« まゆゆの引退 | トップページ | 変わる休憩室 »

2020年6月 8日 (月)

教育の原点

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


部下教育。

  いろいろな視点からの教育があろう。

入社前や昇格時に学校方式で受講者を前に先生と生徒の関係での一方通行な教育もあろう。
しかし、そんな場面は年に数回、そして経験を重ねる毎にそれは数年に一回のレベルに減少していく。

  この業界は部下教育のほとんどはOJT形式で進められていく。

そして部下のほとんどは、店舗の上司である店長やチーフから日々の仕事を通して色々と学んでいくことになる。

  日々の仕事が教育なのである。

上司の仕事ぶりが部下にとっては大きな影響力を受け、後々に部下の目指す具体的な姿となって確立されていくのである。

  特に上司と出社日が重なった時が最高の学びの場となるのである。

同じ部門であれば、上司の行動が即目標となって即取り入れ自分の行動を矯正してくれる。
よって、出来るだけ部門のチーフとは出社や出社時間を同じくして在店時間のほとんどを上司と共有できる時間にしたいものである。

部門での部下育成はこれでいいだろが、店長とチーフ(主任)においての教育は店長の行動だけで何も伝わらないであろう。

  重要なのは考え方。

特に何も無い平和な日々の連続で業績も達成できていれば問題は無いが、業績が良いということはもう既に何らかの手を打っており、その手が業績という数値に連動しているからであり、それ以前にそのチーフ(主任)とのコミュニケーションがもたれていたという前提でもある。

  業績対策。
  競合出店。
  災害警報。
  相場下落。
  相場上昇。

等々、何もしないで何も打ち合わせをしないでも何ら問題のない時は良いが、そんな時ばかりではなく、仕事には必ず上記のようなアクシデントや発生するものである。

  この時ほど部下教育に適した時は無い。

こんな時ほど、上司のアクシデント対応力が試されるのであり、その対応力が最高の教育の場なのである。

  例えば競合出店。

どんな企業がどの場所にどの規模でどのような品揃えで、出店してくるのか?。
そこから情報収集が始まり、自店としてどこをどう強化して対応するのか。

  その時に重要なことは?。

それは、通常であれば店長の頭の中で構想を練り、頭の中で具体策を抽出するのであろうが、これを全体像として全チーフ(主任)に伝達することにある。

  全体的な競合対策の構想から降りてきた自部門を見れること。

これが部下教育には大きなメリットとなる。

  一致団結する力とそのポイント。

それがこの競合対策の中に全て網羅されているからである。

  競合出店は自店強化の「砥石」。

よく言われる言葉であるが、指を咥えて見ているだけでは砥石どころか「刃」も丸刃になってしまう。
全員の力で、切れる刃として研ぐにはそれぞれの役割を明確にして、確実にその役割を果たさなければならない。

  それをオーケストラの指揮者の如くにリードする。

故に、店舗が一つの商品の如くに競争力のある名匠のような切れ味を発揮するのである。

  そして教育の原点とは?。

それは、部下一人一人が自ら考えて自ら目標を立て、その目標に向かって自らのロードマップを描くことにある。

  そんな部下を一人一人育てる事が、教育の原点。

だから、一人一人違うのである。
そして、その一人一人と対峙出来るのが、店舗の店長という個店の役割でもあろうか。









|

« まゆゆの引退 | トップページ | 変わる休憩室 »

部下育成」カテゴリの記事

コメント

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
自己責任でお願いします。
冗談です(笑)。
勘違いされては困りますが、第01肉屋さんを責めているわけではありません。
現場で頑張る主任の揚げ足を取る姿勢がくだらないと思うのです。
ただしそれでも上司は上司。そのような要求に応えようとする行動が自分をワンステージ押し上げることにもなるものです。“それで?”と思いながら行動は対応する姿勢が大切でしょうか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2020年6月 9日 (火) 23時05分

嫌われることを気にし過ぎていました。
「それで、」と話しを促すように心がけるようにします。

投稿: 第01肉屋 | 2020年6月 9日 (火) 07時36分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
上司より早く出社し遅く退社する。
素晴らしい習慣です。その姿勢こそが自らを鼓舞し、上司の姿を完璧に把握でき、そして気合と根性と体力が身についていくものです。
気合と根性。
それは自らを鼓舞する言葉でもあり、やるときはやるし遊ぶときは遊ぶ、という愛という言葉にも置き換えられる合言葉ではないでしょうか。徹夜するときは徹夜もするが、皆で飲むときは徹夜で飲んでお互いの意思を確認し合うというチームプレーであり、その成功体験を積んだ人間でなければわからないワードとその意味ではないでしょうか。
気合と根性で成功体験を如何に積ませるか。数の問題なのです👍。

投稿: てっちゃん | 2020年6月 8日 (月) 23時04分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
上司は部下の人生を背負う。
まさにその通りですね。
それは上司としての覚悟でもあり、その前提が崩れなければ、部下に厳しく接してもそれも教育だというお互いの信頼につながるのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年6月 8日 (月) 22時59分

第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
k,kさんとは真逆の上司ですね(笑)。
そして部下が努力して結果を出しているのに逆にそこを突っ込む。第01肉屋さんには本当に申し訳ありませんが、「くだらな過ぎる」と言いたくなります。
無給だろうがなんだろうが、受け取る方が結果的にその上司とのコミュニケーションで達成感を得られるかどうかが最大のポイントですから、後ろ向きの関係は作りたくないですね。

投稿: てっちゃん | 2020年6月 8日 (月) 22時56分

k,kさん、コメントありがとうございます。
記憶に残る上司というのは「言いっぱなし」ではなく、言ったらそのチェックでありフォローでありをする上司のことですよね。そしてそこには必ず未来へのロードマップが描かれているから上司とのコミュニケーションは非常に参考になるもの。
そんな上司と一人でもいいから巡り会えたらラッキーではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年6月 8日 (月) 22時51分

最近は上司よりも早く出勤し、上司よりも遅く退勤しています。不思議と長時間働いていても苦になりません。当社は気合と根性と体力がないと勤まらないですね。
こういった精神論は今の若い人達には伝わらないようです。どうやったら今の若い人達に伝わるのか上司とよく話をしています。伝わる人達には伝わる、伝わらない人達には伝わらない。伝わらない人達をどう教育するのか、悩ましい問題です。
精神論は今の世の中では過去の遺物なのでしょうか?

投稿: sakae | 2020年6月 8日 (月) 20時38分

各社色々なマニュアルが有ると思うのですがマニュアルを教え伝えるのにも人間の個性が影響しますからね。部下は上司を選べない。上司は部下の人生や将来を担うと言う責任感は常に持っていたいですね。

投稿: dadama | 2020年6月 8日 (月) 20時01分

日々勉強です。お金を払ってもいいから学ばされてもらっている気持ちで主任してますが、
今日、問題だらけだった残業時間の差が20時間も少なかったので問題に上がりました。サービス残業のし過ぎと初の主任ということで最初の残業時間を29時間MAXで考えていたのが、サーザンしまくりで残業減らせ減らせと言われ総労働時間を減りに減らし遂に、残業10時間の設定で30日を迎えて20時間も差が開いてしまった理由を書かないといけないことに・・。
実質40-50時間の残業を10時間であげているのに、残業時間の差が5時間以上だと評価に関わると急に言われて、今更どうしようもない焦りしかありません。
ボーナスでなくなるんじゃ・・って不安しかありません。思い出せ俺。
【日々勉強です。お金を払ってもいいから学ばされてもらっている気持ちで主任】
うぉぉ、今日も無給労働じゃー!

投稿: 第01肉屋 | 2020年6月 8日 (月) 19時25分

過去に色々な上司の下に付きましたがだいたいは自分の意思を一方的に伝えてきました。ときには力づくで(笑)はいはい解りましたやりますよーと従っておりますが、ある店長は違いました。青果出身で自分の魚の解らない知識をよく質問されました。本当は知っていて試されていたのかも知れません。計画にしてもストーリーをよく聞かれ夕方に進捗確認。店内放送が得意な方でしたのでバックアップもして頂けました。半年しか一緒に仕事しませんでしたが自分の中ではNumber1の方です。歳も近かったのですが唯一の尊敬できる現社の元上司です。

投稿: k,k | 2020年6月 8日 (月) 07時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« まゆゆの引退 | トップページ | 変わる休憩室 »