発信力
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
新型コロナウイルスが蔓延していく過程でいろいろなワードが発信されてきた。
その中での新たな横文字の出現頻度が高まった。
現在であれば、エッセンシャルワーカーやソーシャルディスタンスというワードによって社会がいろいろな場面で行動している。
ウイルスの拡大期においては、ロックダウン、クラスター、オーバーシュート、パンデミックなるワードがどんどん登場してきた。
どういう意味?。
ロックダウンは封鎖、クラスターは集団感染、オーバーシュートやパンデミックは爆発的拡大。
このように、横文字とは言え日本語に訳される言葉ばかりである。
それに対して防衛大臣の河野太郎氏が苦言を呈した。
“なぜもっとわかりやすい言葉を使わないのか?”
確かに!。
その時は確かにそのように思ったものだった(笑)。
しかしその後も、東京都知事をはじめ大阪府知事や各県知事が横文字にての宣言を発信し続けた。
「ステイホームウィーク」
ゴールデンウィーク期間中における人々の外出自粛要請を、ゴールデンウィークではなく今年は「ステイホームウィーク」と表現して国民の共感を誘い、そこからステイホームというワードがいろいろな方面に波及効果を高めていったのである。
横文字の発信力。
改めて、今まで聞いたことのないワードに対する関心の高さがそのワードの発信力につながるのであろし、そこからまた新たな発信が連動していくのであろう。
そいういう意味では、東京都知事が外部の苦言にも屈せずに横文字を使用し続けて発信し続けたのには、都知事の強い思惑が感じられるのである。
“なんとしても国民に強烈なメッセージを伝えたい”
そんな思惑が、彼女をして横文字に拘り続けたのであろう。
そして、その横文字はわかりづらいとは言うものの、現代のSNSに乗って広がっていったのである。
発信力。
これは、皆がわかりやす従来からのワードでは今ひとつ発信力が弱いのかもしれない。
分かり易いということはスルーし易いということだ。
売場も同様であろう。
従来と同じ陳列場所に、同じ状態で陳列されている新商品があったとしよう。
これでは目的を持たないお客様はスルーしてしまいがち。
如何に目立たせるか。
逆に言うと従来には無い売場や陳列法で目立たせること。
同様に、発信力の強い言葉とはどう言うことか。
そこに今回の「ステイホーム」等の横文字の開発があるのかもしれない。
リーダーとして店舗として企業としての発信力。
意識していきたいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
代官山のお洒落パーティ。
誰もが安心して集える社会的環境と心理的環境。
とは言いながら昨日のリモートでは事業所内の休憩室の実態が明かされていくという厳しさ。緊急事態宣言解除とは反比例しながら我々業界の安全対策は厳しさを増していくような気がしてきました。
投稿: てっちゃん | 2020年5月27日 (水) 06時51分
私達の間で一番のヒット横文字は「リモート」でしょうか。飲兵衛集団のエッセンシャルソフト?ツール?となりましたね。
緊急事態宣言も解除、緩和されいよいよリアルに乾杯出来る日も近いでしょうか。
先ずは代官山のオシャレパーティーからですね(笑)。
投稿: dadama | 2020年5月26日 (火) 07時12分