第二波に備える
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
全国の感染者も激減。
ゴールデンウィーク期間中の徹底した自粛の効果であろう。
しかし、緊急事態宣言下での国民への要請は経済活動と相反するものであり、その経済活動の再開も同時並行として実施して行かねばならない。
そして今後とも意識しなければならないのは第二波であろう。
これはいろいろな専門家の方も口を揃えて発しているのである。
第二波は必ず来るよ。
その時期に関しては、いろいろな時期が挙げられている。
7〜8月に到来する。
冬の12月頃に到来。
等々の意見が交錯する。
理由としては、緊急事態宣言の解除後に全国で外出等が頻繁になり、そこから第二波が生まれるという論拠。
更に、ウイルスは低温で乾燥された状況において活性化する性質があることから、今後日本の気候が夏から秋、そして低温乾燥状態になる12月以降の冬の時期に再びウイルスの活動が活発になるという論拠である。
第二波とはどのように到来にするのであろうか。
その前に、日本が諸外国、特に欧米と比較して感染者、死亡者が少なかった要因はいろいろあるが、日本人の特性としてのマスク着用の習慣化と他人との握手という慣例が少なかったことが日本という国において感染が爆発的にならなかった要因であることは理解できる。
よって第二波に備えた新生活様式の定着は必須であろう。
よって我々小売業の販売様式であったり衛生管理、働く従業員の健康管理はこのコロナ禍によって確立された様式が継続されるであろう。
とは言っても規制の解除による人間の交流は復活する。
爆発期以前のようにウィルスに対する甘い考えはもはや無いであろうが、一番考慮しなければならないのは家族や企業内、組織内でのクラスターが最大の懸念となるのではないだろうか。
これだけ、ソーシャルディタンスが叫ばれ、個人個人の衛生管理と人と人との距離が保たれた状態が当たり前になってくると、飛沫感染以上に接触感染のリスクが高まるであろう。
となると、同じ空間で時を共にする場面のリスクの確率の方が高まっていくということであろう。
家族と過ごす空間、同僚と過ごす空間。
それも、今まではエッセンシャルワーカーと呼ばれていた医療従事者、食品販売業、金融関係、JR従事者等の方々である。
我々業界においても他人事ではないであろう。
緊急事態宣言が解除され、食品スーパーに集中するお客様も以前よりは緩和されたとは言え、来店客数は依然として多く、それに応じて働く従業員も従来以上に増加する可能性はある。
従業員同士の感染防止。
我々業界はどうしたってリモートワークなどあり得ない。
リアルに現場で商品製造、陳列、そしてレジにて精算業務にあたる業務である。
お客様からの感染から従業員同士の感染防止。
そんな新たなステージに入っていくのであろう。
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コメント
第01肉屋さん、コメントありがとうございます。
記載されている内容を見ると、相当現状把握をされているようですね。
チーフという部門のリーダーとしてこのコロナの状況において自社や自店、そして自部門がどのような行為と売場作りをして、結果的にどのよな数値トレンドが導き出されるのかをしっかり検証してください。この検証が必ず第01肉屋さんの腕を上げてくれるでしょう。
投稿: てっちゃん | 2020年5月24日 (日) 22時10分
来店客数の低下と営業時間の短縮による営業利益の悪化、そして売変による荒利の低下が現在の大きなうちの問題だと思います。
足場を固めることを方針で言われました。
地元スーパーで近隣のお客のうち28%弱のお客しかまだ来店されていない。
近いのにうちのスーパーで買い物をしない理由ではなく、買い物に来店する可能性を上げる。ことが上期の目標なのかな。(店長の)
競合と競合と挟まれての戦いで、そもそも勝負に出てないし、諦めムードで今は足場を固めている状況なのでお店の修復時期と感じています。戦うのは数年後、その頃にはコロナは落ち着きと取り戻し、客数は元々固定されているものが+200人は増加するかー200減するか店長の手腕と売場の回転率に掛かっているかと思います。
機材、冷蔵庫など修復できるものは自分らで、エアコンや駐車場のライン引きなどお金が50万~150万かかるものはお金があるうちに修復にしようし、人件費削れるなら俺みたいにタダ働きさせたり、それで俺を主任にしたんかい・・って感じを感じたりしますが、任せられた以上良い経験を悪い経験を両方身につけて、臨機応変に即対応できるようになりたいです。
投稿: 第01肉屋 | 2020年5月24日 (日) 21時43分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
この一週間の日本の感染者数の激減と累計感染者数は海外では話題になっているようですが、その理由は謎に包まれているとか。
でも中国以外では日本がプリンセス号での対応で世界で初めてコロナの脅威から学んだ国であるとも思っています。
そこから日本という国の特性を冷静に見極めて割り出した対応は的を得ていたと言わざるを得ませんね。
そしてリアルな飲み会から毎週開催のリモートミーティングへの変遷。
6月はリアルに限りなく近づいたリモートを開催したいものですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2020年5月23日 (土) 23時08分
緊急事態宣言による3密抑制が効果あったとすれば緩和により必然的にリスクは高まるのでしょうが経済を止める事は出来ないですからね。今日も東京は感染者2人と劇的に少なくなったのは評価せねばですし、感染対策も色々と打って来ましたから対策を続けながら緩やかに平常に戻っていくのでしょうか。マスクやビニールシート等の飛沫感染防止対策はまだ暫く続くでしょうし、リアルな飲み会ももう少し先になるでしょうか(笑)。
投稿: dadama | 2020年5月23日 (土) 21時22分