働く従業員が自分の名刺を配する場面といえば、外部に出て地域の集まりや競合店での新赴任店長等との挨拶、またはスーパーマーケットトレードショー等での業者の方との名刺交換が主だったところであろうか。
そして圧倒的に多いのは外部取引先様が来店された時の名刺交換。
どうしても我々現場に携わる人間は外部に出ていく機会よりも、外部取引先様が店舗に営業等で来店されたときに名刺を交換する期間がほとんどである。
その機会が大幅に減少したということであろう。
たまにみえる外部の方ほど初顔の方はおらず、いつもの顔馴染みの方達である。
よって今更名刺交換もほとんど無い(笑)。
どうも外部取引先関係様も自社や本社からの営業自粛要請を受けていて、どうも従来のような活発な営業活動が出来ないらしい。
一時6月にはその流れも解除へ向かったらしいが、ここにきての感染拡大である。
再びの営業自粛。
やはり取引先本社からもいろいろな意味で営業出張や営業外出を再び控えるよう指導されているという。
彼らも内心沸々したものがあるらしい(笑)。
しかし営業しなくても特段業績にはほとんど関係無い。
彼らの世界にも競争は皆無となっているようだ。
よって、店舗勤務者が名刺を使いという場面は、ほとほと店舗内での取引先様ということになる。
当方はそれ以外にもその他私用にての外部交流もあるが・・・ 。
そちらの方も2月に第22幕を開催以来、全くもってリアルの交流はほとんど無い状況。
しかしこちらの方は、それがダメならこっちでやってみよう、という貪欲さでリモートミーティングなるFacebookのMessengerのビデオチャットを使用しての会合が従来以上に高い頻度での開催にこぎつけてはいるが。
このような状況になってくるといつしか「満を辞して」という心境になってくるものである。
満を辞して、リアルにお会いする。
満を辞して、リアルに飲み会をする。
満を辞して、リアルに店舗巡回をする。
満を辞して、外食にてラーメンをすする。
色々とやってみたいことで夢を膨らます毎日であろうか。
しかし7月に入ってからのコロナ感染者の急増という現実をどう見るか。
重篤者や死亡者の数は急増しておらず、逆に無症状者の数だけが増えているという実態ではあるが、治療薬がいまだ明確に定まっていない現状では、とにかく自らが感染しないことを最優先に生活していく以外には行動の幅を広げることはできない。
“もし自分が感染したらお店はどうなる?”
その恐怖はいつまで経っても消えることは無いであろう。
リモートワークとは無縁のこの業界。
よってリアルに人と接し、リアルに商品と接し、そしてリアルに商売と接するこの業界はまだまだ永遠に大切にすべき原理原則が存在し、そのことによって栄枯盛衰が生まれていくことになるのであろう。
| 固定リンク
「店長の仕事」カテゴリの記事
- 店長の教科書として(2024.09.02)
- ファイブマネジメントの実践(2024.09.05)
- おねだり(2024.08.28)
- チェーンストアの店長として(2024.08.12)
- 改装の目的と効果(2024.08.01)
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そちらの地区も過去最多を更新している様子。そしてひたひたと身近なところまで押し寄せているという恐怖感を感じてしまいますね。
益々度数の高い消毒薬を必要としなければならない状況でしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年7月27日 (月) 21時19分
私もアルコール消毒万全とか粋がっていましたが昨夜知り合いからコロナウィルス感染の連絡があり一気に身近の問題となりました。暫くは品行方正に振舞いたいと思います。益々アルコールの家庭内消費は増えそうですが(笑)。
投稿: dadama | 2020年7月27日 (月) 08時51分