競争の復活
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
6月も後半。
来月へ向けての販売促進を検討する時期。
そもそもこの時期に来月の話をするのは遅すぎるのであるが、ここではコロナ対策として従来から行ってきた販促面での変更点、例えば毎週実施している曜日サービスや毎月一回の恒例の販促強化デーであったり、年に何回かの創業祭等の販促関連のイベント。
更には閉店時間をどうする等々の自粛解除の検討。
今までの近隣の競合店の流れを見ると、4月後半から5月上旬に関しては、大型ショッピングセンターでは食品以外の小売業は営業時間を大幅に短縮したり営業自体を自粛したり。
本当に食品スーパー以外は営業を自粛していた感じ。
5月後半から食品以外の小売業も徐々に営業再開に至ったが、相変わらず外食産業は営業を自粛するムードが漂っていた。
よって、5月に入ると我々食品スーパーも3密回避を目的にチラシの廃止や目玉品の廃止、更には上記に掲げた毎週の曜日サービスや毎月一回の集客イベントをことごとく中止をしてきた。
単に来店されるお客様に定番価格での販売。
そんな時期が5月月間であり、それが6月に入るとチラシが徐々に復活し始めては来た。
また、営業時間も徐々に通常営業の戻す企業も多く見受けられるようになってきた。
但し、まだまだ足並みは揃ってはいない。
それは、コロナ感染予防においての政府の緊急事態宣言の発令、そして解除、更には外出自粛要請の発令や解除、県を跨ぐ外出自粛でありその解除と同時並行的に進められてきたのであり、各県のコロナ感染者の数によって各県ごとにバラバラの対応がされてきたのではあるが、やはりこれだけ情報が日本中に広まるわけであるから、東京都を中心にした情報とそれと連動した政府の発令解除という報道に左右される部分は大きいであろう。
そして今は外出や移動、そして営業面でもほとんどが解除された。
しかしとは言っても、未だに東京都を中心に全国での感染者は一向にある一定の数値からの改善は進んでいないようにも思える。
そんな状況背景を受けながらの7月商戦。
前半は梅雨時での暮らしの提案、そして土用丑の日でのうなぎの販売促進、その後は本来はオリンピックの開催日に合わせて祝日を重ね合わせた「海の日」「スポーツの日」の祝日からの4連休の存在。
おそらく梅雨明けのこの4連休は行楽が予想されるであろう。
本来であれば4月後半からのゴールデンウィークという行楽シーズン到来のタイミングでの外出自粛要請の発令。
「ステイ・ホーム」とは今年の流行語候補であろか。
そのリベンジが7月の4連休に移行する気配は大きい。
よってここで行楽地は大いに期待しているであろう。
ゴールデンウィークに来店されなかった地方の行楽地では、この4連級から始まる夏休みでの家族での行楽に大いに期待しているのではないだろうか。
そのような環境へ向かう7月。
そして我々食品スーパーも、2月から6月にかけては緊急事態宣言以降も営業を許された数少ない業界であるが、再びそこからこの業界内での競争の世界に突入していくのであろうと思われる。
私の大好きな競合店との戦い(笑)。
ハッキリ言って、このコロナショックの時期は上記のような競合対策など何もしなかった。
むしろ抜きん出て派手な販促を控えてきた時期でもある。
全ては3密防止のため。
どちらかというと、3密防止という旗印の下に、従来から取り組んできた競合対策であったり売価合わせであったり、集客の為の販促行為を全て放棄して、とにかく定番価格でもいいから普段通りのあるべき品揃えをしっかりすることを優先し、更には3密にならぬような配慮を販促面からも後押ししたという流れであろうか。
結局はそれが販促面で何も手を打たなかったという結果である。
しかしそれでも売上面では何も心配することは無かった。
しかしそれも6月いっぱいであろうか。
7月からは競走という視点での仕事の仕方を取り入れていくべき時期に来たのだと思われる。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
移動の解除や外出の解除に伴い、3月〜4月の3密と呼ばれる店内のでの混雑はほとんど解消され、今後は販促の強化度合いを手探りで恐る恐る歩いていくことになるのだろうと思います。
その手探りの度合いと競合対策の度合いが今後の焦点でしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年6月27日 (土) 23時20分
全うな競争環境。日頃は厄介と感じても戦えなくなるのは仕事の熱意にも影響しますからね。
熱意や注意を本来の相手ではないウィルスに全力を尽くすのは本意ではありませんから。
と言うものの東京をはじめ第二波の兆候もちらほらと。しばらくはコロナに振り回される日々が続くのでしょうか。
投稿: dadama | 2020年6月27日 (土) 13時52分