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2020年7月13日 (月)

自分を知る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人間、自分の事が一番知らないものである。

  だから自分を棚に上げて色々と他者を比較するものである。

しかし自分を客観的に把握して、そこから他者との比較の中から自分の強みや弱みをしっかり認識し行動している人は少ないのではないだろうか。

  それだけ自分の存在とは自分が一番わかっていないということだ。

そんな意味も込めて、先日のブログは自分のキャリアを詳細に振り返ってみたのである。

  自分はどんなキャリアを経て今に至っているのか?。

それには、そのキャリアを年齢順に記載してそこで学んだことも含めて記載しておく必要があろう。
そのことによってより詳細に、あの時のあの人から学んだ事実、を明確に思い起こさせてくれるのである。

  その時の状況や感情がそこには必ず存在するもの。

その過去からのキャリアが今の自分を形成しているという事がよくわかるのである。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-3c4bc4.html

そして同じ事が自分の店舗にも言えることであるのだ。

  競合店のアラはよく見えるもの(笑)。

しかし、そのアラとて自分のお店と比較してどうなのか?。
逆に競合店から見れば、同じアラを自分のお店以上に感じていたりするものである(笑)。

  なぜ自分が見えなくなってしまうのだろうか?。

視点であろう。

  いろいろな視点の角度が不足してくるとそうなるのである。

よって、一つの企業に長年勤務したり(転職せずに)、同じお店で長年勤務したり(転勤せずに)して同じ視点で自店を中心に見ていると、いつしか自分に宿る「思い込み」に支配されてしまうのであろう。

  自分の理想。

その理想に部下たちが応え、その通りに売場が運用されてくると、いつしか進化を忘れてしまい、

  “どこよりもこの部分は当店の一番の強み”

当初はそうだったかもしれないが、同じ目線で見続けていくと、いつしか自分に宿る思い込みに支配されていくのである。

  “どこよりもこの部分は当店が一番に決まっている”

その思い込みに縛られ、競合店を見なくなり、自己満足の世界に浸っていくのである。

  なぜならば、それが一番楽であるからだ。

逆に言うと、自分を知る、といことはある意味自分にとっては苦痛なのかもしれない。
人間、苦痛を伴うことに関しては避けて通りたいものである。

  しかし苦痛を伴うから成長するのでもある。

私も自分のキャリア(過去)を振り返ってみたときに、決して心地よい時ばかりの思い出ではなかった。

  思い出したくない思い出のあるお店も何店舗かあるものだ。

それは、一番初めにチーフになったお店とか、一番初めに店長になったお店の思い出。

  経験不足から来る不備と職位の本質を知らずに乗り込んだお店。

しかしその苦い経験があるからこそ、その次のお店では以前の痛みを糧にしていい思い出に変わるのである。
そんな自分の過去を振り返って、今の自分を知ることは重要なこと。

  そして同様に自店を知ることは更に重要なこと。

自店を知り、競合店を知る。

  競合対策の全てはそこから始まるのである。







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コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
まさに、意外です。
そんな傲慢なかおるさんの上司をしてみたかったですね(笑)。
そんな部下と仕事をすることが私の今の最大の楽しみでしょうか。
そして何故か現実も似たような(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年7月13日 (月) 22時09分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
踊る阿呆に見る阿呆。
ではないですが、
捨てる阿呆に拾う阿呆という例えでしょうか(笑)。
但し、拾われると言うことはそこに特別の輝きを見出したからだと思われます。そんな阿呆同士のつながりが最後はものを言うのでしょうか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年7月13日 (月) 22時05分

k,kさん、コメントありがとうございます。
泥臭さを好むお客様は目利きのある方なのだと思います。要は自分の目利きで売り場から掘り出し物やお宝を見つけたいと思っている人。よって、ごちゃごちゃしていて買いづらいのだけれど、よ〜く売場をみるとその中にどこよりもお買い得な単品が一つだけあったりするもの。これはきちんと整備されたお店には決してないので、そこが面白くない、と言う評価になるのではと思います。
難しいですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年7月13日 (月) 21時54分

かおるです。
私は今でこそ温厚な人柄で売っておりますが、若い頃はそれは傲慢で鼻っ柱が強く、直属の上司などはめちゃくちゃ扱いづらかったと思いますね。
自分の商売スタイルにもそこそこ自信を持っていたので、「自分の強みが自店の強み」くらいに思っていました。
その後の移動等で上には上がいることを知り、かつての自分を恥じるとともに競合店や自社他店から謙虚に学ぶねばならないと思いました。
過去の自分を振返り、今の自分を知る。
大切なことですね。

投稿: かおる | 2020年7月13日 (月) 19時14分

今、私の置かれている環境が正にその通りでしょうか。パートになっても店長+バイヤー+スタッフの経験を活かして頂けそうな出会いに感謝です(笑)。改めて私は仕事馬鹿にしかなれない人間なんだと痛感しましたよ。
明日も楽しい休日となりそうです(笑)。

投稿: dadama | 2020年7月13日 (月) 14時50分

主夫も兼ねて?スーパーで仕事してるので、自店はもとより近隣競合の強み弱みも鮮魚問わず見てるつもりです。第三者の視点でみないといけませんね。他所の良い所を真似できるところは勝手にやってますがコンプラ絡みや会社として大人の事情で出来ない事も多々。やはり東の鳩社さんはレベルが高いですねー  しかしコレも個人の意見。ウチのご近所さんは、何かつまらないから行かないと。泥臭く売る店がお好きな様です。ウチは中途半端(笑)好みも三者三様。 客観的に見ると色々見えてきます。又、皆さんでMRできる日を楽しみにしています(^o^)

投稿: k,k | 2020年7月13日 (月) 09時06分

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